成長する人は、自分との約束を破らない、小さな約束が人生を大きく変える
「続ける才能がありません。」
若い人から相談を受けると、
意外なほど多く聞く言葉だ。
読書が続かない。
勉強が続かない。
筋トレも日記も三日坊主。
そんな自分を責めてしまう。
でも私は、そのたびに思い出す言葉がある。
社外の師匠・Hさんから教わった、
「決めたことをやりきるだけだよ」
という一言だ。
一見すると当たり前。
でも、25年以上仕事を続けてきて、
この言葉ほど本質を突いている教えは少ないと思う。
「そんなことが一番難しい」
Hさんは、私から見ると理想のビジネスパーソンだった。
知識は豊富。
約束は絶対に守る。
時間にも正確。
周囲への気配りも自然。
しかも、誰よりも学び続けている。
「何か特別なルールがあるんですか?」
そう聞いた私に、Hさんは笑いながら答えた。
「決めたことをやりきるだけだよ」
あまりにもサラッと言うので、一瞬聞き流しそうになった。
でも心の中では思った。
「いや、それが一番難しいんですよ」
成功する人は「才能」より「約束」を積み重ねている
私たちは、大きな目標ばかり立てたがる。
毎日2時間勉強する。
毎日本を50ページ読む。
毎日ランニング10km。
最初は気合でできる日もある。
でも忙しい日が来る。
疲れる日もある。
すると一気にゼロになる。
そして、
「自分は続かない人間だ」
と決めつけてしまう。
でもHさんは違った。
大きな目標ではなく、
小さな約束を毎日守る。
その積み重ねだけだった。
コツは「約束を最小限にすること」
しつこく聞くと、
Hさんは教えてくれた。
「約束は最小限でいい」
これも衝撃だった。
気合で増やすのではない。
減らす。
例えば、
・気になっていた本を5ページ読む
・書類の目次だけ作る
・ブクマを10件見直す
・メールの下書きだけ作る
・一駅だけ歩く
・ストレッチだけする
どれも10分あればできることばかり。
でも、それを守り続ける。
一つ守れると、
「自分は約束を守る人間だ」
というセルフイメージが少しずつ育っていく。
人は他人より、自分との約束を破っている
考えてみると、不思議なものだ。
取引先との約束なら守る。
上司との約束も守る。
友人との待ち合わせも守る。
でも、
「今日は本を読む」
「今日は振り返る」
「今日は一件だけ営業する」
そんな自分との約束は、驚くほど簡単に破ってしまう。
しかも、自分は怒らない。
だから自己信頼が少しずつ減っていく。
逆に、小さな約束でも守り続ける人は、
「自分ならできる」
という感覚が積み上がる。
自信とは、才能ではない。
自分との約束を守った回数なのかもしれない。
20代・30代は「大きく変わる」より「毎日守る」
若いうちは、一気に人生を変えたくなる。
資格を取る。
副業を始める。
転職する。
起業する。
もちろん挑戦は素晴らしい。
でも、その前に身につけたい力がある。
毎日、自分との約束を守る力だ。
読書5ページ。
日記3行。
スクワット10回。
営業なら、お客様へ一本だけ連絡する。
派手さはない。
でも、この積み重ねが数年後には大きな差になる。
今日、自分と一つだけ約束する
今日の約束は、一つでいい。
一つだけ決める。
そして必ず守る。
終わったら、自分を褒める。
また明日も一つ。
この繰り返しが、習慣をつくる。
習慣が人格をつくる。
そして、人生を静かに変えていく。
今回の学び
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・成長する人は自分との約束を守る
・約束は小さいほど続く
・自己信頼は約束を守った回数で育つ
・まずは一日一つ、自分との約束を守る
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Hさんの言葉は、今でも私の基準になっている。
「決めたことをやりきるだけだよ」
シンプルだから難しい。
でも、だからこそ強い。
未来を変えるのは、大きな決意ではない。
今日守った、小さな約束の積み重ねだ。
