日本の虫除け文化が世界を救う🌏NPO法人S.O.L.(ソル)の10年かけるプロジェクト!
アジアに日本を救った国があることを、私は大人になるまで知りませんでした。 それが「スリランカ」です。
第二次世界大戦後のサンフランシスコ講和会議で スリランカ代表J. R. ジャヤワルダナはこう演説しました。
「憎しみは憎しみによって止まず、愛によって止む」
この演説が、日本を戦勝国による分割統治から救ったと言われています。 でも私は—— その歴史を全く知りませんでした。
偶然から始まった恩返しの旅 きっかけは、息子が通っていた幼児塾。 そこは実は進学塾。教育熱心な周りに圧倒され、「場違いな所へ来てしまった」と辞めようとした時、先生は「この子の可能性とご縁を大切にしましょう」と手を差し伸べてくださいました。
月日は流れ、息子は志望校に合格。私は嬉しくて感激のあまり 「先生、何かお手伝いできることがあれば、馬車馬のように働きます!」 と口走っていました。🐎
そしてこの一言が運命を変えます。
先生は笑って言いました。 「じゃあ、スリランカについて来て」
スリランカ行き、即決 その頃、先生は一般社団法人を立ち上げ、内戦終結直後のスリランカで教育支援を始めたばかりでした。 そして私は、5ヶ月後、ほとんど何も知らないままスリランカへ。 空港に着くと、私達訪問団はVIPラウンジへ案内され、黒塗りの車に乗り、警察の先導でホテルへ。何が起こってるの?
理由は翌日わかりました。 先生の知人の僧侶が大統領の宗教顧問だったのです。 ただの大阪のおばちゃんの私まで国賓級の扱い。 イベントには教育大臣や大統領まで来場し多くの報道陣に囲まれました。
そして視察の途中、何度も出てくる名前。 「ジャヤワルダナさん」 でも私は 誰なのか知りません。 資料館でその歴史を知ったとき、
・・本当に恥ずかしかった。 ショックでした。
ジャヤワルダナさんの説明をしながら 「自分たちが救った日本が先進国であり続けていることが誇らしい」と微笑むスリランカの人々。
——なのに私は、何も知らない。 こんなに手厚い待遇を受けていながら こんなに大事なことを知らず 心底申し訳なく感じました。
きっと多くの日本人も知らないのでは、とも思いました。
そして決めました。 「スリランカのために、私にできることを始めよう」
2015年、 NPO法人S.O.L.(ソル Seed of Lanka)を設立🌱
実はスリランカは、日本にとても身近な国です。 鉛筆✏の芯の原料になる黒鉛の話は小学校の教科書にも登場しますし、ゴム製品やタワシもスリランカ産が多いのです。
現地では日本語学校がたくさんあって走ってる車の殆どが日本の中古車です。スリランカの紙幣にも日本の支援で建てたトンネルや橋などがデザインされています。 こんなにも日本を好きでいてくれる国があるだなんて。
アニマルアタックから命を守る挑戦 渡航を重ねるにつれ見えてきたのが 蚊が媒介するデング熱の問題でした。
デング熱には決定的な治療法が無く、解熱や鎮痛などの対処療法のみ。 使いやすいワクチンもスリランカでは入手し難いので 刺されない環境を作ることが重要です。
でも、宗教的に殺生を避ける文化・・蚊が身体にとまっても「パチン!」ができない。 さらには風通しの良い開放的な家。
そこにある「当たり前」を尊重しながらいかにして命を守るか。
そこで誕生したのがS.O.L.の会員さん(建設業)考案の「AMIDO」。 これはDIYで設置できる簡易網戸です。 よし!皆んなでこれを広めよう!!
建設、貿易、語学、コミュニケーション、それぞれの分野でスペシャリストである会員たちが一つのチームとなって異文化の壁を乗り越えながらこのプロジェクトを推進しています。
10年かけて未来を作る 「網戸の無い国に網戸を普及させる、なんて大それたこと」 と笑われるかも知れません。しかし2021年から始まった実証実験を経て 昨年はJICA(国際協力機構)基金活用事業にも採択。 一歩ずつですが、着実に現地の人々の暮らしに溶け込み始めています。
かつて日本を救ってくれた国へ。 今度は私たちが恩返しをする番です。 10年かかっても、この仲間とならきっと出来る。
Seed(種)は今、 Lanka(島:スリランカ)で芽吹き希望という名の大きな木へと育とうとしています。🌱
NPO法人S.O.L.(ソル Seed of Lanka)
2021年よりスリランカで簡易網戸「AMIDO」の普及活動をしています。2025年3月「世界のひとびとのためのJICA基金」採択事業「まいどAMIDOプロジェクト」
2026年2月「乳幼児室AMIDOプロジェクト」
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