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髪はまた伸びるけど、令和8年のお正月は一度きり

愛犬のトリミング代、フード、おやつ、ペットシーツ、オムツ・・・絶対に削れない必要経費。

愛犬が毎月トリミングに行っても、私は2〜3ヶ月に一回にして、何とかやり過ごす笑
少しでも美容院に行く頻度を減らすため、そして何より、すぐに目立ってくる忌まわしき「根元の白髪」を隠すため、お願いだから、分け目を作らない髪型にしてくれーー!と、美容師さんに要望を続けること6年。次はきっと!今度こそ絶対に伝わるはず!そう信じて通い続けたが……


美容師さんって、長いお付き合いになると、何で細かい要望をスルーするのでしょう。
ご自身の中で、この方(私)は"こういうイメージ"みたいなのがあるのか?
「私の話し聞いてくれてた?」ってなることが徐々に増えて、私の希望というより、美容師さんが作りたい髪型に仕上がってる気がする。


昨年末。新年を迎えるための大事な美容室納めの日。出来上がって、メガネをかけて鏡を見て絶句した。そこにいたのは、いつかヤフオクの"アンティークカテゴリー"で見かけたことのある「昭和の少女コミックの表紙」に描かれた女の子みたいだったのだ。

「あれ?私、何て言ったっけ?」
いや逆になんて言ったらこうなるのか聞きたい!

脳内はパニックだが、その場で「違ーーう、コレじゃな〜い」とは言えない小心者で、私は満面の笑みで「ありがとう〜!良いお年を〜!」と手を振って退店し、家の見慣れた鏡の前で、大きな溜め息をついた。

これで新年を迎えるなんてあり得ない!誰にも会いたくない!と思った。お正月なんて来なければ良いのに!!と(涙)子どもか (笑)
でも、それくらいショックだった。

何故かこんな時だけ即座に願いが叶って、高熱が出てしまい、誰にも会えずに年末年始を過ごした。

そんなこんなで、私にはまだ、令和8年のお正月が来ていないような気がしている。

仕方ない、限界まで伸ばそう、、、
しかし、まだ美容室の新規開拓も出来てないのに、4月の初旬にどうしても初対面の方にご挨拶しなければならないイベントが発生してしまった。

あちこちの美容室の口コミを読んでいたら疲れてしまって、結局、以前長く通っていた美容室へ行くことにした。

今回もオーダーは明確で、「分け目を作りたくない。首が日焼けするのは嫌だから、襟足は短くし過ぎないで、かと言って、襟足だけ長いウルフカットになるのは嫌なの。」勿論、画像も見せた。

2時間後。鏡の中にいたのは、立派なウルフになった私だった。
えーー? どゆこと〜〜!?
ウルフは嫌なのって言ったんだけど?

しばらく来ないうちに、ここは日本語が通じない空間になってしまったの?それとも、この目の前にある大きなアンティークの鏡の中に、わたしの言葉は吸い込まれたのか?(戻って来ーい)

帰り道、運転しながら、私がここに来なくなった理由を思い出した。
本当は、行く前にチラッと脳裏をよぎったのだけど、6年も経ったから進化してるに違いない!と期待してしまった。。。

でも、今からまた他所の美容室へ行って、カットを直してもらう気力はない。
イベント当日の朝、カーラーで髪を巻き、ウルフは押さえ込んだ。よし、なかなか良いかも!
…と、心の中でガッツポーズをしたものの、その日は雨で湿気はMAX。さらに、雨が止んだから一駅歩こうと外へ出たら、容赦ない強風が吹き荒れて、努力も虚しく髪はボサボサに。

はぁぁぁ……、私ってどうしていつもこうなの…と落ち込んだ。いやいや!私は悪くない!元はと言えば、、、、、

もう4月も終わりに近づき、世間はゴールデンウィーク突入だというのに、私の心はまだ令和8年を迎えていない。分け目を作らないで!ウルフにはしないでという、私の言葉は一体どこの空間へ消えたのか。私の前髪の分け目と、不安定な情緒を整えてくれる美容師さんはいったい何処にいるの…。私の心に令和8年のお正月を連れてきてくれるなら、お年玉弾みます(笑)

【似合う似合わないは置いといて
一先ず、要望通りにしておくれよ】

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