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じゃあ、やってみようか

博論を書いてから、私は長い間、出産、育児、家事、教員としての仕事、プラス人間関係における様々な悩み等々にとらわれ、研究がおろそかになっていた。

あっという間に年月は流れ、すでに50代半ば。

それでも、私にはずっと好きな研究領域がある。幸いにも大学でそれを教える機会に恵まれ、興味関心の灯を維持できている。そして、三月末に、近年温めていたあるトピックで研究要旨をまとめ、ある有名な国際学会に提出した。

そして、つい先日。"Acceptance Notification" という見出しのメールをその学会から受けとった。匿名査読者からのレビューも読み、「シンプルだけどクリアな帰結。貢献が期待できる」という好意的なもので、胸が高鳴った。Google formで参加・不参加の意思を一週間以内に知らせて、と書いてある。

しかし、ここで立ち止まった。「私、大丈夫???」

だって、ずいぶん長い間、単独での研究はやっていなかった。また、家事育児、学内業務で忙しかったとはいえ、長きに渡って研究ができなかった自分に、研究遂行能力は本当にあるのか?お遊びで参加するような学会じゃないんだよ、これは。

参加の意志を知らせることができないまま、数日が過ぎる。でも、心のどこかで、「行くしかない」ことは知っていた。「行かない」なんて選択肢あるか?天を見上げる私。

そこで、信頼する占い師さんである、空月さんに聞いてみよう、と思いたつ。ちょうど「noteで占い始めたから、良かったら」と連絡をもらったところだった。悩みをつらつら長文で送り、返信を待った。

ほどなく、蓮さんから「行かなきゃだめよ!」と、愛のある叱咤激励の占い結果が届いた。心の奥底では、縮こまる背中を押してくれる人が欲しかった私の心を直球でつかんだ。

基本はタロット三枚引き。

蓮さんのメッセージをものすごくかいつまんでまとめると、以下のような感じ。(※本文を全部お見せしたいが、個人的な事情から控える。でも、蓮さんからの占い結果本文は、実に詳細で美しく、ドラマがある。)

戦車:このまま突き進むべし。戦車は勝利の殊勲を得て帰ってくる暗示。
ソードクイーン:他者を傷つけることなく、実りある議論ができる。
ワンド8:やる気のあるうちに早く!

その他、追加で引いてくれたカードは、私の自信のなさと、他者からの心無い言葉にとらわれて臆病になっている現状を映し出していた。「ここを克服することができれば学会でとても有意義な時間を過ごせます」と。

うん、そうか、分かった!!

そのあと、いくつか質問して心を落ち着け、昨日ついにフォームに「出席」とマークし、学会に提出した。

賽は投げられた。もう進むしかない。新しい人生の一幕が開いたような気がした。

まずは飛び込んでみよう。恥をかくんじゃないかとか、そのあとの研究をつなげられるかどうかとか、未来を心配しすぎない。そして、研究ができず、肩身の狭い思いをしていた過去も振り返らない。発表に向けて、今できることをやっていこう。

私は、何か大いなる力に守られている、と思う。もちろん、これまでの人生を概観した私のひとつの解釈に過ぎない。しかし、本当にしんどいなもう無理かも、と思った時に、必ず救いの手があった。それをぐっとつかむ。今回の、学会のチャンス、背中を押してくれた蓮さんの占いも、その確かな一部だと思っている。

学会、行ってくるね!
アメリカ行きの飛行機をチェックしてみよう。