「なんで私達ばっかり…」と思った日-老健で見えた職種間の温度差と介護職のモヤモヤ-
老健に勤務し始めて、しばらくたった頃。
他職種との連携も少しずつわかってくると、
ある感情が湧いてきた。
「あれ…? なんで私たち、こんなに大変なんだろう?」
◆ 看護師も医師もリハ職もいるのに
医師・看護師・理学療法士・作業療法士…
老健には多職種が関わっていて、
当時の僕にとっては“専門職のプロ集団”というイメージだった。
でも現場で目にしたのはこうだった。
医師は診察や書類に集中。
リハ職は、決まった時間で訓練して定時退社。
看護師も夜勤はあるけど、重介助はほぼしない。
一方、介護職は?
朝から晩まで入浴・排泄・食事の介助。
怒る人、泣く人、転倒しそうな人の対応。
医師の言動で起きたトラブルの“後始末”まで…。
「この人、怒らせないでもう少しうまく説明してよ…」
なんて思いながら、フォローに入る日々。
夜勤があり…体も使い…時間も不規則で…でも給与は低い。
そのギャップに正直、モヤモヤが止まらなかった。
◆「楽してるように見えた」けど
リハ職の人たちは、入浴介助も夜勤もなく、
スマートに動いていた。
「なんか、楽そうだな」
「いいな…」
そんな風に見えていた。
でも今ならわかる。
彼らは彼らで、専門職としての責任と結果が求められる。
医師は医師で、医療的判断を間違えられない重圧の中にいる。
ただ当時の僕は、
“一番利用者に寄り添ってる自分たち”が、
一番軽く扱われているように感じていた。
◆ じゃあ、介護職ってなんなんだ?
自分たちの価値が、
正しく評価されていない。
給与にも、扱いにも、報われていない。
それでも辞めなかったのは、
「目の前の人」の存在があったから。
「ありがとう」
「あなたがいると安心する」
「また来てね」
そんな一言が、
僕たち介護職の“原動力”になっていた。
🧩今日のちょい足し
職種が違えば、見えている世界も違う。
でも誰よりも“生活”を見ているのが介護職。
それはどんな資格にも代えがたい「現場力」。
当時の僕は、憤っていた。
でも今はあのモヤモヤも、
自分の介護観を育てる栄養だったと思っている。
📌あなたにも、「なんで私たちばっかり…」と思った経験はありますか?
共感でも、反対の立場でもかまいません。
よかったらコメント欄で、あなたの声も聞かせてください。── まっきゅ
