【米国株】Hims & Hers は訴訟を恐れるべきか?~GLP‑1規制戦争の本質とプラットフォーム戦略~
Novo Nordisk が6月23日、Hims & Hers Health(以下 HIMS)との Wegovy 直販提携を一方的に打ち切りました。

背景には、HIMS が行う「個別化調合(compounding)」やマーケティング手法をめぐる法的な懸念があるとみられます。
「提携開始から1か月余りで、Hims & Hers Health, Inc. は、"パーソナライゼーション"という偽りの名目のもとに調剤薬を大量販売することを禁じる法律を順守せず、患者の安全を危険にさらすような欺瞞的なマーケティングを広めている。」
株価は発表直後に▲22%と急落し、引けの段階では▲30%超まで下落しました。一方で、訴訟リスクを “強気材料”とみる投資家も存在しますので、その見方をご紹介しつます。
尚、本記事は、特定の銘柄や金融商品の購入や売却等を推奨するものではありません。投資に関する最終的な意思決定は、読者ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。
HIMS の反応
CEO が同日中に X で反応しました。

ノボノルディスク経営陣が世間を誤導しているのを目にし、非常に残念に思います。
ここ数週間、ノボノルディスクの商業チームは、患者にとって臨床的に最善かどうかにかかわらず、私たちに臨床基準を操作させ、患者を Wegovy へ誘導するよう圧力を強めてきました。私たちは、医療提供者の独立した判断を侵害し、患者の選択肢を制限する製薬会社の反競争的な要求に屈することは決してありません。
医療提供者と患者が個々の治療方針を自ら決定できるよう守ることは、私たちの極めて重要な使命です。第三者をなだめたり協業を維持したりするために、自社プラットフォームの健全性を損なうことはありません。私たちにとって常に最優先なのは、人々の健康とウェルネスです。
今後も Wegovy を含む幅広い治療オプションへのアクセスを提供し続け、医療提供者が患者一人ひとりのニーズに応えられるよう取り組んでいきます。
どちらを信じるか?のような議論が起こりそうなそれぞれの立場の違いです。現にそのようなポストをしている投資家もいます。
規制環境の変化
まずは規制環境の変化です。
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