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サニーデイ・サービス 『サニービート・デラックス!』      

『サニービート・デラックス!』とはアルバム『サニービート』に14曲を追加した全26曲収録の豪華拡張版であります。

「青空であること」MV YouTube

✏️曽我部恵一全曲解説✏️

「凡庸」
普通の家庭に生まれ、普通の学校を出て、普通の仕事をし、普通の生活をしている普通のヤツの歌。つまりそれはオレ自身の歌です。退屈でバクハツ寸前のいつもの風景。ライブハウス、国道、青い空に生ぬるい風。2023年頃に書いた曲。ボーカルも演奏も一緒にバンドでせーので録った。短い曲になった。短い曲はいい曲。

「炭酸 No.1 (SUGIURUMN Remix)」
「炭酸 No.1」のリミックス、と考えてまず思い浮かんだのが杉浦くん。彼と出会ったことがぼくをこの世界に導いた(実際的な意味で)。杉浦くんの出す音楽は常に生命力に溢れている。それだけがいちばん重要なこと。

SUGIURUMN

「春が来たんだね taishiji Remix」
同郷のビートメイカーtaishiji。香川県宇多津のTSUTAYAに併設されたスタバで会った。彼の混沌としたビートは唯一無二の美しさ。映画のよう、と安易に言ってしまうが、こんな映画あるはずがない。アルバム『音楽よさようなら』(2023)はCDでしか聴けないが、是非手に入れてほしい。

taishiji

「青空であること(Live at 韓国仁川Asian Pop Festival 31/5/2026)」
韓国仁川で行われたAsian Pop Festival 2026 に出た時のライブ。その日は会場の周りを朝からランニングした。空港周辺の空っぽの埋め立て地。豪華ホテルに泊まらせてもらって楽しかった。超暑い日だった。ライブは死ぬほど盛り上がった。

「テレパシー過ぎて、春だね。(Demo)」
春になって引っ越していくだれかを見送る歌。実家で歌詞を書いた。好きな曲だけど「サニービート」のレコーディングでは演奏しなかった。体温が高過ぎたのかな?なぜだろう。ここにはぼくがひとりで作ったデモテープで収録。

「地球でいちばんロマンチックな場所」
これも歌も一緒にせーので一発録りした。西荻のスタジオで。眠れずに森を彷徨っていたら異世界に出た、って感じの歌。異世界はいつでも最高。ぼくは異世界をいつも求めている。関係ないけど西荻って素敵な町だ。大好き。

「八月(Inst. Version)」
アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を観て感激して作った小さな宇宙人がUFOと離れ離れになっちゃう歌。ですが、ここでは歌のないインストバージョンを。いつか歌ありバージョンも出したいです。

「ジミー(Live at 新潟LOTS 23/5/2026)」
サニービートの中でいちばん最後にできた曲。中国ツアーに出る前夜の深夜にできたので、ツアー最中のオフ日に北京のスタジオで録音した(そのレコーディングがなかったら、みんなで万里の長城に行く予定だった)。歌詞は戻ってきてたくさん推敲した。中国ツアーで見えた風景も入っている。歌だけは自宅で録音。ここに収めたのは新潟でのライブ。ギターが1音下げチューニングだから、この曲をやるためだけにもう一本用意しなきゃいけない。地味な曲だと思ってるので「ジミー」というタイトルにした。

「太陽が落ちた日」
ツアー中長崎公演の翌日が1日休みだったので、長崎にいる中学時代の先輩(この人がぼくをバンドに誘ってくれて、ぼくのバンド人生が始まった。その時歌ったのは、サザンとオジー)と会って、爆心地公園の近くの中華屋さんで美味しい皿うどんなどを先輩の奥様とも一緒に食べた。そのあとひとりで原爆資料館へ行った。資料館を出て公園のベンチで休憩した。外国からの観光客、ピクニックしてる女性数人、声をあげて遊ぶ子供たち。平和だなあとしみじみ思った。平和とはこんなふうに戦争の惨禍をBGMにしないと成り立たないものなのか?とも思った。戻ってきて曲ができた。それがこの歌です。

「サマーギグ (Summer Eye Remix)」
夏目くんにLINEしてリミックスをお願いします!と言ったら「もちろん」と言ってくれて、もうなんとなく構想ありますと言ってくれた。完成するまで楽しみで眠れなかったよ。アップリフティングなハウス。そこはかとないエレガンスが、夏目くんぽさだなあと思う。オレもそうだけど彼も夏男だろう。

Summer Eye

「まぶしすぎて」
新しいエレキギターを買った夏。毎日のように練習スタジオに入ってギターを爆音で弾いていた。ピックアップを交換したり、色々改造したりしながら。ギグバッグを背負いチャリでスタジオまで。個人練。エレキギターは最高。アンプに直結。ボリュームは絶対フルテン。そんな練習スタジオの日々に生まれた曲。

「悲しいことがあった日は(Live at 京都磔磔 19/4/2026)」
曲を作ったのはけっこう昔だけど、サニービートのレコーディングで録音してみた。最初はめちゃくちゃシューゲイザーな曲だったんだ、ぼくの最初のデモでは。アレンジって絶対的なものじゃなくて、巡り合わせみたいなもの。この日だったからこんなフレーズやリズムをやってみた、ってことが大事だと思う。ぜんぶはたまたま起きたこと。京都でのライブ。

京都磔磔のサニーデイ

「ライブハウス」
短い曲を作ろうと思った。あっという間に終わる曲。松本の某ハコで弾き語りをやったあとに話しかけてくれた女の子の笑顔が忘れられず、この曲ができた。

松本での
弾き語りライブ

「チェレスタの恋人」
かなり前に田中とふたりで録音した曲(10年前)。『DANCE TO YOU』の前に存在したお蔵入りになったアルバム(『サニーデイ・サービスの世界』という仮タイトルがついていた。ジャケットは壊れた時計の写真)、その収録予定曲だった。それにダイクくんがドラムを重ねた。それが2年くらい前かな。チェレスタというのは大昔に発明された鉄琴を鍵盤で弾く構造のピアノの亜種のような楽器。いちばん有名なのはヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「サンデー・モーニング」のイントロかな。この曲にも聴こえます。この曲は大好きな曲。なんで今までどこにも入らなかったんだろう。だれか教えてください。

シングル「FÜCK YOU音頭」裏
ジャケット撮影時(2018)

サニーデイ・サービス
『サニービート・デラックス!』
2026年7月30日配信
https://SunnyDayService.lnk.to/SunnyBeatDeluxe
1 凡庸
2 炭酸No.1 (SUGIURUMN Remix)
3 春が来たんだね (taishiji Remix)
4 青空であること (Live at 韓国仁川Asian Pop Festival 31/5/2026)
5 テレパシー過ぎて、春だね。(Demo)
6 地球でいちばんロマンチックな場所
7 八月 (Inst. Version)
8 ジミー (Live at 新潟LOTS 23/5/2026)
9 太陽が落ちた日
10 サマーギグ (Summer Eye Remix)
11 まぶしすぎて
12 悲しいことがあった日は (Live at 京都磔磔 19/4/2026)
13 ライブハウス
14 チェレスタの恋人

(以下 オリジナルアルバム)
15 青空であること
16 サマーギグ
17 悲しいことがあった日は
18 春が来たんだね
19 炭酸No.1
20 ふつりあい
21 ジミー
22 麻婆思考
23 レモネード挽歌
24 春眠ボアダム
25 梅ヶ丘通り
26 関係ない恋の唄

※ なお、追加された14曲を収録したCD/アナログ盤も発売されます。こちらはライブ会場とROSE RECORDSオンラインショップのみの限定リリースです(詳細は後日発表)。

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