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製造業の営業課長、初めてのアメリカで打ちのめされてきた話【第3回】5か国出張してきた僕が、唯一「夜に出歩けない」と感じた国

どうも、こーたんです。

シリーズ第3回は、治安の話です。

少しセンシティブな内容かもしれませんが、出張者目線のリアルな体感として正直に書きます。特定の国や人種を批判したいわけではなく、文化や社会構造の違いから来る「体感の差」として読んでいただけると嬉しいです。

5か国出張してきた結果

僕はこれまでに、中国、韓国、タイ、シンガポール、そしてアメリカの5か国へ出張で行きました。

どの国でも少なからず緊張はありましたが、夜にホテルの周りを散歩したり、一人でコンビニに行ったりすることには、そこまで抵抗がなかったんです。

ただ、アメリカだけは違いました。

唯一、「夜に一人で出歩こう」と思えなかった国です。

初日の夜

サンフランシスコ国際空港からサニーベールのホテルに着いたのは、現地時間の夕方でした。

長時間のフライトで疲れていたんですが、部屋に入って少し落ち着いた頃、窓の外が気になりました。

駐車場に、フードを深く被った人がいました。

ただ立っているだけなら気にしなかったかもしれません。でも、その人は駐車場の車を一台一台、中を覗き込むように見て回っていたんです。

車上荒らしの下見なのか、ただの通りすがりなのか、僕にはわかりません。でも、日本ではまず見ない光景でした。

この時点で、「今夜は絶対に外に出ない」と決めました。

2日目の夜

2日目の夜は、ホテルの近くで若者たちがバカでかい声で騒いでいました。

深夜です。日本でも繁華街ならあるかもしれませんが、ここはサニーベールのホテル周辺。住宅街に近いエリアです。

しかも、さっき書いた初日のフードの件がまだ頭に残っていたので、余計に神経が過敏になっていました。

窓を閉めて、カーテンを閉めて、ひたすら部屋の中で仕事をしていました。

なぜアメリカだけ怖かったのか

改めて考えてみると、アメリカが怖いと感じた理由は、単に治安が悪いからではないと思っています。

一番大きいのは、「何が起きるかわからない」という不確実性でした。

アメリカは移民の国です。多国籍、多宗教の人が一つの場所に集まっている。文化も価値観も違う人たちが同じ街で暮らしている。それ自体は素晴らしいことだと思います。

でも、裏を返すと、相手がどんなルールで動いているのかが読めない。日本にいると、なんとなく「この場面ではこうするだろう」という暗黙の了解がありますが、アメリカではそれが通用しませんでした。

そして、銃の存在。日本では考えられないことですが、アメリカでは一般市民が銃を持てる。このことが、頭の片隅にずっとありました。何かトラブルが起きたとき、最悪のケースが日本とは桁違いに深刻になり得る。その意識があるだけで、夜道を歩く足が止まるんです。

中国の方がよっぽど安心だった

こう言うと驚かれるかもしれませんが、僕が一番「安心」を感じた海外は中国でした。

中国は監視社会です。街中に監視カメラがあり、デジタル決済が追跡され、国民の行動が管理されている。日本のニュースではネガティブに報道されることが多いですが、出張者の立場からすると、この監視が逆に安心感を生んでいました。

銃は持てない。犯罪を起こせば監視カメラに記録される。だから、夜に街を歩いていても、身の危険を感じることがほとんどなかったんです。

そして、もう一つ。中国に何回か行くと気づくんですが、「反日」と言われている割に、実際に出会う中国の方は、みんな優しいんですよね。お店の人も、タクシーの運転手も、普通に親切にしてくれる。メディアが作るイメージと、現地で受ける印象は、かなり違いました。

Uberのトラブルも含めて

第1回の記事でも書きましたが、Uberでのトラブルも「怖さ」の一因でした。

初日にチップを25%要求される。2日目に乗ってないのにキャンセル料を取られる。こうしたことが重なると、「次は何が起きるんだろう」という警戒心がどんどん膨らんでいきます。

日本のタクシーなら、メーターが回って、目的地に着いて、料金を払って終わり。トラブルが起きる余地がほとんどない。この「当たり前」が、どれだけありがたいことか。海外に出て初めて実感しました。

怖がるだけで終わらせたくない

ここまで「怖かった」という話ばかり書いてきましたが、誤解してほしくないのは、だからアメリカに行くなと言いたいわけではないということです。

むしろ逆です。

この怖さを知っているのと知らないのでは、出張や海外での動き方がまるで変わります。僕は今回の経験で、いくつかの教訓を得ました。

ホテル選びは慎重に。 料金だけで選ぶと、周辺環境で痛い目を見る可能性があります。事前にGoogleマップのストリートビューで周辺を確認するだけでも、だいぶ違うと思います。

夜は出歩かない。 特に初めての土地では、暗くなったらホテルに戻る。これはアメリカに限らず、海外出張の鉄則だと改めて感じました。

Uberのトラブルは想定内にしておく。 チップの相場を事前に調べておく、乗車時にスクリーンショットを撮っておく、トラブル時の英語フレーズを準備しておく。これだけで対応力がかなり変わります。

怖いからこそ、準備する。準備するからこそ、動ける。

次にアメリカに行くことがあれば、今回よりはもう少し冷静に動けるんじゃないかと思っています。

第三回 記事全体のインフォグラフィック

次回は、この出張を支えてくれた「3つのAI」の話をします。

▶ 第4回:3つのAIを"チーム"にして、初アメリカ出張を生き延びた話(来週土曜更新)

次回予告

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