久しぶりの助手席
帰省していて、明日一人暮らしの家に戻る。
見納めの地元をストーリーにあげ、LINEの返信をした。少しの期待を込めて。
返信がきた。ご飯に誘われた。私はわかりやすく心弾ませ、同時に悔しくもあった。
久々に助手席に乗る。懐かしい匂い。
でも、高級車より、あの可愛い車がやっぱ好きだったななんて思った。
変わったようで変わらなくて、イケメンで、ずるくて、俺に勝てる奴はいないとか言っちゃって、ムカつきながらも、やっぱりあー、この人のこと好きだなって思った。
帰り際、もう少し居たいとごねてしまった。直接言えないから、母親から早かったねって言われるからっていう理由で。映画のレイトショーを見に行くからと言って、10分だけ伸ばしてもらった。
次会うときには結婚してるかもなんていうから、早く結婚してください、そしたら諦められるって言いたかった。毎回、好きを全面に出せばいいかもとか思うのにできない。大学生と付き合いたいとかいうし、なんだこいつ。
またねってサヨナラをして、私は上着をギュッと抱えて空を見上げた。星が綺麗だった。めいいっぱい空気を吸って、この数時間に浸りながら、少しというか1時間しないくらいだけど、早すぎないように散歩で時間を潰しながら帰った。
まあ、早かったねって結局母には言われたけど。笑
やっぱり、好き。
これは恋愛感情なのだろうけど、付き合いたいと思わないのは事実だ。
ただただ、好きそれだけ。
