第274回 新・中国文明
涿鹿(たくろく)の戦い
今から約4600年前の
古代中国を舞台にした、中華文明の
創世記における「最大にして最終決戦」
とされる伝説の戦争です。
司馬遷の『史記』をはじめとする
多くの古籍に記録されていますが
その内容は歴史というよりも
まるで現代のダークファンタジーや
SF映画のような
「超能力と怪獣が乱れ飛ぶド派手な大決戦」
となっております。
この戦いの背景と、神話に残る凄まじい
バトルフィールドを
分かりやすくまとめました。
開戦の背景
黄帝(こうてい)& 炎帝(えんてい)と
中原(ちゅうげん)を拠点とする
華夏集団のリーダーは知性と道徳を重んじ
熊や虎といった猛獣
(あるいはそれを図騰とする部族)を
調教して戦うスタイルです😮
対する九黎族に蚩尤(しゆう)という
東方の蛮族、九黎(きゅうり)族の首領で
伝説では銅の頭に鉄の額を持ち
砂や石を喰らい、81人の化け物じみた
兄弟がいるという、完全に人間を超越した
戦闘種族の王です😨
なぜ戦ったのか・・・?
当時、勢力を拡大していた蚩尤は
非常に狂暴で、最先端の青銅器の
武器(刀や矛など)を大量に製造して
無双していました😏
まず炎帝の領土が蚩尤に蹂躙され
逃げ出した炎帝が黄帝に泣きつき
ここに人類の祖VS最強の魔王の
全面戦争が勃発したのです🤔
決戦!涿鹿の野
凄まじき能力バトル
戦場となったのは現在の河北省涿鹿県付近・・・
最初は武器の質と戦闘力で勝る蚩尤軍が圧倒し
黄帝は九戦九敗、何度もボロ負けしたと
伝わります・・・
ここからの両軍の神術の応酬が非常に
オカルトチックです🤣
蚩尤の「大霧」と黄帝の「科学」
蚩尤は術を使い、戦場一帯に3日3晩続く
濃霧を発生させ、視界を奪われた黄帝軍は
パニックに陥りますが、黄帝の
臣下(風后)が星の導きによって
指南車という常に南を指す
磁気コンパスの馬車を発明し、霧を突破して
撤退に成功します・・・
超古代のハイテク戦ですね🤔
水属性VS風雨の神
すると黄帝は、水龍の神
応竜(おうりゅう)を召喚し
大量の水を蓄えさせて蚩尤軍を
水攻めにしようとします😮
しかし蚩尤も負けじと
風の神(風伯)と雨の神(雨師)を
味方につけ、凄まじい大暴風雨を
巻き起こして応竜の水を押し戻し
黄帝軍を全滅の危機に追い込みました😱
最終兵器「天女」と「怪獣の太鼓」
絶体絶命の黄帝は、天界から
干ばつの女神「女魃(じょばつ)」を
降臨させます😳
彼女が放つ圧倒的な熱量によって
暴風雨は一瞬で蒸発し
カラリと晴れ渡りました🫡
さらに黄帝は、東海の神獣
「夔(き)」の皮で作った
『雷の太鼓』を打ち鳴らし、その大音響で
蚩尤の軍勢を恐怖で麻痺させます😱
形勢逆転した黄帝軍は一斉に攻め込み
ついに無敵の魔王、蚩尤を
捕らえて処刑したのです😵
この戦いがもたらした結末・・・
中華の夜明け(共主の誕生)
蚩尤に勝利したことで、黄帝は諸侯から
天子(リーダー)として推戴され
ここに華夏族(のちの漢民族)の基盤が
確立しました😊
現在でも中国の人が自分たちを
炎黄子孫(炎帝と黄帝の子孫)と呼ぶのは
この戦いの勝利が原点だからです。
勝利のあとの代償・・・
実はこの戦い、後味が少し悪く
大活躍した「応竜」と「女魃」は
神力を使い果たした(あるいは呪われた)ため
天界へ帰れなくなってしまいました😣
女魃が地上(北方)に留まったせいで
その地域は二度と雨が降らない
「凄まじい干ばつ地帯」になってしまい
応竜が留まった南方では逆に
大雨が降り続くという
地球規模の異常気象(環境破壊)という
オチがついています・・・🤔
・・・でもこれだけの
伝説が残っている偉大な国、中国・・・
後に世界から眠れる獅子と恐れられるのも
頷けるというものです。
(有難う御座いました、音量にご注意ください!)
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