やっと動き出せる(シミー対策)
先日、夏から作業を続けていたガレージが出来上がり、昨日初めてガレージで作業をしました。
何も難しい作業ではなかったけど、ガレージを作業場として不便なく使えることが確認できた、ある意味で記念すべき日でもあり、リターンライダーでありながらリターンメカニックにもなれた、そんな気分です。
ガレージは田舎の農村部にある誰も来ない静かな場所で、ガレージの中には風が吹き込むこともなく雨もかからず、床は平だし、部屋の中も十分な明るさもあります。
バイク乗りの僕にとってはこの上ない贅沢な空間となりました。
愛車であるCB1300ST、去年の3月に手に入れてからずっと、シミーを解消できずに悩んでいました。
シミー現象とは、なんらかの理由でハンドルが小刻みに左右に繰り返し振れる現象です。
走行中、ハンドルが小刻みに左右に触れ、酷くなると振れ幅がどんどん大きくなり、そうなると最悪の場合はプロのライダーでもコントロールすることができず、激しく転倒するなんて場合もあります。
細かな振動だけですむなら大きな事故にはなりにくいと思いますが、
だとしても気分の良いものではないし、万一大きな事故の原因になっては困ります。
CBをメンテナンスする時、これまではマンションの駐輪場が僕の作業場でした。
当然、僕一人のものではないので、小さな子供を連れたお母さん、年配のご夫婦、通勤のおじ様おば様、学生さん、、、色んな人達が自由に出入りする上に、簡単な屋根が付いているだけの駐輪場なので、雨風はまったく防ぐことができません。
さすがにシミー現象対策の整備をこの駐輪場でやろうと言う気にはなれず、今に至った次第です。
オートバイを整備する者にとって、これはあまりにも当たり前過ぎることですが、ガレージというのは作業場です。
作業場である以上は、
・知らない人が自由に出入りできる空間では困る(危険な場所だから)
・天気の影響を受けない(暑さ寒さならともかく、砂埃や雨などは論外)
・電気が使える(電動工具や機器が必要な作業がある)
・ある程度の明るさが確保できないと作業に支障がある
・可燃物や危険物を扱うので防火、消火に対応できる。
これらの要件を満たした場所であることが必要です。
マンションの駐輪場では満足できないのは仕方ありませんし、だから今までシミー対策は手付かずで半ば放置した状態でした。
が、しかし、僕の作業場が完成したので、ここに挙げた作業場の条件は防火消火以外はクリアしています。
ですので、これからは遠慮なく整備ができるようになりました。
ちなみに、今のところ灯油やガソリン、オイルさえも保管していませんので、今は消火器などは置いていません。
今後、パーツ洗浄用の灯油やオイル、場合によってはガソリンも少量ながら保管することになるので、その時には消火器なども購入することになるでしょう。
さて、シミーに話を戻しましょう。
トップの画像に貼ってある写真は取り寄せたパーツ類です。
写真左側の上下にあるのがフロントホイールのベアリング2個とオイルシール2個。
このベアリングは純正品ですが、ベアリングの仕様がわかれば次回以降は市販のものを買った方がはるかに安い(多分半値くらい)ので、今回は仕様を確かめるために純正品を購入しました。
写真右側の赤い枠のラベル2つがステアリングステムのベアリングの上下です。
黄色っぽい袋に入っているのがシール、これで水や埃がベアリングに浸入するのを防ぎます。
右側の白い袋に入っているのがロックワッシャー、これで締め付けナットが緩まないようになります。
さて、僕のCBにシミーが発生する原因は掴めていません。
去年、前後のタイヤを新品にしたことでシミーが発生する車速が少し下がりました。
振れ幅も少しだけ小さくなりましたがシミーそのものは消えたわけではありません。
フロントタイヤを交換したことで微小ながら症状が軽くなったということは、やはりフロントホイールやステアリング周りのどこかに原因があるのではないかと考えています。
考えられる原因は以下の通りで、(A) が今回実施する対策、
(B)は(A)で解消されなかったら次に実施する対策です。
(C)は既に原因ではないことを確認済
(D) は確認できたかどうか微妙なもの
(A)フロンホイールベアリング交換
走行距離が40,000キロを超えているので劣化していてもおかしくない
(A)ステアリングステムベアリング交換
走行距離が40,000キロを超えているので劣化していてもおかしくない
(A)ステアリングステム自体の目視でのアライメントチェック
目視ではどこまでチェックできるかわからないけど・・・
(A)ベアリング、ディスタンスカラーが正常に取り付け/圧入されてるか
前オーナーの時に正しく挿入されていないかも?
(B)ステアリングステム交換
(B)フロントフォークインナーチューブ交換
(B)フロントホイールの振れ確認
(C)フロントフォークの組付け不良(アライメント不適正)
(C) 後輪の左右アライメント不適正(チェーンアジャスター左右の調整)
(C)トップケースやパニアケースの重量バランスや重さ
(C)フロントフォークオイル量の左右バランス
(C)フロントフォークスプリングやダンパーの左右調整不均衡
(D) フロントアクスルシャフト自体の振れ
目視では真っすぐに見えるがダイヤルゲージで測定したい
(D)フロントフォークインナーチューブの微細な曲がり
目視でチェックする限り正常なので、ダイヤルゲージで測定したい
今のところCBに乗っていてステムのべリングの不良は感じていませんが、
走行距離が40,000キロを超えていることを考えると、もし前オーナーがメンテナンスをしていなかったとすると、ステムベアリングがヘタっていたとしても何も不思議はありません。
ボールベアリングならレースが傷むとはっき症状に現れますが、テーパーローラーベアリングだとボールベアリングほどはっきりとはわかりにくいと思います。
なので、まずはステムのベアリング上下を交換しようと考えた次第です。
それと、ホイールのベアリングは、実はタイヤ交換時に指で確認して、違和感がないことは確認してありました。
ただ、ベアリングやディタンスカラーが正常に取り付けられているかまではチェックしていませんので、今回、ベアリングを交換する前にこれらの取り付け精度を見ておきたいと思っています。
さぁ、ガレージでの次の作業、楽しみにしています。
作業を終えたら試乗してみて、またこの記事を更新します。
