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alpacako
麻のクロスと、薄いガラスのコップを出した日 - テーブルの上から、涼しい色へ -
こんにちは、ルーシーです。
リネン類を入れている小さなチェストから、おろしたての麻のテーブルクロスを出しました。寒い時期のあいだはすこし厚手のコットンを使っていたのですが、もう空気が変わってきたなと感じる日が増えてきたので、テーブルの上から涼しさへ切り替えてみようと思ったのです。
すこし生成り色の麻をダイニングテーブルに広げると、それだけで部屋全体の温度が一段下がって見えました。触るとひんやりと乾いた感触で、これから来る蒸し暑い日々をちゃんと支えてくれそうな頼もしさがあります。布の質感が変わるだけで、食事のしたくの気分まですこし軽くなるのが毎年の発見です。
食器棚からは、長いことお休みしていた薄いガラスのコップを取り出しました。持ち上げるとふっと折れてしまいそうに繊細なのに、こちらの手のなかでしっかりと水を受け止める。食器って、季節ごとに使う子を変えると不思議とごはんの味まで変わって感じるんですよね。
夕方、麻のクロスに薄いガラスのコップを置いて、よく冷えた麦茶を注ぎました。氷がコップにあたる、コンという小さな音。そのあと、ガラスの表面にふくふくと汗のように水滴がにじんでいく時間。それを眺めるだけで、もう暮らしのなかに涼しい入り口が立っていることがわかります。
家のなかはお金をかけなくても、布と食器ひとつでぜんぜん違う表情になります。季節に合わせてテーブルの上を整え直す。それだけのことが、自分の毎日へのちょっとした贈り物になるんですよね。
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