病院から来た間違い電話
「もしもし?折り返しお電話ください」
お風呂から出ると、携帯に着信履歴が残っていた。
…ん~知らない番号だな。
調べてみると名古屋方面からのようだった。
しかも病院。
留守番電話が残っていた。
〇×病院です。
ご入院の〇〇さんの件です。
至急お電話でお伝えしたいことが
あるのでご連絡しました。
お気づきになりましたら、
折り返しお願いします。
‥‥え?
私は驚いた。
かかってきていた時間は20時過ぎ。
「ちょ、ちょ、ちょっと!
これ、早く電話しないと!」
驚いて携帯を落としそうになった。
その姿を見て、
「ママー、どうしたの~?」
子どもが言う。
後にして!
と、子どもに伝え慌てて電話した。
「す、すいません!電話来てて‥‥私、東京で」
慌てすぎて、自分でも
何を言っているかわからない。
至急と留守電に入っていたこと。
間違いであること。
危篤とかの連絡だったら、
間違い電話だし、マズいと思ったこと。
一気に伝えた。
電話は、間違い電話。
危篤とかでもなく、
伝えたいことが、あっただけらしい。
なんでもなかったことに安堵し、電話を切った。
(‥‥RRRRR、RRRRR)
!!!!
え?!
またかかってきた。
電話に出ると、同じ看護師さん。
もう一度話を聞くと、
患者さんに聞いた番号は私の番号。
とにかく、この番号は私の番号なので、
患者さんに確認して、と伝えた。
夜の病院からの電話は、心臓に悪い。
なんでもなくてホッとした。
__________3年後。
また、名古屋方面から電話。
…嫌な予感がする。
調べると、今度は名古屋の薬局。
…も、もしや、あの時の人?
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