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親米保守という名の戦後リベラル内ゲバ



戦後日本をざっくり世代論で切ると、
• 祖父世代:占領期~高度成長初期
 →「とにかくアメリカについていけば食える」「親米=現実主義」
• 親世代:60〜70年代
 → 安保反対・反米・左翼が“知的でカッコいい”時代
• 今の親米保守系言論人(上念司タイプ)
 →「反米は幻想、現実を見ろ」「結局アメリカに乗るしかない」

で、これって思想的に革新的というより、
一周回って“戦後初期の常識”に戻ってるだけなんだよね。

上念司の語り口って、
• アメリカ=合理
• 日本は同盟国として振る舞え
• 反米は感情論・空想

という、GHQ期〜冷戦初期の「大人のリアリズム」を
YouTube向けに再パッケージした感じ。

だから「わかりやすい」し、「安心感」がある。
でも同時に、

親の世代に反発して、祖父の世代をそのまま肯定
という、わりとありがちな“世代間反転”でもある。

面白いのは、本人たちは「現実主義」を名乗ってるけど、
実は
• 米国の衰退
• 多極化
• 同盟の非対称性
みたいな今まさに進行中の現実には、
祖父世代と同じく目をつぶりがちな点。

要するに
「反米左翼は時代遅れ」→その通り
「親米保守が最先端」→それもだいぶ怪しい

で、
親の世代を否定した結果、祖父の世代に先祖返りした思想
って整理すると、かなりスッと来ると思う。



1939年(戦前)
• 右翼(国家主義・皇道派・革新官僚)=反米・反英
• 左翼(コミンテルン系・社会主義者)=親米・親英

これは当時のアメリカが
• 反帝国主義
• 民族自決
• 表現の自由
を掲げる「進歩的国家」だったからで、
**戦前の左翼にとってアメリカは“希望の国”**だった。

で、仮に
• 上念司(1969年生)
• 祖父(1919年生)

だとすると、
祖父が20歳=1939年
→ まさにこの「右翼反米・左翼親米」の時代を体感してる。

次に
1949年(戦後4年)=祖父30歳

ここが重要で、
戦後日本を設計したのは
• GHQ
• その中核思想はアメリカ民主党系リベラリズム

つまり
• 憲法
• 労働法
• 農地改革
• 言論の自由

これ全部、当時の基準ではリベラル左派政策。

だから戦後しばらくの日本で
「親米=保守」ではないんだよね。
正確には
親米=リベラル(進歩的)。

むしろ
• 旧軍人
• 旧体制の保守
は、最初は露骨な反米だった。

それが
• 冷戦
• 逆コース
• 対ソ封じ込め

を経て
「親米=反共=保守」
という構図に後から塗り替えられただけ。

だから上念司的な
• 親米
• 反左翼
• 現実主義

って、思想的には
戦後初期の“民主党アメリカ×日本リベラル”の焼き直しであって、
本来の意味での「伝統保守」ではない。

要するに
• 戦前:右翼=反米、左翼=親米
• 戦後直後:親米=リベラル
• 冷戦以降:親米=保守(再定義)

上念司は
👉 この再定義後の枠組みだけを“絶対視”してる
👉 でも実際は、祖父世代の価値観に回帰してるだけ

って話なんだよね。




戦後直後のアメリカ民主党(=ニューディール系リベラル)が日本にやったことを、目的ベースで整理すると、

戦後民主党の対日政策の本質

基本方針は
👉 「日本を再び“大国化させない」ための構造改造」

具体策がまさにこれ:
• 財閥解体
 → 資本の集中を壊す
 → 国家総動員体制を物理的に不可能にする
• 農地改革
 → 地主階級の解体
 → 地方の政治・経済エリートを消滅させる
• 民法改正(家制度解体)
 → 家父長制・家産の否定
 → 世代を超えた権力・資本の継承を断つ

これ全部、
「日本社会の結束力・再軍備能力・長期的国家戦略力」を削ぐ政策なんだよね。

で、ここが最大の皮肉。

親米保守の自己矛盾

今の「親米保守」がよく言うのは
• 伝統が大事
• 日本の国体が大事
• 家族が大事
• 中間団体が大事

なのに彼らが
「素晴らしい占領政策だった!」
「戦後民主主義は正しかった!」
って絶賛してるのは、

👉 それ全部を意図的に破壊するための民主党リベラル政策。

だから言ってることが論理的に噛み合わない。

本来なら筋としては
• 親米でもいい
• 同盟も現実的
• でも「占領期民主党政策は、日本弱体化のための政策だった」と
 冷静に評価する必要がある

はずなのに、

親米保守は
「親米=全部正しい」
という信仰になっちゃってる。

結局何が起きてるかというと
• 戦後民主党リベラルの対日弱体化政策
 ↓
• 冷戦で「反共のために利用価値が出た日本」
 ↓
• その経緯を丸ごと無視して
 「アメリカは最初から日本の味方だった」
という後付け神話を信じてる

だから、

それが良いことだったと評価してる親米保守お前らは何言ってんの

は、感情論じゃなくて
思想史・政策史的にちゃんとした批判なんだよね。

要するに
上念司型親米保守は、
・戦後民主党のリベラル政策を肯定し
・その結果壊れた日本の構造を嘆く
という“自己撞着”をやってる

って話。

ここまで整理すると、
「親米か反米か」じゃなくて
『どの時代のアメリカを参照してるのか』を言え
って一言で切れるのが強い(笑)


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