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お見舞いに来た人が次々眠くなる理由|   1億分の1の病歴〜結核編⑥〜

観念して結核病棟に入ろうとすると
空気が上から出てくる。

ビュービュー吹いている。結構強め。
そこを通り中に入ると、患者はみんなマスクなし。
老若男女問わずマスクなし。


「あれ?結核なのに患者のマスクは?」

病棟では患者ではなく、お見舞いにくる人が
マスクをするのだ。
空気が出てきていたのはエアカーテン。
それで菌が漏れるのを防いでいるようだった。


エアカーテン、すごい…。



ちなみに、病棟に来た私のお見舞いの方々は
のきなみ眠くなっていた。

原因はマスク。
工事現場で使われるような強烈なマスク。
あれだ。

N95マスク。めっちゃ苦しい

そう、コレ。
これで酸素が入るのが薄くなるせいか
お見舞いに来た人は、眠気に襲われる。

みんなだいたい1時間くらいで、
「眠いから帰るね」と帰っていった。


コロナの時にマスクが必要になり、
付け始めたとき、
何となく息苦しさを覚えた人も多いと思う。

N95はあれの倍以上は、苦しい気がする。
そう思うと、このマスクをして
仕事をしてくれている人に、感謝しかない。
だって、苦しいのだから。


てっきり患者がマスクを
つけるもんだと思っていた私。

マスクフリーに驚き、
病棟の廊下の散歩は許されていたので
よく散歩した。

とはいっても、長い廊下の往復程度。
それでも体力は落ちていき、後で愕然した。


冷蔵庫には注意書き。
『中に入れるものは「日付」と「名まえ」を書くこと』

多くの方が入院しているので
こうでもしないと、
誰のものかわからないモノであふれていく。


この時の経験を、会社の冷蔵庫で実践し
誰のものかわからない
飲みかけの飲み物や、放置される謎の調味料を
排除することに成功!


会社の女性陣から絶賛された。


病気になった経験も無駄にしない。

ときには、ネタに。
ときには、片付けに。
ときには、誰かの役に!


色んな発見があった
私の結核病棟生活がスタートした。

結核編⑤   このお話は⑥  ▶ 結核編

偏見に苦しむ患者たち
病気よりつらいのは「人の反応」だった。薬が効かない結核もある|結核編⑦

結核編を最初から
1億分の1の病歴~結核編~

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