【地雷図鑑 No.44】「モラドリ(モラハラドリフト)」の安全確認
地雷は踏み抜くもの。
どうも、かりの。です。
今回のお相手は、アラフィフの外資系企業管理職。バツイチ、子どもなし。
見た目はかなり若くて、雰囲気だけなら平成の某男性アイドル系。
スーツも似合うし、話し方もスマート。しかも、自称・元アマチュアレーサー。
若い頃、いわゆる“ワイルドスピードみたいな集団”にいたらしく、レーシングチームから声をかけられたことがあるそうです。
……なお、詳細不明です。
かりの。は運転できないので、そこのところは掘り下げられませんでした。
本人も「かじった程度」と言っていました。
でも“スカウトされた”という事実は、かなりお気に入りのようでした。
青春の思い出は永遠に。
■ 大人の余裕をまとった男
1回目はカフェデート。
これが、感じ良かったんですよ。
話し上手。聞き上手。
こちらの話にもちゃんとリアクションしてくれる。
転勤が多い仕事らしく、全国を飛び回ってきた経験談も面白い。しかも紳士的。
「あれ……今回、普通に良い人では?」
と、地雷探知機の電源が一瞬落ちかけました。
こういう“余裕のある大人の男性感”にちょっと弱いんですよね。
しかも彼、すごく両親思いなんです。
飛行機で2時間の距離なのに、毎月実家へ帰っているとか。
「一人っ子だからね」
と笑う姿は、なんだか優しい息子にも見えました。

■ ワインとボディタッチと“大人の正解感”
2回目は、ちょっとお高めのイタリアン。彼はワイン好きらしく、銘柄や産地について丁寧に解説してくれました。
なんなら、途中からワイン講座だったけどね。
でも楽しそうだったので、私は「へぇ〜!」と聞いていたんです。
すると、お酒が入ってまわった頃。
彼がそっと、私の手に触れてきました。まあ、大人の恋愛ですからね。
別にそれ自体を悪いとは思わない。
でも私は、その時ちょっと寂しくなったんです。
「酔った勢いで触ろうとしてるなら、そういう女に見られてるみたいで悲しいな」
と、やんわり伝えました。すると彼は、
「ごめんなさい。いきなり嫌だよね」
と、素直に引いてくれたのです。
その時点では“ちゃんと話が通じる人”だと思っていました。
……そう。この時までは…。

■ 助手席で気づく、本当の運転技術
来たる3回目のデート。
彼の車でドライブに行った時でした。
正直ね、怖かった。
免許を持っていない私でも分かるレベルで、運転に余裕がない。
対向車来ててもウインカーを出さずに右折。
ブレーキが強い。
発進も強い。
車間距離が近い。
横断歩道を渡る歩行者に向かって、
「さっさと渡れよ!トロくせぇな!」と苛立つ彼。
その瞬間。私の中で、何かがスッ……と冷えました。
ああ。この人、“自分のペースを乱される”ことにすごく弱い人なんだ。
しかも本人、まったく気づいてないんですよ。助手席の私が固まっていることにも。
ナビと前方しか見てない。

■ 会話泥棒と、終わらない被害者
さらに驚いたのが、会話なのです。
私が何を話しても、最終的に「母親の話」か「自分の話」に着地する。
完全なる会話泥棒。
しかも、元奥さんの不倫が原因で離婚したらしく。その20年前の話を、昨日のことみたいな熱量で語るんですよ。
顔赤くして興奮しながら。
怒りながら。
悲劇の主人公として。
もちろん、不倫された側が傷つくのは当然です。つらい気持ちはよく分かるし、そこは本当に気の毒だと思う。私もそれで離婚したから。
でも。20年経ってなお、“自分は完全な被害者”から動いていない。
傷ついた経験を抱えてる人はたくさんいる。でも、その傷をずっと磨き続けてる人もいるんですよね。
そしてアダルトチルドレンって、“傷ついた人を見ると助けたくなる”という厄介な習性がある。
「この人、本当は寂しいだけなんじゃないか」
「理解してあげたら変わるんじゃないか」
でもね。人は、“理解された”だけでは変わらない。
■ 「そんなハッキリ言わなくて良くない!?」
その流れで、彼に私の離婚理由を聞いてきました。そして、
「サレ妻なら絶対裏切らないし、付き合いたい」
と告白。……うーん。なんだろう。
“私自身”というより、“自分を傷つけなさそうな女性像”を見ている感じがしたんです。
だから私とは、価値観が合わない。
それを理由にお断りしました。
すると彼。人混みの中で声を抑えながらではあるものの、
「そんなハッキリ言わなくて良くない!?」
と、小さく逆ギレ。
おっとぉ。そうきたか。
この人、“大人の余裕”をまとっていたんじゃなくて。“余裕があるように見せる技術”が上手かっただけなんだ。
と、そこで完全に理解しました。

■ 地雷図鑑【モラドリ(モラハラドリフト)】
今回の教訓。
お酒を飲んだ時と、車を運転している時には、その人の隠しきれない“素”が出る。これ本当。
余裕がある人は、急かさない。
不機嫌を撒き散らさない。
自分の思い通りにならない瞬間に、本性って出るんですよね。
今回の私は、
“理解したい気持ち”より、“助手席で感じた違和感”を信じられました。
それは、昔の私より自分を信じると少し成長できた部分かもしれません。
とはいえ。
ワイルドスピードを語る男の運転で命の危機を感じるとは思いませんでした。
人生、急ハンドルにはご注意を。
最後まで読んでくださってありがとうございます🙇
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地雷男を紐解いていくのと自分の地雷性に気づいてきた。毒親育ちなアダルトチルドレンでサレ妻なかりの。だからこその視点で人間関係や恋人・夫婦関係を紐解いていきます。
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