14章|人生をデザインマネジメントする|14−2| 人生を「デザイン」するための4つの理論 —— キャリアの正解を探さない生き方
このnoteは、「問いからはじめる”デザインマネジメント”」として、1冊の本をつくるためのnoteです。1つずつのnoteでも伝わる様にと書いていますが、他の記事であったり、なんでこんな事やっているの?と興味を持っていただけたら、こちらをお読みください。
前回のScene 1では、デザイン経営宣言の主語を「会社」から「自分」に置き換えても、やることはまったく同じだという話をしました。
「自分らしさ」が土台になること。
そして、この本で学んできた考え方が、そのまま人生を生きるための「OS」になること。
では、その「人生をデザインマネジメントする」とは、具体的にどういうことなのでしょうか。
世の中には、キャリアや人生設計に関する理論がたくさんあります。
けれど私は、ここであまり難しい理論をたくさん並べたいわけではありません。
この本で学んできたデザインマネジメントの考え方と、まっすぐつながるものだけを選びたい。
そう考えて、ここでは4つの理論を取り上げます。
それは、どれも「正解を当てにいく人生」ではなく、問いを持ちながら、自分の人生を育てていく生き方を支えてくれる理論です。
理論1:プロティアン・キャリア —— 「会社のキャリア」から「自分のキャリア」へ
これまで、多くの人にとって「良いキャリア」とは、
良い会社に入り、昇進し、安定した立場を手に入れること
として語られてきました。
どの会社に入るか。
どんな肩書きを持つか。
どれだけ年収が上がるか。
そうした外側から見えるものが、キャリアの成否を決める基準になってきたのです。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
けれど、それだけを基準にしてしまうと、人はだんだん苦しくなります。
なぜなら、会社も社会も変わるからです。
そして何より、自分自身も変わっていくからです。
キャリア研究者のダグラス・ホールは、1976年の時点で、すでにこうした価値観を問い直していました。
彼が提唱したのが、「プロティアン・キャリア(Protean Career)」という考え方です。
「プロティアン」とは、ギリシャ神話に登場する、姿を自在に変えられる海の神プロテウスに由来しています。
環境が変わっても、自分の価値観を軸にしながら、柔軟に形を変えて進んでいく。
そんなキャリアのあり方を表しています。
この理論で大切なのは、
キャリアの方向を決めるのは組織ではなく、自分自身である
ということです。
そして、成功の基準も変わります。
従来型のキャリアでは、成功は「昇進」「年収」「会社の知名度」といった、外から見える指標で測られがちでした。
一方、プロティアン・キャリアでは、
「自分にとって意味があるか」
「自分らしくいられるか」
という、内側の充実感が軸になります。
整理すると、こんな違いがあります。
従来型キャリア
方向を決めるのは組織
成功の基準は昇進や年収などの客観的な指標
大切なのは組織への適応力
プロティアン・キャリア
方向を決めるのは自分自身
成功の基準は心理的な充実感や納得感
大切なのは自己認識と変化への適応力
この考え方は、第10章で扱った「自律」の話とよく似ています。
「自立」が一人で立つことだとしたら、「自律」は自分でルールを考え、状況に応じて判断しながら動けることでした。
プロティアン・キャリアも同じです。
会社のレールにただ乗るのではなく、自分の価値観を軸に、自律的にキャリアを形づくっていくのです。
Scene 1で私は、デザイン経営宣言の主語を「会社」から「私」に置き換えても、本質は変わらないと書きました。
プロティアン・キャリアは、まさにキャリア版のデザイン経営宣言だと言えます。
「自分らしさって何だろう」
「自分は何を大切にしたいのだろう」
「どんなときに、心が動くのだろう」
そんな問いから始まり、自分の歴史や強みを振り返り、未来を思い描き、小さく試して学び続ける。
それは、まさにこの本で学んできたデザインマネジメントの実践そのものです。
学生の日常に落とし込むと…
就活で「この会社に入れば安泰そうだから」と会社名だけで選びたくなることがあります。
それ自体は自然なことです。
でも、プロティアン・キャリアの視点では、その前にもう一つ問いが必要です。
自分は何を大切にしたいのか。
どんな環境なら、自分らしく力を発揮できるのか。
答えは一つでなくてかまいません。
むしろ、最初から一つに決めきれないほうが自然なのかもしれません。
理論2:計画された偶然 —— 人生は、想定外の出来事によって動いていく
就活や進路の話になると、
「5年後の自分を考えましょう」
「キャリアプランを明確にしましょう」
と言われることがあります。
もちろん、方向性を考えることは大切です。
けれど、人生はいつも、計画通りに進むわけではありません。
スタンフォード大学のジョン・クランボルツは、
人のキャリアは、予期しなかった出来事によって大きく形づくられる
ことに注目し、「計画された偶然(Planned Happenstance)」という理論を提唱しました。
名前だけ聞くと、少し不思議です。
「計画」なのに「偶然」。
けれど、ここで言いたいのは、偶然そのものを操作することではありません。
そうではなく、
偶然の出来事が起きたときに、それを意味あるものとして受け取れる自分を準備しておく
ということです。
クランボルツは、そのために大切な姿勢として、次の5つを挙げています。
好奇心:知らないことに首を突っ込んでみる
持続性:すぐに諦めず、続けてみる
柔軟性:想定と違ってもやり方を変えてみる
楽観性:予想外の出来事をチャンスとして見てみる
冒険心:不確実でも一歩踏み出してみる
これを見ていると、どこかで聞いたことがあるように感じないでしょうか。
そうです。
これは、この本で扱ってきた実践そのものです。
第5章の「観察と共感」は、好奇心につながっています。
第7章の「試作と磨く」は、持続性につながっています。
第8章の「仕事の流れを組み替える」は、柔軟性につながっています。
第6章の「未来を発想する」は、楽観性につながっています。
第2章の「共創」は、冒険心につながっています。
つまり、皆さんはこの本を通して、すでに
偶然をキャリアに変えるための姿勢
を学んできたとも言えるのです。
ここで、私自身の話を一つだけさせてください。
それが、いまの私のキャリアの軸のひとつになっている kintone との出会いです。
10年ほど前、私は当時の社長から、新規ビジネスづくりのチームメンバーに入れられました。
けれど、そのときの私は、その仕事を心から望んでいたわけではありませんでした。
正直に言えば、最初は「面倒だな」という気持ちもありましたし、
「なぜ自分がそこに入るのだろう」という戸惑いもありました。
なぜなら、その頃の私は、すでに目の前のお客さんの仕事に向き合う日々に充実感を持っていたからです。
お客さんの困りごとを整理して、一緒に仕組みにしていく。
その仕事に、私はやりがいを感じていました。
だからこそ、新しい役割を突然足されることに、素直に前向きにはなれなかったのです。
しかも、単純に忙しくなることも想像できました。
今ある仕事が充実しているからこそ、そこに何か新しいものが加わることを、重たく感じる。
そんな揺れが、たしかにありました。
それまでの私は、システムづくりを5人くらいのチームで進めることが多かったように思います。
それぞれが役割を持ち、分担しながら一つの仕組みをつくっていく。
それが当たり前でした。
けれど、新規ビジネスの立ち上げでは、そうはいきませんでした。
誰かが整理してくれるわけではない。
誰かが設計してくれるわけでもない。
ビジネスのことも考えなければいけないし、それを支える仕組みのことも考えなければいけない。
立ち上げ期は、ときにそれを自分ひとりで前に進める必要さえありました。
そのとき私は、初めて、仕事の見え方が変わる感覚を持ちました。
「分担された役割のひとつを担う」のではなく、
仕事そのものをどう成り立たせるかを考える
必要が出てきたのです。
そんな中で、いろいろな方法を探していくうちに出会ったのが、kintone でした。
私が初めてkintoneに触れたのは、2014年のことです。
当時の私は、将来の青写真を持っていたわけではありません。
「いつかkintoneエバンジェリストになろう」などと考えていたわけでもありません。
ただ、そのときの私には一つの切実な実感がありました。
この立ち上げを、自分の手で前に進めなければいけない。
その中で、
「もしかしたらkintoneなら、自分ひとりでも、ビジネスとシステムを一緒に形にしていけるのかもしれない」
と感じたのです。
これは、私にとってかなり大きな感覚の変化でした。
それまでのシステム開発は、人も時間もかかるものという前提が強くありました。
もちろん、それには意味があります。
けれど、新規ビジネスの立ち上げでは、もっと速く考え、もっと速く試し、もっと速く直す必要があった。
そのとき、kintoneは単なる便利なツールではなく、
考えたことを、自分の手で、すぐに形にしてみるための道具
として見えたのです。
いま振り返ると、ここに私のキャリアの大きな転換点がありました。
ただ、そのときは、そんなふうには思っていませんでした。
むしろ、戸惑いの中にいたし、忙しさの中でもがいていたと思います。
でも、そうした偶然の配置の中で出会ったものが、時間をかけて、自分の軸になっていった。
私がkintoneエバンジェリストになったのは、2022年です。
2014年に初めて触れてから、8年の時間が流れていました。
ここに、私はキャリアのおもしろさがあると感じています。
人はつい、「自分の軸は最初から明確でなければならない」と思いがちです。
けれど実際には、最初は面倒だと思ったこと、やらされ感のあったこと、忙しくなりそうで避けたかったことが、
あとから振り返ると、自分の人生の大切な柱になっていることがあります。
私にとってのkintoneは、まさにそういう存在でした。
偶然は、誰にでも起こります。
でも、それをただの出来事で終わらせるのか、未来につながる種として育てていくのかで、人生は少しずつ変わっていきます。
そして、その違いを生むのが、日頃から持っている問いなのだと思います。
「これは何のためにあるのだろう」
「もっと良いやり方はないのだろうか」
「自分は何を形にしたいのだろう」
そうした問いがあるからこそ、偶然はただの偶然ではなく、人生の流れを変える出会いになっていくのです。
学生の日常に落とし込むと…
「たまたま空きコマだったから」
「友だちに誘われたから」
「何となく気になったから」
そんな理由で選んだ授業や活動が、後から大きな意味を持つことがあります。
最初から深い覚悟なんてなくても大丈夫です。
大切なのは、その偶然の中で何を感じ、何を問い、どう向き合ったかです。
理論3:ナラティブ・アイデンティティ —— 人は、自分の物語によって自分を生きている
第12章で、私たちは「ストーリー」と「ナラティブ」の違いを学びました。
過去に完結した話よりも、未来に向かって開かれた語りのほうが、人を巻き込み、意味を生み出す。
この考え方は、自分自身の人生にも、そのまま当てはまります。
心理学者ダン・マクアダムスは、
「ナラティブ・アイデンティティ(物語的自己同一性)」
という概念を研究しています。
これは、人は自分の人生を「物語」として語ることで、
自分が何者なのかを形づくっている
という考え方です。
「自分はこういう人間だ」
「こういう経験をしてきたから、今の自分がある」
私たちは、無意識のうちに、自分の過去に意味を与えながら生きています。
そして大事なのは、その物語は固定されたものではない、ということです。
同じ事実であっても、意味づけが変われば、人生の物語は書き換わります。
たとえば、「設計コンペに落ちた」という出来事があったとします。
その事実を、
「自分には才能がなかった。やっぱり向いていなかった」
と語ることもできます。
でも、
「あの経験で、自分が何に悔しさを感じるのかを初めて知った」
「あの経験があったから、自分は表現そのものではなく、人の想いを形にすることに惹かれていたと気づけた」
と語ることもできます。
事実は同じです。
でも、後者の語りは未来に向かって開いています。
それは、閉じたストーリーではなく、これからも続いていくナラティブです。
マクアダムスの研究では、ネガティブな経験に対して
「あの経験があったから今がある」
と意味づけ直せる人のほうが、心理的な健康度やキャリアの充実感が高い傾向があることが知られています。
ここで言いたいのは、無理やり前向きになれということではありません。
つらかったことを、何でも「いい経験だった」と言い換えようという話でもありません。
そうではなく、
経験の意味は、一度決まったら終わりではない
ということです。
あのときは失敗だと思っていた。
あのときは遠回りだと思っていた。
あのときは、自分には向いていないと思っていた。
でも、時間がたった今振り返ると、そこに別の意味が見えてくることがある。
自分の人生を前に進める人は、その意味づけを更新し続けています。
それは、第7章で学んだ「試作と改善」にもよく似ています。
人生の物語もまた、一回で完成するものではありません。
小さく試し、振り返り、意味づけを変え、また一歩進んでいく。
人生そのものが、永遠のプロトタイピングなのです。
学生の日常に落とし込むと…
面接で「学生時代に力を入れたこと」を聞かれたとき、事実だけを並べる人と、そこに自分なりの意味づけを加えられる人では、伝わり方が大きく違います。
うまくいった経験だけでなく、失敗や迷いを、
「あの経験があったから、今こう考えるようになった」
と語れること。
そこに、その人らしさがにじみます。
理論4:Designing Your Life —— 正解の人生は探すものではなく、試作するもの
最後に紹介したいのが、スタンフォード大学 d.school のビル・バーネットとデイヴ・エヴァンスによる
「Designing Your Life(人生のデザイン)」
という考え方です。
彼らの出発点は、とてもシンプルです。
デザイン思考で製品やサービスをデザインするなら、人生も同じようにデザインできるのではないか。
この発想は、この本全体ととても深く響き合っています。
この理論の核心は、3つあります。
① 「正解の人生」は一つではない
多くの人は、どこかで「自分にぴったりの正解の道があるはずだ」と思っています。
だから、その正解を選べなかったらどうしよう、と不安になります。
でも、バーネットとエヴァンスは、
自分にとって良い人生は一つではなく、複数ありうる
と言います。
これは、とても救いのある考え方です。
人生は、たった一つの正解を見つけるゲームではありません。
いくつかの「良いかもしれない未来」を並べながら、その中から育てていくものなのです。
② 人生は「プロトタイピング」できる
デザイン思考では、いきなり完成形をつくりません。
まずは小さく試し、そこから学びます。
人生も同じです。
「この仕事が気になる」と思ったら、いきなりすべてを変える必要はありません。
その仕事をしている人の話を聞いてみる。
短いインターンに行ってみる。
小さく副業で試してみる。
プロジェクトに少しだけ関わってみる。
そうやって、まずは試作してみる。
これは、第7章の「試作と磨く」を、そのまま人生に応用した考え方です。
③ 行き詰まりは、「問い」を変えることでほどける
「やりたいことがない」
「自分には何もない」
「向いていることがわからない」
そうした行き詰まりにぶつかることがあります。
でも、そのとき本当に問題なのは、自分自身ではなく、
自分が握っている問いのほうかもしれない
と、この理論は教えてくれます。
たとえば、
「自分の天職は何か」
という問いは、とても強くて魅力的ですが、人を固めてしまうことがあります。
でも、問いを
「最近、自分が少しでも気になったことは何か」
「誰といるときに、自分は自然に動けるか」
「いまの自分が、小さく試せることは何か」
に変えると、急に動き出せることがあります。
これは、第1章の氷山モデルで学んだことともつながります。
表面に見えている悩みの下には、見えない前提があります。
その前提を疑い、問いを置き直すこと。
そこから、新しい動きが始まります。
ここまで見てきて、気づいた方もいるかもしれません。
この本で学んできたことは、ほとんどそのまま
「人生をデザインするためのフレームワーク」
にもなっているのです。
自分を知る
人を観察する
共感する
未来を描く
小さく試す
振り返る
伝える
続けるための仕組みをつくる
それは、チームや仕事のためだけのスキルではありませんでした。
自分の人生を経営するための技術でもあったのです。
学生の日常に落とし込むと…
「将来何になりたいですか」と聞かれて、答えに詰まることがあります。
でも、それは恥ずかしいことではありません。
まだ決められていないのではなく、
これから複数の良い人生を試作していく段階にいる
だけなのです。
建築やインテリアの設計でも、最初の一案でいきなり決めることは少ないはずです。
スケッチを何枚も描きながら、少しずつ輪郭が見えてくる。
人生も、きっと同じです。
4つの理論が描く「人生のデザインマネジメント」の地図
ここまで見てきた4つの理論を重ねると、
「人生をデザインマネジメントする」とは何かが、だんだん見えてきます。
プロティアン・キャリア
自分らしさを軸に、キャリアを自律的に形づくっていく計画された偶然
問いを持ち続けることで、偶然をチャンスに変えていくナラティブ・アイデンティティ
経験に意味を与え、自分の物語を更新し続けるDesigning Your Life
正解を探すのではなく、複数の「良い人生」を試作していく
この4つは、ばらばらの理論ではありません。
どれも共通して、こう語っています。
答えを決め打ちしないこと。
問いを起点にすること。
小さく試して学ぶこと。
物語を更新し続けること。
そして、そのどれもが、この本の1章から13章で学んできたデザインマネジメントの実践と、深くつながっています。
皆さんは、気づいていなかったかもしれません。
でも、チームのためのスキルだと思っていたことが、実はそのまま、自分の人生を動かす力でもあったのです。
問いを持ち続けるということ
最後に、一つだけ。
この本のタイトルは『問いからはじめるデザインマネジメント』です。
私はこの本の中で、毎章の最後に問いを置いてきました。
なぜなら、答えは、一度出すと止まってしまうことがあるからです。
「わかった」と思った瞬間に、学びが閉じてしまうことがある。
でも、良い問いは、答えを出しても消えません。
むしろ、一つの答えを出すたびに、次の問いを連れてきます。
4つの理論が教えてくれているのも、結局は同じことです。
キャリアに正解はない。
物語は書き換えられる。
人生は試作できる。
だからこそ、問いを持ち続けることだけが、自分の人生を前に進め続けるエンジンになるのだと思います。
問いを持っている人は、偶然をチャンスに変えられます。
問いを持っている人は、自分の物語を更新し続けられます。
問いを持っている人は、自分らしいキャリアを自律的に歩けます。
問いを持っている人は、人生を何度でも試作できます。
「問い」を持ち続けること。
それが、人生をデザインマネジメントする、ということです。
今日の問い
これからの人生で、あなたが持ち続けたい「問い」は何ですか?
まだ言葉にならないなら、こう考えてみてください。
自分が夢中になれる瞬間、その裏側に、いつもある「気になること」は何だろう。
補足:このSceneの背景にある理論・考え方
プロティアン・キャリア(Protean Career)
ダグラス・ホールが提唱したキャリア理論。組織が決める昇進ルートではなく、個人の価値観と自己実現を軸に、自律的にキャリアを形成していく考え方。成功を、年収や役職だけでなく、心理的な充実感でも捉える。
計画された偶然(Planned Happenstance Theory)
ジョン・クランボルツが提唱。キャリアの多くは予期しなかった出来事によって形づくられるが、その偶然を活かせるかどうかは、日頃の姿勢に左右されるという考え方。好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・冒険心が重要とされる。
ナラティブ・アイデンティティ(Narrative Identity)
ダン・マクアダムスらが研究。人は自分の人生を物語として語ることで、自己同一性をつくっているという考え方。経験の意味づけを変えることで、自分の物語も更新されていく。
Designing Your Life(人生のデザイン)
ビル・バーネットとデイヴ・エヴァンスが提唱。デザイン思考をキャリアや人生設計に応用し、「正解の人生」を探すのではなく、複数の良い人生を試作しながら選び取っていくアプローチ。
経験学習モデル(Experiential Learning)
デイヴィッド・コルブが提唱。具体的経験→省察→概念化→実践というサイクルを通して学びが深まるという理論。本書で扱ってきた「試作→振り返り→意味づけ→次の実践」と重なる。
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