「大丈夫です」の魔法の言葉で自分をごまかしてきた人へ贈る手紙〜本当は大丈夫じゃない日を、1ミリだけ軽くする〜
はじめに
その「大丈夫です」は、魔法の言葉です
「大丈夫?」
そう聞かれた時、あなたはなんと答えているでしょうか。
本当は少し疲れている。本当はあまり余裕がない。できれば誰かに少しだけ気づいてほしい。
それなのに口から出るのはいつも同じ言葉です。
「あ、大丈夫です」
そう言うと、相手は少し安心します。場の空気も重くならない。話もそこで止まる。余計な心配をかけずに済むし面倒な説明もしなくていい。
もし、心当たりがあるなら。この手紙はあなたのために書きました。
「大丈夫です」は、便利の言葉。
仕事でも、家庭でも、友人関係でも、何度でも使える。多少しんどくても、その一言で、たいていの場面をやり過ごせる。相手に気を使わせず、自分の弱さも見せずに済む。
たった五文字で、これだけのことができる。
まるで、魔法の言葉みたいです。
でも、魔法にはその分、代償があります。
この「大丈夫です」という魔法の、怖いところは、何度も唱えているうちにいつのまにか自分にもかかってしまうことなんです。
本当は疲れているのに、大丈夫なことにする。
本当は嫌だったのに、平気だったことにする。
本当は傷ついたのに、何もなかったことにする。
本当は助けてほしかったのに、まだ一人でやれることにする。
そうやって、口に出した「大丈夫です」だけが残って、心の中の「本当は……」が、少しずつ置き去りになっていく。
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