【ベルナール・カトラン】リトグラフ作品など 査定 鑑定 買取 致します

◎ベルナール・カトランのリトグラフ
ベルナール・カトラン(1919年生まれ、2004年没)は、フランス・パリ出身の画家であり、特にリトグラフ(石版画)の分野で高い評価を受けています。彼の作品は、シンプルな構図と鮮やかな色彩が特徴で、詩的かつ象徴的な表現を得意としました。カトランは、リトグラフ制作に情熱を注ぎ、色彩の明暗による独自の表現を追求しました。彼は、望む赤を得るために複数の赤を重ねて刷る技法を用い、鮮烈な色彩を生み出していました。このような技法により、彼の作品は深みと豊かな表現力を持っています。
1965年には、シャガール、ピカソ、ミロらと共に、パリの由緒ある版画工房であるムルロー工房の版画カタログに掲載され、その実力が国際的に認められました。また、日本を愛し、頻繁に訪れていたカトランは、1990年に長野の森工房に一カ月間滞在し、幅2メートルを超える大型リトグラフの制作に挑戦しました。彼は毎日朝8時から工房に入り、時には夜遅くまで制作に没頭し、「自分がやっていることから決して思い通りの効果が得られるとは限らないし、又そこがリトグラフの最高に面白いところなのです」と語っています。
カトランの作品は、花や静物を平面的に抽象化して描くことが多く、色彩のリズムや構成にも定評があります。その詩的で神秘的な色調を巧みに組み合わせた作品は、部屋などにも飾りやすく、場所を選ばないとされています。日本で何度も個展を開催しており、日本人にも人気のある作家の一人です。
彼のリトグラフ作品は、シンプルな構図と鮮やかな色彩が特徴であり、抽象化された花などの静物を明るい色彩で描く独自の画法は、お部屋を選ばず飾れることから、現在でも高い人気を誇ります。また、リトグラフ制作の際に、繰り返し色を重ねて刷ることで、鮮やかな色彩を作り出していました。カトランは次のように語っています。「望む赤を得る為には、幾つかの赤を重ねます。まず、一色の明るい赤を軽く印刷します。そして5回、6回、必要ならば7回も赤色の彩度の高いものを順番に重ねていきます。勿論同じ紙の上にです。」
彼の作品は、洗練されたフランス的感性の視覚化ともいうべきもので、単純化された斬新な構図、鮮明な色彩のコントラストによる詩的、象徴的表現が特徴です。正確なヴァルール(色彩相互の配置、色の調和関係)によって構成された絵は、神秘的で優美な空間を壁面につくり出します。日本人にも人気が高い画家のひとりです。


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