人の子と比べて「ホッとする」のは醜い感情?|医療的ケア児ママの告白から見えた真実
「うちの子より大変な子を見て、ホッとしてしまうことがあるんです。そんな自分がすごく嫌で、醜いと思ってしまう。」
ある医療的ケア児のお母さんが話してくれました。
私はこのお母さんの複雑な気持ちがすごくよく分かる気がしました。そして直感で思ったんです。それは決して悪いことじゃないって。
そのときの私は、その直感の理由を上手く言葉にできませんでした。
「人の子と比べて、ホッとする」
みなさんはどう思いますか?
後でもう一度よく考えてみました。うちの子より大変な子を見たときのそのお母さんの心境を。
そのお母さんはきっと、優越感を得てホッとしたんじゃないと思うんです。あの子よりはうちの子の方がマシだとかいうんじゃなくて、うちの子にはあって、あの子にはないものを見たときに、うちの子も特別なものを持っているんだって、当たり前の日常が尊いものだって気づくから、ホッとしたんじゃないかなと思います。
実は私も似たような経験がありました。息子がダウン症だと気づいた次の日に、祖母の訃報を聞きました。産後で病院にいた私は、今この瞬間ここで亡くなる命もあるんだろうと、ふと思いました。その命を思ったとき、息子の命がいかに尊いものか。ダウン症であれなんであれ、この世に命がある、誕生したことが素晴らしいことじゃないかと思えたんです。
「人の子と比べて、ホッとする。」それは悪いことのように捉えがちですが、色んな子がいることを知ることで、我が子が当たり前に持っているものの尊さに気づくことは、決して悪いことじゃないと思いませんか。
そのお母さんのホッとした気持ちは、そんな気づきから生まれる安心感で、それは自己肯定につなげる重要なステップだったんだと思います。
そうだ、突然ごめんなさい。ここで私は謝らないといけないことが…。
郷ひろみさん、ごめんなさい。
「他人と自分を比較することは、『無意味な劣等感』と『つまらない優越感』しか生まない」というあなたの名言を前前回の記事で格言にしておきながら、今私は人と比べることを肯定しています…
郷ひろみさんの素晴らしい名言と、人と比べることのデメリットについては、葛藤③という記事をご覧ください。本題に戻ります。
人と比べることは、劣等感や優越感に繋がりやすいのは事実です。だからその落とし穴には気をつけなくてはなりせん。でも人と比べること自体が悪いことではない。そこから得られる大切な気づきや安心があることは肯定すべき点じゃないでしょうか。
医療的ケアや障がいを持つ子の親は、みんな大きな不安を抱えています。そして我が子を愛するために、運命を愛するために日々戦っています。
障がい児のママたちへ。
「人の子と比べてホッとする」その気持ちは醜いものじゃないと私は思います。だから罪悪感を持たないで!それはきっと我が子とその運命を愛そうとがんばってる証拠だから。
そして障がいのあるなしに関わらず、子育てはみんな不安の連続です。
だから、全ての子育てママへ
ダウン症育児の大変な面も、良い面もぜひ読んでみてもらえたら嬉しいです。我が子と比べることに罪悪感を持たずに。色んな子がいることを知って、我が子を愛すること、日常の当たり前を愛することに役立ててもらえたらと思います。
なんか今日も偉そうに語ってしまいました。私もnoteに書きながら自分の気持ちを整理しているところです。子育てママパパ、一緒にがんばりましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。みなさんの育児エピソードもぜひコメント欄で教えてください。お待ちしてます♪
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