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出生前診断について

※この記事は、出産前に書いたものです。出生前診断について、どなたかの参考になれば幸いです。


妊娠が発覚してから、さまざまな喜びや不安が押し寄せてきましたが、その中でも特に悩んだのが「出生前診断を受けるかどうか」。

私たち夫婦の経験が、同じように悩む方々の参考になればと思い、今回の記事を書くことにしました。あくまで一つのケースとして、温かい気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

高齢妊娠と出生前診断:私たち夫婦の選択

妊娠が発覚した直後、私たち夫婦は高齢であったため、出生前診断を受けるべきか話し合いました。最近ではNIPT(新型出生前診断)という血液検査で、胎児の染色体異常を調べることができると知り、情報を集めることから始めました。

NIPTとは?
NIPT(Non-Invasive Prenatal genetic Testing)は、妊娠10週以降に行われる非侵襲的なスクリーニング検査。基本的には、一般的な染色体疾患(ダウン症候群、18トリソミー、13トリソミー)を調べることができる。

MARU調べ

ただし、NIPTは保険適用外であり、施設によって10〜20万円と価格に差があります。経済的な負担も大きいため、私たちは「基本的には受けない」方針で考えていました。というのも、染色体異常の確率は年齢を考慮しても0.6%ほど。生まれてから分かる障害のほうが多いという現実もあり、NIPTの必要性を感じにくかったのです。

3回目の健診で異変

妊娠10週6日目の健診。

超音波検査では「順調ですね」と言われたものの、次第に医師の表情が曇り始めました。さらに別の医師が呼ばれ、二人で確認。

「んんん?」

その後、告げられたのは 胎児浮腫(たいじふしゅ) という状態。お腹の赤ちゃんの体がむくんでおり、その原因として 染色体異常、心臓の疾患、感染症 などが考えられるとのことでした。

突然のことに戸惑いましたが、医師からは「妊娠22週を過ぎると中絶ができなくなるため、専門機関での出生前診断を強く勧める」と告げられました。すぐに地域連携室を通じて専門機関へ予約が入り、数日後に受診することに。

NIPT認証施設へ

紹介された病院は NIPT認証施設でした。ちなみに、県立のこども病院でした。認証施設とは、一定の基準を満たした医療機関と検査分析機関のこと。もちろん、無認可の施設でも検査は可能ですが、私たちの場合は選ぶ余裕もなく、紹介先の病院へ行くことになりました。

NIPTを受ける場合の当日の流れは以下の通りです。

  1. 問診票の記入

  2. 診察(遺伝カウンセラー同席)

  3. 遺伝カウンセリング

  4. NIPT実施(血液採取)

しかしその日、NIPTを受けませんでした。

NIPTではなく羊水検査を受けた方がいい???

まず、診察で胎児浮腫の現時点での厚みから、染色体異常の可能性は3.5%となっていました。逆に言えば96%は健常です。そこで、出生前診断そのものを受けるかどうか悩みました。

さらに、NIPTは確定検査ではなくあくまでもスクリーニング。陽性だった場合、結局羊水検査をすることとなります。

しかも、NIPTで分かる染色体異常は3種類ですが、羊水検査ではその他の染色体異常もカバーできます。加えてNIPTも羊水検査も同じ価格でした。値段は14万円(施設によります)。

うーん…これだと、羊水検査を受けた方がいいかな???

もっと専門的な病院まで存在

「ここが専門病院や」と思っていた自分たち夫婦に、医師からは、「公立の病院でできることってここまで(羊水検査)なんです」と。そこで、全国に数カ所しかない、出生前診断の専門クリニック(私立)も教えてもらいました。

そこでは、絨毛検査(じゅうもうけんさ)、専門的な医師による超音波検査などが受けられ、染色体異常のみならず様々な奇形なども分かる場合があり、精確。かつ診察は土日祝も行われており、1日で全ての検査が終わる上に、結果もオンラインで可能とのことでした。さらにさらに、羊水検査のように15.6週を待たずして、検査を受けられるとのこと。

しかし、カウンセリングや胎児ドッグなどすべての価格を総合すると、30万円はかかる計算でした。私たちは、そこでの検査は諦めました。

20週には心臓奇形のチェックを

胎児浮腫は、染色体異常のみが問題となるわけではありません。心臓の奇形の可能性とも絡んでおり、そのチェックはこの病院で20週目に行われるとのことでした。心臓奇形があれば、この病院で出産。なければ、元の病院で出産という流れになります。

つまり、20週の心臓奇形のチェックをクリアするまで、出生前診断と関係なく、出産するつもりだった元の総合病院に戻れなくなりました…

はじまりは、切迫流産

はじまりは、切迫流産でした。

歩いて15分の産婦人科クリニックで出産を考えていた私は、急いで市の総合病院に。車で10分のところです。さらに、その総合病院で異常を指摘され、県の病院(NIPT認証病院)に車で1時間半のところに通うことになりました。

妊娠・出産って、まったくすんなりいかないものです(人による)。


最後に

この話はあくまで 私たち夫婦の経験 です。我が家は、おそらく羊水検査を受けることになると思いますが、出生前診断を受けるかどうかは 個々の価値観 によるもの。何が正解かは誰にも分かりません。

もし今、同じように悩んでいる方がいたら、パートナーや医師とよく話し合い、自分たちにとって最善の選択をしてほしいと思います。

※3月17日、13週で心拍停止が確認され、19日に子を死産しました。その事については、別記事で書きます。

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