天国を見た夢、その意味
もう2年以上経つ。
今でも鮮明に覚えている、夢で見たビジョン。
皆さん、天国をイメージすると、
どんな景色になりますか?
画像作ってみました。



夢の中でのキーワードとして、
青空から、優しい光が降り注ぎ、色とりどりな花たちが咲き誇る花畑。
無数の蝶々がヒラヒラと舞い、柔らかなヴェールが一体を包み込んでいた。
私自身はそこに存在するというよりも、その景色を眺めている感覚だった。
一目見て、ここは天国と呼ぶ場所だと察知した。
神々しい、眩ゆい、神聖な場所。
いつまでも見ていたい、
いつまでもここにいたい、
そう思える、
何とも居心地の良い、美しい景色だった。
まるで、私は何か温かいものに包み込まれているような、ホッとする感覚だった。
その場所があまりにも神聖で、貴重で、私は好奇心にかられて少し散策していたのだろう。
視野だけが移動するような、足で歩く感覚ではなかったように思う。
青空から降り注ぐ、光が集中している場所があった。

白と黄色の光のヴェールが、まるでカーテンのようにヒラヒラ揺れ動くような場所を見つけた。
その場所を、不思議そうに見つめていた。
すると、白っぽく光る、丸い物体が、フワフワと移動してきた。

光のヴェールの中に近づいていき、やがてその中に吸収され、消えていった。
いくつ見たかははっきり覚えていないが、私はその現象を見ながら、あれは魂のように思えていた。
“魂は、あの光のカーテンのようなヴェールの中に還っていくんだ”
ふと感じた。
目が覚めて、見たことのない類いの夢に、すごく印象深い思いだった。
“あの夢は何だったんだろう?”
朝、起きてからそう思った。
1日を過ごし、出かけていた私は帰宅した。
すると、玄関に手紙が入っていた。
その手紙は、
お隣に住む、おばあちゃんの訃報だった。
その手紙を見た瞬間、私の身体は動かなかった。
ショックだった。
それ以上に、夢で見ていた、幻想的な天国の夢の意味を知った。
“あの夢は、おばあちゃんが別れを告げに来てくれた”
天国に還っていく魂そのものだった。
隣に住むおばあちゃんは、優しい人だった。
10年前、県外から引っ越してきた私に、
「子供が小さいうちは大変らね〜」
「おめさん、なじらね?」
(おまえさん、どんなですか?)
と、会えば話しかけてくれたり、山菜や栗を分けてくれた。
旦那さんにお話しを伺うと、夜中に急に心筋梗塞になり、一晩で旅立たれてしまったそう。
ついこの間まで、自転車に乗って買い物に出かけていた姿を見たばかりだったので、誰も心の準備などできていなかっただろう。
旦那さんの辛そうな声が、心に沁みて、私も涙が溢れた。せめてひと言だけでもお礼を伝えられたなら。
それは、おばあちゃんも同じ気持ちだったと思った。おばあちゃんも、関わってきた人たちに、最期の挨拶をしたかったはずだ。
「いつもうちの葉っぱが、おめさんち入って、わり〜の〜」とニコニコ言いながら、毎朝、毎晩、うちの駐車場を掃き掃除してくださった。
ゴミ捨て場の当番になると、ご夫婦で草取りをされ、緑の苔まで丁寧に一掃する姿は、私の理想の夫婦像だった。
きっと、私の夢に出てきてくれたのは、
“もう掃除ができなくなってしまうから、後は悪いけど、お願いしますね。元気でね”
そういったおばあちゃんの心遣いを届けてくださったのだと思う。
夢で伝えてくれて、ありがとう。
2年経っても、ずっと大好きな隣のおばあちゃん。
金木犀の香りが、懐かしい気持ちを連れてくる。
今では、おばあちゃんの思いをご家族が受け継ぎ、駐車場の掃き掃除を丁寧にしてくださっている。
私は、ゴミ捨て場の当番が回ってくると、おばあちゃんの姿を思い出し、草も苔も綺麗にしている。
おばあちゃんの背中は、人の心にしっかりと伝わっている。
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