漫画読んでうたた寝していたはずなのに。
_____嫌な予感。
がばっと勢いよく起き上がった。
昭和の中学生は、駄菓子を食べているのが
多かったと思う。
四角い箱に、4粒入ってるグレープのガム。
一気に「2個食べ」するのが気に入っていた。
自宅でのび太みたいに、
座布団をまくらにして、漫画を読んでいた。
確か、少年ジャンプ。
口には2個食いしたガム。
「ご飯にするよ~、手伝って~」
母親の声に気が付いた。
うたた寝をしていたようだった。
(‥‥あれ?ガムは…?)
口の中のガムがない。
どうしたっけ?出したっけ?
_____嫌な予感がした。
がばっと勢いよく起き上がった。
髪の毛が重たい。
(やらかした!)
もう、中学生なのに大失態だ。
髪についたガム。
弟にバレないように、
慌てて取ろうとしたら、広がってしまった。
もう取り返しがつかない。
「あのさ…」
食事の支度で
忙しそうにしている母親に声をかけた。
「‥‥」
母は、私の姿を見てすべてを察した。
1粒ならまだしも2粒一気食いしたせいで
髪についたガムもデカい。
氷で冷やして固くしてからとか、
油を付けてもダメ。
結局、髪の毛は切るしかなかった。
代償の大きかった教訓を胸に
寝ながらガムを食べちゃいけないよ、
と子供たちには言っている。


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