Photo by
simeji1039
雨上がりの紫陽花、ひとひら。- 長い夕暮れと小さな花 -
こんにちは。ルーシーです。
6月の下旬。雨と晴れを行ったり来たりしながら、季節は静かに夏至を越えていきます。日が暮れるのがいちばん遅い時期です。夕方の光がいつまでも空の端に残っている。雨の合間の長い夕暮れに、近所の紫陽花の小径までゆっくり歩いてみました。
紫陽花は雨に濡れているときがいちばん綺麗だと思います。青も紫も白も、ほんの少しの水気をまとってしっとりと光を吸い込んでいる。ひとつの花のかたまりにたくさんの色がしまわれているのを見ていると、季節そのものを抱えているように見えてきます。
帰り道、地面にぽとりと落ちたままの小さな一片を見つけました。まだ綺麗だったので持ち帰り、お気に入りの小さなガラスのお皿にそっと置いてみます。家の中に紫陽花が一片あるだけで、なぜか部屋全体の温度まで少し下がったように感じるから不思議です。
夕飯のあと、麦茶を片手に窓辺へ。雨で洗われた緑が遅い夕陽の色をまだ少しだけ反射しています。こうしてゆっくりと過ぎていく時間こそ、6月のいちばんの贈り物かもしれません。
長く静かな夕暮れに、小さな紫陽花の一片と。今年もまた季節がここまで来てくれたことを丁寧に味わった、雨上がりの休日でした。
#エッセイ #日常 #日記 #6月 #紫陽花 #梅雨の楽しみ #雨の日の過ごし方 #日々の暮らし #丁寧な暮らし #日常の記録 #ライフスタイル #暮らしを楽しむ #ひとり時間
