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子どもの『困った』は、身体から見えてくる。―心理士と作業療法士で考えた90分―【作業療法シリーズ②】

前回の記事はこちら↓

つい先日の話ですが、
私が勤めている病院の
作業療法士と一緒に、

発達特性のあるお子さんについての
事例検討会に演者として出てきました。


様々な職種の方の参加


事例検討では、
ASDタイプと不安の高さ
が見られる

通常学級在籍のお子さんの
ケースを発表しました。

ただ、
実際に当日どのくらいの
専門職が来てくれるかは
不明確でドキドキでしたが、

ふたを開けてみれば
私たち演者(臨床心理士+作業療法士)
以外に

小学校~高校までの教員
(それぞれの校種で通常級、
特別支援学級、
特別支援学校の先生)

養護教諭
スクールカウンセラー
スクールソーシャルワーカー
福祉施設職員
(相談支援事業所職員)

児童発達支援施設
(放課後デイサービス職員)

など合計で30名を超える
様々な専門職が休日を
返上して集まってくださり、

集団場面でどのような配慮が
検討できるかを90分間
じっくりと話し合うことが
できました。

作業療法士によるアセスメント

事例の中身は記載できませんが、

「集団のなかで静かに
不適応を起こしていく」

タイプに対し、
作業療法士からは

感覚入力:柔らかいボールを握るなど、
感覚を入れることで不安(思考)

→感覚へと意識を逸らしていく
アプローチ。

身体感覚をダイレクトに扱う
:腹痛などでSOSサインを
出せるということは、
逆に言えばそれだけ
身体感覚が育っている
ということ。

不安時はお腹を温めるなど、
身体感覚を直接使って
「乗り越えた体験」
を積み重ねていく。

好きなキャラクターを一緒に描いて、
「お守り」づくり
をする。

お守りを常に持っててもらい、
不安に思ってもお守りを
持っていることで

「何も起こらなかった」
「最悪の状況を避けられた」

体験へと意味づけを
し直していく。

といったことが共有されました。

終了後のアンケート

検討会終了後のアンケートでは、
これまで作業療法士の話を
聞いたことがあるフロアの
他職種は4割以下であり、

大多数の人から

・不安に対する作業療法からの
アプローチについて大変参考になった

作業療法士 との連携が
教育現場でもさらに必要だと感じた


・医療的視点からの対策や
アプローチがわかった。

・授業に集中できない・衝動的・
すぐ疲れる子どもへの
作業療法的見立てを知りたい

・座位保持の難しい児や、
いつもぼーっとしていて
机に伏せていたり、
家で寝転がってばかりいる子
についての具体的な対処法を知りたい。

衝動的で、
物を投げる児への対応
(定型発達・医療的・
認知面など含めて話を聞きたい)

・行動の背景にある
子どもの認知のあり方など、
子どもの背景の見立てを聞きたい

・作業療法士 としての心の不安の
軽減なども興味深く聞くことができた。
実際の学校現場で生きづらさを
感じている子どもたちのためにも
どんどん発信してほしい。

などの声が聞かれました。

心理士+作業療法士のコラボレーションについて

心理士+作業療法士という
他職種協働での事例検討については、

・学校の教職員が多職種協働について
学ぶ機会が大切になってきていると
感じるので、これからもこうした
機会を作ってほしい。

作業療法士が学校に入っている
地域があることを初めて知った

医療的な立場からの見立てが
参考になると感じた。

・特に小学校には 作業療法士・
言語聴覚士の視点や支援は
非常に有効だと思う

・視野も広がるし、
自分の考え方が合っている
ところもあり自信につながる

といった声が聞かれました。

まとめ

今回事例検討を企画して、
様々な声を聴くことができました。

また、私なりに学校と
作業療法士との架け橋に
なることができて、

とても有意義な時間を
過ごせました。

これからも機会を見つけて、
頑張っていきたいと思います。

お読みいただき
ありがとうございました。


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