正解のない問いにワクワクできた日。東証でプレゼンするなんて思っていなかった私の話
本記事は、大学生ビジネスコンテストCAREER ROOKIES GP2025に初めて参加し、決勝の舞台に立った学生(当時2年生)のエッセイです。本人の言葉を大切にして、ほぼ原文ままで掲載いたします。
📣企業様向け|ビジコン・コミュニティサービス企画書
📣ビジコン、コミュニティに関するお問い合わせはこちら
はじめに:自信がなかった私が、挑戦の場に立つまで
私は大学2年生の文系学生で、大学では主に経営学を学んでいます。性格診断ではENFJと出ることが多く、人と関わることや、チームで何かを成し遂げることにやりがいを感じるタイプです。一方で、自分の経歴や学歴に自信があったわけではありません。サークルや部活動に所属しておらず、「これを頑張った」と胸を張って言える経験も多くはありませんでした。
大学生活の中で、漠然とした焦りを感じることがありました。周りがそれぞれの場所で挑戦しているように見える中で、自分は何者なのか、何をしてきたのかをうまく言葉にできなかったからです。そんな私が参加したのが、CAREER ROOKIES GP 2025でした。

結果として、関東個人予選、準決勝、決勝へと進み、東証でプレゼンテーションを行う機会を得ました。この経験の中で、私は何度も「ワクワクする瞬間」に出会いました。本稿では、その感情の正体を振り返っていきたいと思います。
参加のきっかけ:理論は学んでいたが、試す場所がなかった
大学では、経営学に関する理論を多く学びました。マーケティングや組織論、会計など、知識としては理解できる内容が増えていく一方で、「これが実際のビジネスでどう使われるのか」という疑問が常にありました。授業では正解が用意されていることが多く、評価基準も明確です。その分、安心感はありましたが、どこか物足りなさも感じていました。
また、私はサークルや部活に所属しておらず、いわゆる「ガクチカ」と呼ばれる経験を持っていませんでした。何かに挑戦したいという気持ちはありながらも、一歩踏み出すきっかけを見つけられずにいました。加えて、周囲にビジネスコンテストに興味を持つ友人もおらず、「一緒に出よう」と声をかける相手もいませんでした。
そんな中で知ったCAREER ROOKIESのビジネスコンテストは、事前準備なしで参加でき、一人でもエントリーできるという点が魅力的でした。
「これなら、自分にも挑戦できるかもしれない。」
そう思えたことが、参加を決めた大きな理由です。
チームで生まれたワクワク:一人では辿り着けなかった場所
チームメイトと初めて顔を合わせたのは、関東個人予選の当日でした。(編集部注:CARER ROOKIESの個人予選は全員一人で参加し、事前アンケートの内容を踏まえて事務局がチームをマッチングします)
会場に入ると、すでに二人は到着しており、落ち着いた雰囲気で準備をしていました。話を進める中で、ビジネス経験があったり、リサーチ力に優れていたりと、自分にはない強みを持っていることが分かり、正直なところ強い緊張を感じました。
「この二人と、私はうまくやっていけるのだろうか。」そんな不安が頭をよぎっていました。

しかし、議論を重ねるうちに、その不安は少しずつ薄れていきました。誰かの一言がきっかけで視点が変わったり、バラバラだった意見が一つのアイデアに収束していったりする瞬間に、強いワクワクを感じました。一人で考えていたら辿り着けなかった発想に、チームだからこそ出会えたのです。
予選を一位で突破した後は、準決勝に向けて本格的な準備が始まりました。定期的にミーティングを行い、電話や対面での話し合いを重ねる中で、自然とお互いのことを理解し合えるようになっていきました。準決勝も一位で通過し、決勝に進む頃には、連絡頻度もさらに増え、ほぼ毎日のようにやり取りをしていました。

決勝ではグランプリを獲得することはできませんでした。その結果は悔しく、しばらく気持ちが沈みました。しかし、それほどまでに本気で向き合えたこと、そしてこのメンバーで勝ちたいと思えたこと自体が、私にとって大きな意味を持つ経験でした。現在もメンバーとは頻繁に連絡を取り合い、それぞれの夢に向かって努力を続けています。
この過程で、私は自分の強みと弱みを初めてはっきりと自覚しました。アイデアを出したり、場の空気を前向きにすることは得意ですが、論理を詰める部分では助けてもらうことが多かったです。「一人ではなく、他人がいるからこそ」生まれるワクワクを、強く実感しました。
プレゼンのワクワク:まさか自分が東証に立つなんて思っていなかった
関東個人予選に参加した時点では、正直なところ、決勝まで進む姿は想像していませんでした。「事前準備なしで参加できる」という気軽さに背中を押されて参加したビジコンで、まさか東証でプレゼンテーションをする経験ができるとは思っていなかったのです。CAREER ROOKIESのインスタグラムを見たとき、東証でプレゼンをしている人たちは、どこか別世界の存在のように感じていました。
「すごい実績があって、選ばれた人たちだけが立てる場所。」
そんな印象でした。
しかし、予選を通して出会った仲間たちは、ただ能力が高いだけではありませんでした。自然と距離が縮まる親しみやすさがあり、そして何より、ビジネスに本気で向き合う強い熱量を持っていたのです。議論を重ねる中で、「このメンバーとなら、本気であの場所を目指したい」と思うようになりました。その瞬間から、東証は“遠い憧れ”ではなく、“目標”へと変わっていきました。
決勝当日、私は集合時間の一時間ほど前に会場に到着していました。緊張と楽しみが入り混じり、じっとしていられなかったのだと思います。

東証の大きなビジョンに自分の名前が映し出された瞬間、「本当にここまで来たんだ」と実感し、とても嬉しかったです。
本番は、これまでに経験したことのないほど緊張しました。それでも、終わったあとに残ったのは「緊張した」よりも「楽しかった」という感情でした。東証でプレゼンをするという現実は、私にとって特別で、誇らしい経験になりました。
ビジコンならではのワクワク:正解がないから、こんなにも面白い
ビジコンの中で、特に印象に残っているのは、アイデアが少しずつ形になっていく過程です。大学の授業では、正解が用意されていることがほとんどでした。テストやレポートでは、評価される基準があり、それに沿って答えを導くことが求められます。
一方で、ビジコンには明確な正解がありませんでした。最初はそのことに戸惑い、何を基準に考えればいいのか分からず、不安になることもありました。「これで本当にいいのだろうか」と、何度も立ち止まりました。
しかし、その不安と同時に感じたのが、これまでにない楽しさでした。
「正解がないからこそ、自由に考えられる。」
「自分たちのアイデア次第で、価値が生まれる。」
その感覚は、未知の世界に足を踏み入れるようなワクワクを伴っていました。
大人に向けて提案をする緊張感や高揚感も、強く印象に残っています。「学生だから」ではなく、「一つの提案者」として話を聞いてもらえる経験は、テストやレポートでは得られないものでした。ビジコンを通して、考えることそのものの面白さを、初めて実感できた気がします。
決勝を終えて:終わってみて気づいた、確かな変化
ビジコンを終えて、最も成長したと感じているのは、ビジネスに対する解像度が格段に上がったことです。大学では理論として学んでいた内容を、「どうすれば実現できるのか」「どこに課題があるのか」という視点で考えるようになりました。実現可能性を考えることで、アイデアの甘さや課題にも多く気づきました。そのたびに修正を重ね、より良い形を模索する過程は決して楽なものではありませんでしたが、その分、学びも大きかったと感じています。
また、プレゼンテーションに対する意識も大きく変わりました。以前は人前で話すことに苦手意識があり、緊張するあまり原稿を読むことに必死でした。しかし、予選、準決勝、決勝と経験を重ねる中で、「相手に伝えるためにどう話すか」を考えるようになりました。緊張しながらも堂々と話せた経験は、自分にとって大きな自信につながっています。
おわりに:ワクワクは、挑戦の途中に落ちていた
ビジネスコンテストと聞くと、難しそう、意識が高そう、というイメージを持つ人は多いと思います。実際、私の周りでも、ビジコンに対してポジティブな印象を持つ人は多くありませんでした。
しかし、ビジネス経験がなくてもビジコンは楽しめると私は思っています。チームメイトの力に助けられた部分は大きいですが、やる気さえあれば、誰にでもチャンスがあると感じました。
この経験を通して、私はビジコンに出場できたことはもちろん、挑戦を楽しみ、夢に向かって努力できる仲間と出会えたことが何よりも嬉しかったです。大変なことも多くありましたが、普通の大学生活では体験できない、特別な時間でした。
正解のない問いに向き合い、ワクワクしながら走り続けた日々は、今も私の中に残っています。これから先、迷ったり立ち止まったりすることがあっても、あのときの感情を思い出しながら、一歩ずつ前に進んでいきたいです。ビジコンで得た出会いと経験を胸に、これからも自分なりの挑戦を続けていこうと思います。
CAREER ROOKIES / ROOKIES GUILD
学年不問の大学生ビジネスコンテスト / 学生×企業の共創による実践型マーケティングコミュニティ
📣企業様向け|ビジコン・コミュニティサービス企画書
📣CAREER ROOKIES公式サイト
📣CAREER ROOKIESとは?
📣ROOKIES GUILDとは?
