【飛鳥II 世界一周 ランドツアー ブリュッセル 4-2】グラン・プラスは何度見ても素晴らしいです
飛鳥II 世界一周クルーズ 45日目の2024年5月19日 、ランドツアー「パリ滞在 3泊4日」に参加していました。
朝にパリを列車で出発してブリュッセルに到着し、バスで市内を移動しました。
ランドツアー 4日目のグラン・プラスとその付近での出来事について、お話します。
おひる
いどう
バスを降りると、すぐにスペイン広場にあるドン・キホーテとサンチョ・パンサ像がお迎えしてくれました。
この像は、マドリッドのスペイン広場にあるドン・キホーテとサンチョ・パンサ像のレプリカだそうです。
ちなみにドン・キホーテの物語が書かれた17世紀初めは、ブリュッセルはスペイン領土でした。

同じスペイン広場に、ハンガリー出身の音楽家 バルトーク・ベーラの像もありました。
この像は、ハンガリーの首都ブタペスト市が1995年にブリュッセルに寄贈したものだそうです。

通りを歩いていくと、あちこちに植物が吊るされていました。
おしゃれでかわいいです。

こちらは、ギャルリー・サン・テュベールです。
1847年に完成した、ヨーロッパで最も古いショッピングアーケードのひとつだそうです。
格式も歴史も感じられる空間でのショッピングやカフェタイム、楽しそうです。

らんち
昼食は、1893年創業のムール貝料理の老舗レストラン「Chez Léon」でいただきました。

お店の内装がかわいくて、ランチに向けてワクワク感高まりました。

ベルギー料理の定番であるムール貝、ビール、ワッフルいただけて、嬉しかったです。
大きい鍋いっぱいにムール貝がドーンと出てきた時には、「全部食べられるかな・・・」とびっくりしましたが、美味しくてペロリと全部食べてしまいました(笑)。
ちなみにムール貝は、空になった貝殻をトングのように使って、他の貝の中身を挟むと食べやすいです。

ビールは、「Chez Léon」オリジナルのビール「La Léon」でした。
ベルギーのビールは、そのビール専用のグラスで提供されます。
「このビールはこの形のグラスで飲むとおいしいのか〜」と思いながら飲むのがとても楽しくて大好きです。
ぐらんぷらす
グラン・プラスは、「世界で最も美しい広場のひとつ」として知られる、ブリュッセルの中心にある広場です。
広さは約110m×70mで、市庁舎、王の家、様々なギルド(商工業者の間で結成された職業別の組合)の建物がぐるりと取り囲んでいます。
有名な作家 ヴィクトル・ユーゴーが「世界で最も豪華な広場」、フランスの詩人ジャン・コクトーが「豊穣なる劇場」と表現したことでも有名です。
1998年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
17世紀以前は、グラン・プラスの建物のほとんどが木造建築でした。
しかし、大同盟戦争中の1695年にフランスのルイ14世の軍隊による砲撃で、市庁舎以外のほとんどが破壊されてしまいました。
その後、様々なギルドが協力し、石造りで建物を再建したそうです。
いきをのむ
グラン・プラスに入ると、息をのむような、唯一無二の空間が、そこにありました。
実は、私は2度目に来たのですが、初めて見た時と変わらない、何度見ても変わらない、壮麗な景色に胸が熱くなりました。
またここに来れた幸せが、うわぁって溢れていきました。

広場をぐるっと一回りした動画、よろしければご覧ください。
ギルドハウスは、それぞれの建物の外壁に飾られたレリーフなどによって、そのギルドのシンボルが示されていたり、建物の名前が付けられていたりします。
下記、各建物の名前に付けているリンクはフランス語Wikipediaのページですが、細かい部分の写真がたくさん掲載されてて興味深いので、よろしければご参照ください。
しちょうしゃ
まずは、砲撃を生き抜いた、『市庁舎(Hôtel de Ville)』からお話します。
こちらは、15世紀に建てられたフランボワイヤン様式(後期ゴシック様式の一様式)の建物です。
左翼→右翼→中央の塔 の順に建てられ、完全左右対称にならなかったそうです。
言い伝えによると、この建物を設計した建築家は、建物の左右非対称に気づき、塔のてっぺんから飛び降り自殺してしまったそうです・・・。

96mある塔の頂上には、ブリュッセルの守護天使である竜を打ち倒す天使ミシェル(Michel)像が飾られています。
市庁舎は大きく重厚感があり、まさにグラン・プラスを見守っている風格が漂っていて、とてもかっこいいです。
おうのいえ
市庁舎の向かいにあるこちらの建物は、12世紀以降パン市場として賑わっていた木造建築物でした。
15世紀には石造の建物となり、ブラバント公の行政機関が置かれたことから『公爵の家』と呼ばれるようになりました。
その後、16世紀半ばに当時のブラバント公がスペイン国王になり、『王の家(la Maison du Roi)』と呼ばれるようになりました。
が、実際に王が住んだことはないそうです。

現在、この建物は市立博物館となっており、歴史的なタペストリー、彫刻、陶器、小便小僧のオリジナル像や多くの衣装などが展示されています。
建物の装飾や青銅の像の繊細さに感心しながら、まじまじと眺めてしまいました。
にしがわ
広場の西側には、ギルドハウスが6つ並んでいます。

(※『』が建物の名前、[ ]が昔の用途)
1番右:『スペイン王(Roi d'Espagne)』[パン屋同業組合]
中央にスペイン王カルロス2世の像、入口にパン屋の守護神である聖ユベールの胸像があります。

右から2番目:『一輪手押車(La Broouette)』[油商同業組合]
1階と2階の間にある楕円形のプレートに、チーズなどを運んだ手押し車が描かれていることから、この名前が付けられました。
建物の上部には、油商の守護聖人であるジル像があります。

右から3番目:『袋(Le Sac)』[高級指物師、樽屋同業組合]
かつて高級家具師たちが住んでいた建物で、外観が彼らの道具で飾られています。
建物の頂上にはコンパスが置かれた地球儀があり、入口上にはブドウの収穫者たちと大きな袋のレリーフがあります。

左から3番目:『雌狼(La Louve)』[射手同業組合]
建物の頂上に、灰から蘇り炎の中から現れる不死鳥がいます。
これは、広場が砲撃から再び蘇ったことを象徴しているそうです。
ペディメント(屋根の三角部分)には アポロン像があり、建物下部に雌狼に育てられたロームルスとレムスのレリーフがあります。

左から2番目:『小角笛(Cornet)』[船頭同業組合]
建物の頂上には獅子2匹とネーデルラント王の紋章、その下にイルカに支えられた台座に立つ船乗りがいます。
屋根部分は、船尾の形にデザインされているそうです。
入口上に角笛のレリーフがあります。

1番左:『狐(Le Renard)』[小間物商同業組合]
建物の頂上には守護聖人ニコラの像、入口上には狐がいます。

上記以外にも、それぞれの建物にはいろんな像や彫刻が飾られていて、それぞれの意図に思い馳せながら見ていると、とても楽しいです。

きたがわ
広場の北側東寄りにある6つ建物です。

(※『』が建物の名前、[ ]が昔の用途)
1番右(低い建物):『鹿(Cerf-Volant)』[民家]
1階に鹿の看板と鹿の角で縁取られたレリーフ、側面に狩猟犬から逃げる雄鹿のレリーフがあります。右から2番目:『ジョセフ(Josef)とアンナ(Anne)』[民家]
1階上部分に「JOSEF」「ANNA」と書かれたレリーフがあります。
ベルギーのショコラティエといえばゴディバ(GODIVA)ですが、この建物の1階に本店があります。右から3番目;『天使(L'Ange)』[民家]
左から3番目:『黄金の汽艇(La Chaloupe d'Or)』[仕立て屋同業組合]
建物の頂上にローザーヌの司教の聖ボニファティウス像があり、その手に持っている盾には仕立て屋の道具のハサミがあしらわれています。
入口の上には、仕立て屋の守護聖人であるクレモナの聖オムボンの胸像があります。

左から2番目:『鳩(Le Pigeon)』[画家の同業組合]
「レ・ミゼラブル」の著者として有名なヴィクトル・ユゴーが、フランスから亡命後に住んでいた場所として有名です。
ユゴーは、ナポレオン3世の糾弾する「小ナポレオン」をここで出版しました。
この建物の1階にあるノイハウス(Neuhaus)も、GODIVA同様ベルギー王室御用達のショコラティエです。1番左:『ブラバン公の武器(Aux Armes de Brabant)』または『黄金の商人(Le Marchand d'Or)』[陶器商人の同業組合]
入口上に、ブラバン公の紋章があります。

こちらは、広場の北側西寄りにある5つの建物です。

右から、『兜(Heaume)』、『孔雀(La Paon)』、『小狐(Petit Renard)と柏の木(Chêne)』、『聖バルブ(Saint Balbe)』、『ロバ(Ane)』と呼ばれています。
全て昔は民家でした。
ひがし
広場の東側にあるこの建物は、歴代のブラバント公の胸像が飾られているため、『ブラバント公爵の家 (Maison des Ducs de Brabant)』と呼ばれています。
が、実際に公爵が住んでいたことはないそうです。

正面はイタリアの影響が強いバロックのイタリア・フラマン様式に変化をつけたコロサル様式ですが、駒形の屋根はフランスの影響を残しているそうです。
昔は仕立て屋や製粉業者、大工、彫刻家・石工・左官・スレート採取工の同業組合が利用していましたが、今はホテルやレストランになっています。
ここに宿泊できたら、グラン・プラスを堪能できて素敵だろうなぁと思いました。
みなみ
広場の南側東寄りにある5つ建物です。

(※『』が建物の名前、[ ]が昔の用途)
1番右(低い建物):『星(L'Etoile)』[地方行政官の家]
この建物が、最古のギルドハウスだそうです。
屋根の上に金色の星があります。
1階にある像がとても有名なので、後ほどお話します。右から2番目:『白鳥(Le Cygne)』[酒場、肉屋同業組合]
入口上に白鳥の像があります。

右から3番目:『黄金の木(L'Arbre d'Or)』[鞣革商、絨毯販売業、ビール製造業者]
建物の頂上に黄金のシャルル・アレクサンダー・ド・ロレーヌ騎馬像があります。
現在は「ビール博物館」になっています。

右から4番目:『バラ(Rose)』[民家]
入口上に黄金のバラの彫刻があります。右から5番目:『タボール山(Mont Tabor)』[民家]
『星(L'Etoile)』の1階にあるアーチをくぐると、ブリュッセル市長を務めたシャルル・ブルス(Charles Buls)のモニュメントと、セルクラース(Éverard t'Serclaes)の像があります。

セルクラースは、ブリュッセルを守った英雄として知られています。
かつて、フランドル伯はブリュッセルの乗っ取ろうと企み、正統な王位継承者であるブラバント公の留守中に奇襲をかけ、グラン・プラスは彼の手に落ちました。
そこで、セルクラースは仲間と一緒に街の城壁をよじ上り、グラン・プラスの星の家に立てられてた旗を奪いました。
それがきっかけで、ブリュッセルの住民が立ち上がり、ブリュッセルは再びブラバント公が収めることになりました。
しかしその後、セルクラースは暗殺されてしまいました。
市民たちは彼の功績を称え、彼が亡くなった場所に像を建てたそうです。
像は、傷つき横たわるブリュッセルの英雄の姿を表しているそうです。
この像の右腕に触れると、「幸運が訪れる」「願いが叶う」「旅人はブリュッセルに再び戻って来れる」「未来の結婚相手が見つかる」などの言い伝えがあるそうです。
みんなが触れたところは、ピカピカになっているのでわかりやすいです。
私も以前この像に触れたので、再びブリュッセルに戻って来れたのかもしれません。
願いを込めて、再び像をなでました。
おわりに
飛鳥II 2024年 世界一周クルーズ ランドツアー「パリ滞在 3泊4日」4日目の出来事について、お話しました。
ベルギー料理を楽しみ、グラン・プラスを訪れることができました。
グラン・プラスは、母と二人で初めて見た時の感動を今でもしっかり覚えています。
思い出の場所にまた来れたことがとても嬉しく、再度見て感動を新たにしました。
次は、ランドツアー 4日目の続きの出来事について、お話します。
