AIの絵はポスターに使えない? 街中の広告で見かけない3つの理由
無器用な爺です。
街中を歩いていたり、電子図書館で雑誌を見たり、新聞広告を見ていると気になることがあります。
紙媒体でのAI写真の使用は、ままありますが、AIイラストの使用はまずない。
あのテカテカと、少女の挑発的なポーズ・隆起を強調した処理が原因でしょうか?
Geminiに聞いてみました。
AIの絵はポスターに使えない?街中の広告で見かけない3つの理由
はじめに:「ネットでよく見るAIの絵、なぜ街の広告にはないの?」
「SNSにはあんなにAIのイラストが溢れているのに、街中のポスターやお店のチラシでは全然見かけない……」
「写真っぽいAI画像は広告で見かけるのに、なぜアニメ調のAIイラストは使われないのだろう?」
ネットと現実の街並みを見比べながら、このような素朴な疑問や違和感を抱いたことはありませんか?
「広告を作る人が流行りについていけていないから」ではありません。
実は、街中に貼り出されるポスターやチラシなどの「紙の広告」には、画面越しでは見えない「著作権のリスク」と「印刷したときの見た目の破綻」という厳しい現実が存在するからです。
今回は、なぜAIイラストが紙の広告から敬遠されてしまうのか、その理由と、これからの時代に求められる「本物の表現」について分かりやすく解説します。
1. 街のポスターにAIイラストが使われない「3つの現実」
企業や自治体が、街中で使うポスターやチラシにAIイラストを使いたがらないのには、明確な3つの理由があります。
① 「炎上して商品を回収するリスク」が大きすぎるから
ネットの画像と違って、紙のポスターやチラシは一度印刷して全国に配ってしまうと、簡単に消すことができません。AIイラストは「他人の絵を勝手に学習して作られたのではないか」という批判を受けやすく、万が一SNSで炎上した場合、印刷代が無駄になるだけでなく、企業の信用まで失ってしまいます
② 画面では綺麗でも、紙に印刷すると「不自然さ」が目立つから
スマホの画面は後ろから光(LED)が出ているため、AIイラスト特有のギラギラした色やテカテカした肌も綺麗に見えがちです。しかし、それを紙に印刷すると光が消え、単なる「派手で粘り気のある不自然な色の塊」になってしまいます。また、指の形や服のシワの崩れなど、AI特有の細かな破綻も印刷するとごまかせなくなります
③ 「ちょっとした修正」がAIにはできないから
広告を作るときは、クライアントから「指の角度を少し変えて」「服のシワを少し減らして」といった数ミリ単位の細かい修正命令が入ります。AIは一度出した絵の一部だけを正確に直すのが苦手なため、結果としてプロのイラストレーターに頼んだ方が早くて確実なのです。
2. なぜ「写真っぽいAI画像」は使われるのか?
一方で、モデルさんのような「AI写真」がチラシなどに使われるのには、イラストとは違う理由があります。
撮影コストを大幅に削れる: 実際のモデルさんを雇って海外でロケ撮影をすると莫大な費用がかかりますが、背景やシンプルな人物写真であれば、AIを使うことでコストを抑えられます。
人間の目に馴染みやすい: 写真調の画像は「カメラのレンズや光のルール」に沿って作られているため、紙に印刷しても不自然に見えにくく、広告に溶け込みやすい特徴があります。
3. 【他分野コラボ】デザイン心理学と法務から見る「紙の強み」
この問題を「デザイン心理学」や「企業の法務(ルール)」の視点から眺めると、面白い事実が見えてきます。
【デザイン心理学 × 不気味の谷】過剰な描き込みは不快感を生む
人間の脳は、画面で映える「過剰なテカテカ感や肉体の強調」を、紙というリアルの場所で見たときに「安っぽさ」や「不快感」として処理します。街中で多くの人の目に触れる広告には、やり過ぎない「清潔感」と「引き算の美学」が不可欠です。
【企業の法務・ルール】「クリーンさ」が一番の価値になる
企業にとって最も重要なのは、一時的なコスト削減よりも「権利関係がクリーンで安全であること」です。誰がどんな思いで描いたかが明確な「人間の手によるイラスト」は、企業を守る一番の安全牌(あんぜんぱい)になります。
4. 今日からクリエイターと読者が起こすべき「3つのアクション」
画面のハッタリに惑わされず、手触りのある表現と正しく付き合うためのステップです。
【クリエイター】「印刷に耐えられる丁寧な線と構図」を磨く
画面上の派手なエフェクトに頼らず、紙に印刷されても美しさが崩れない「確かな線画」と「自然な光の捉え方」を大切にしましょう。
【企業・発注者】安易なコスト削減による「炎上リスク」を自覚する
目先の制作費を浮かせるためにAIイラストを安易に流用し、長年培ったブランドの信頼を失うリスクを避けるガイドラインを作りましょう。
【見る人】「画面上のハッタリ」と「手触りのある本物」を見極める
スマホの画面で一瞬で消費される画像と、じっくり鑑賞するに耐える手仕事の作品の違いを、自分の目で見極める感覚を養いましょう。
まとめ:画面の幻影を超えて、手触りのある本物を届ける
どれほどAI技術が進化し、ネット上に煌びやかな画像があふれたとしても、紙という物質の上に印刷され、現実の空間に置かれたときの「本物の表現が持つ強度」が失われることはありません。
一時的な数字や派手な演出に流されず、人間の手仕事と試行錯誤が宿った表現を静かに信じて形にしていくことこそが、時代を超えて長く愛される作品を生み出すための、最も確かな歩みとなるはずです。
↓「ちちぷい」の私のコレクションページ※「2Pマンガ集 ★AI併用作品★」に、新シリーズを格納済み
https://www.chichi-pui.com/users/MADOI_KOTONE/collections/
↓「ちちぷい」で私が集めた「ニューウエーブ作品集」。最近は、テカテカAI美少女以外の潮流があります。※毎日、更新中
https://www.chichi-pui.com/users/MADOI_KOTONE/collections/9907d805-1fa3-4f14-9609-cc80931d64a2/
