真珠こけもも
真珠こけもも

真珠こけもも、丸い紫の玉。
その実を見ると、
あなたのことを思い出す。
本当は、
あなたの目に映っていた
自分自身のことだったのかもしれない。
なぜ、あんなにも、
わたしは
あなたに愛されていたのだろう。
その記憶が、
あまりにも美しく、
鮮烈な光を放っていたから。
ぼくは、
あなたから
目を背けることができなかった。
あなたは、
わたしの
宝石であった。
あなたは、
ぼくの
光になった。
もう、
触れることはできない。
それでも、
その光は消えない。
孤独な夜に、
ぼくを静かに
救ってくれる。
あなたは、たしかに、
この世界の中で、
僕を見ていたのだから。

Luna SĀYA
