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乗り物好きによる乗り物好きのための関東1泊2日の旅① ~伊豆から憧れの列車で東京へ~

皆様お疲れ様です。

2025年も残すところあと1か月となりました。年内にやり残したことはありませんでしょうか?

私じーななは年に1回は見たい・乗りたい列車が4本あり、先月までにサンライズ瀬戸・出雲、特急ひだに乗車し、TRAIN SUITE四季島に函館で出会いました。しかしあと1本、乗れていない列車がありました・・・

今回はそんな列車に乗りたいところから始まった伊豆・東京・神奈川を巡る1泊2日の旅を紹介します。年内に乗っておきたかった最後の列車の指定席と今宵の宿を確保した以外は完全ノープランの旅でしたが、一言でいえば「乗り物好きによる乗り物好きのための1泊2日」といった感じの行程になりましたので、最後までお付き合いいただけますと幸いです。


出発地は温泉地熱海
コロナ禍で休止していた駅前足湯も復活!

朝7時発の新幹線で関西を発ち、旅の起点となる熱海に降り立ちます。熱海はJR東海・JR東日本の境界駅にして温泉の街。首都圏からのアクセスも良く、多くの観光客が訪れる場所です。駅前には温泉の街らしく、誰でも利用できる足湯もあります。

最初の列車は特急踊り子1号
2月の信州・伊豆の旅以来の再会!
熱海駅で下田・修善寺行きが分割される踊り子1号
乗り間違いのないよう!

そんな熱海から特急踊り子1号に乗り込み、まずは下田を目指します。かつて中央線・篠ノ井線の特急あずさや房総方面の特急列車で活躍していたE257系がリニューアルされ、東海道線特急で第2の人生を歩んでいます。特急踊り子号には伊豆急下田行きと修善寺行きを併結して運転する列車もあり、踊り子1号もそのひとつです。伊豆急線方面に行くときは前の9両を、三島から伊豆箱根鉄道方面に行くときは後5両から席を選んでください。くれぐれも乗り間違いのなきよう!

来宮駅の先の長いトンネルを抜けると早速海の景色!

熱海を出た列車は伊東線を南下し、来宮の先のトンネルを抜けると高度を下げつつ海沿いに近づいていきます。兵庫県在住の私じーななですが、この景色を見ると毎回「ただいま伊豆!」となってしまいますw

伊豆高原駅に隣接する伊豆高原検車区
2月に乗ったリゾート21キンメ電車が定期検査に入っていた
奥では洗車中のロイヤルエクスプレスが!
ふと思えば明日は東海道・富士クルーズトレインの出発日・・・!

伊東からは伊豆急行線に入り、山間部を中小トンネルで抜けながら再び高度を上げていきます。伊豆急線内最初の停車駅となる伊豆高原では隣接する伊豆高原検車区で休む車両たちを見られます。この日は久しぶりにロイヤルエクスプレスの姿も見られ、同時に明日が「東海道・富士クルーズトレイン」3泊4日コースの出発日であることを思い出しました。ノープランだった明日のスケジュールがひとつ埋まった瞬間でしたw


天気が悪くても熱川温泉の湯気は相変わらずのご機嫌w
大島・利島の出迎えを受けながら東伊豆海岸線へ
曇り空でも島影がここまで見える日に当たったのは初めて

1日目の天気は曇り時々雨。空は一面の灰色でしたが、熱川温泉の迫力満点の湯気、東伊豆海岸線では伊豆大島・利島をはっきりと見ることができました。天気が悪いと姿が見えないことが多い伊豆七島の島々ですが、そんな天気にも負けず(?)姿を見せてくれて嬉しかったです!

お昼前の伊豆急下田に到着!
下田の街と寝姿山を結ぶ下田ロープウェイ
これに乗っていざ山頂へ!

熱海から約1時間20分、列車は時刻表通りに伊豆急下田駅に到着!ここからしばしの下田観光に向かいます。下田の観光地は白浜海岸をはじめ、龍宮窟や田牛海岸、ペリーロードなど数えきれないほどありますが、今回は寝姿山に登ることにしました。山頂までは15分間隔でロープウェイが出ているので、往復券を買って乗り込みます。よく見るとゴンドラがロイヤルエクスプレスカラーになっていますね。


山頂駅を出たらすぐに散策道の入口
眼下には下田の海と港の風景が広がる
ロイヤルエクスプレスが展開するカフェ「THE ROYAL HOUSE」
山頂駅と一体になったこのカフェでランチタイムにすることに!

新下田駅から寝姿山駅までは約3分。12時ちょうど発の運行に乗ったため、降りたらちょうどランチタイムにも良い時間。寝姿山駅に設けられたカフェレストラン「THE ROYAL HOUSE」に入ることにしました!

木をふんだんに使った店内
九州特急やロイヤルエクスプレスを手掛けた水戸岡鋭治氏のデザイン
今日のランチは釜揚げしらすとたっぷりきのこの和風スパゲティ
静岡らしさと秋らしさ満載の一品をコーヒーと共に!

九州の列車や伊豆高原で見かけた豪華列車ロイヤルエクスプレスを手がけた水戸岡鋭治氏のデザインが詰まった店内で頂くのは静岡らしく、釜揚げしらすときのこの和風スパゲティに決定! ロイヤルエクスプレスのロゴが入ったカップで提供されるコーヒーと共にちょっと贅沢なランチタイムを過ごせました。次はロイヤルエクスプレスに乗って訪れてみたいですね!


寝姿展望台周辺ではリトルエンジェルが見頃
10月下旬から12月が見頃のリトルエンジェル
花びらの色が3度変わるノボタンの園芸種

秋の静岡らしいランチの後は、いよいよ寝姿山散策! 今の時期はノボタンの一種であるリトルエンジェルが見頃で、散策道のあちこちで花を咲かせていました。リトルエンジェルはサンショクノボタンとも呼ばれ、紫色の底白で咲き始めて次第にピンク色に変わり、さらに赤紫色と3回花色が変わるそうです。

黒船展望台

下田といえば黒船来航・開国の地ですね。寝姿山にもこれにちなんだ名前の展望台「黒船展望台」があります。眼下には下田の港と爪木崎、海上がよく晴れていると伊豆七島の島々が見える場所ですが、今日は大島ぐらいしか見えず・・・

愛染明王堂

さらに歩くと縁結び・恋愛のパワースポット「愛染明王堂」があり、敬愛・子宝・縁結びなどで特に女性の方から信仰されています。新下田駅の売店でお守りや絵馬も販売されていて、願いを書いてここに奉納することができます。

下田駅周辺を一望できる展望台へ
東京へ出発していく踊り子号を1枚!

そして山の反対側へとまわると、下田駅周辺を一望できる開けた場所に出ます。山と川に挟まれた地形がよく分かります。そしてここでもリトルエンジェルが咲いており、ちょうど出発していった踊り子号と一緒に撮影することができました。時計を見ると時刻は13時20分少し前、もう少しであの列車がやってきそう・・・!

E261系RS1サフィール踊り子1号@蓮台寺~伊豆急下田
リトルエンジェルと青い豪華特急のコラボ!

そう、東日本の特急電車の中で一番好きな「サフィール踊り子」です!私の中では海沿いで撮りたい列車ナンバーワンですが、今日は曇りの天気を活かしてリトルエンジェルと一緒に撮影(画像左側に注目)してみました。標高のそこそこ高い場所から俯瞰でこの列車を撮影する初めての機会にもなりました。

黒船見張所跡
2基の大砲は当時の米国船に搭載されていたもの

最後に黒船見張所跡を訪ねました。古くから江戸と大阪を結ぶ海路の要所だった下田ですが、鎖国真っ只中の1849年にイギリスの測量船が入港してきたのを機に設置されたのがこの見張所だそうです。当時の米国船に搭載されていた大砲も置かれ、当時ここで黒船の見張りにあたっていた役人の緊張が感じられました。

ロイヤルハウスでランチを頂き、寝姿山散策道を1周したところで2時間弱の下田観光はあっという間に終了。もう少し長くいたいところですが、下田ロープウェイで下山し、次の列車が待つ伊豆急下田駅へ戻ります。

下田駅に戻る頃には小雨が降り出す・・・
ここからはメインイベント、サフィール踊り子2号へ!

下田からは今回の旅のメインイベント、冒頭でお話した「あと1本乗れていなかった列車」のサフィール踊り子に乗車します! 昨冬の伊豆・湘南の旅で乗ったのが最後でしたから、サフィール自体への乗車は11か月ぶり、上りの東京行きでは1年半ぶりの乗車となります。この日は定期便1往復のみの運転だったためか、平日にもかかわらずプレミアムグリーン車は満席、グリーン車も個室を除き山側の数席しか空いていませんでした。運行開始から5年経過した今でもサフィールの人気の高さを改めて感じました。


RS1編成と再会!
何回見てもかっこいいデザイン!
40周年ヘッドマークを掲げたリゾート21との並び
黒船来航の地で見る黒船電車も良いもの

発車15分前から改札が始まり、ホームへと入ります。いつ見てもかっこいいデザインをしているサフィールのお顔を拝見したり、リゾート21黒船電車との並びを撮影していると、乗車前のひと時はあっという間に流れていきます。

今回は8号車にあった空席を確保
この列車に乗る時は直前キャンセル席を予約しがち・・・w
2列+1列のグリーン席はE5系はやぶさのそれがベース
長時間座っていても全く疲れない快適性を誇る

今回は8号車の山側席を予約できました。サフィールのグリーン席は2列+1列の配置でシートピッチも広く、リクライニングを目いっぱい倒されても全く気になりません。何より座り心地が良く、長時間座っていても全然疲れません!

ちなみにサフィール踊り子のような人気の高い列車は、乗車日の1か月前の指定席発売開始からすぐに満席となることが珍しくありません。しかし直前でキャンセルが出ることもしばしばあり、今回もそんな直前キャンセルで出たと思しき席を予約するかたちになりました。私がサフィールに乗る時は1か月前の10時予約(いわゆる10時打ち)よりも、この直前キャンセル席を引くことが多かったりしますw

2月に咲き始めの河津桜を眺めた河津川河川敷
紅葉の時期に見るとまた違った景色に
伊豆大島の見送りを受けて東伊豆海岸線を通過

下田を出た列車は河津・伊豆稲取・伊豆熱川・伊豆高原に停車しながら北上していきます。行きの踊り子1号と反対側の席からは紅葉が進む河津の街並みを見ることができました。その先の東伊豆海岸線では相変わらず天気が悪かったものの、伊豆大島の姿を行きと同じくはっきり見られました!ここまで厚い雲に覆われているのに往復ともに大島を見られたのは奇跡かもしれないですね。

東伊豆海岸線を抜けたところでカフェテリアへ!
三ヶ日みかんと白きくらげの杏仁パフェ
サフィール踊り子2・3号限定のスイーツを満喫!

サフィール踊り子2号で忘れてはいけないのはカフェテリアの限定スイーツ! ということで今回もカフェテリアを予約し、10月から登場した新作「三ヶ日みかんと白きくらげの杏仁パフェ」とソフトドリンクのセットを頂きました。酸味の効いたリンゴと香り豊かなマンゴー、三ヶ日みかんと特製シロップに漬けた白きくらげを使った一品で、優しい味わいでした! カフェテリアでスイーツが提供されるのは定期便の2号と臨時便の3号だけなので、ちょっと特別な気分になれますw


城ヶ崎海岸を過ぎたあたりで雲の切れ間から青空が!

カフェテリアでスイーツを満喫している間に列車は伊豆高原を過ぎ、城ヶ崎海岸付近に差し掛かりました。ふと窓外を見ると、雲の切れ間から今回の旅最初の青空が顔を出していました。今までずっと雲が優勢の空に青空が出ている光景、なんだか伊豆からの「来年もお待ちしています!」というメッセージのように感じてしまいましたw もちろん来年もまた行きたいですね!


小田原を過ぎると首都圏の顔ぶれが少しずつ増えてくる
奥にいるのは小田急ロマンスカーEXE
浜松町付近で一瞬見える東京タワー
日の入りが早いこの時期は定期便でも夜景を楽しめる!

やがて列車は伊東からJR線に入り、熱海を経て進路を東に変えて東京へと向かいます。小田原からは首都圏の雰囲気が少しづつ濃くなり、小田急など並行する他社線も増えていき、横浜・品川を過ぎれば夢のサフィール踊り子2時間半の旅もいよいよフィナーレです。

サフィール踊り子の旅で一番見るのが辛い終着案内・・・
2時間半のサフィール旅は東京でゴール!
もっと乗っていたい・・・!!

16時49分、サフィール踊り子2号は定刻で東京駅に到着! 年に一度は見たい・乗りたい列車4本の最後にふさわしい夢の2時間半の旅を届けてくれたE261系に「ありがとう!」の気持ちと、まだまだ乗っていたい名残惜しさが交錯する不思議な気持ちの中、回送列車となって東大宮へと帰っていく姿を見送り、その姿が見えなくなるまでホームに佇んでいました。

ライトアップされた東京駅丸の内駅舎
次はどこに行こうか・・・

サフィール踊り子に別れを告げたら、次の行先を考えます。普段東京行きのサフィールは旅のクライマックスに乗ることが多いのですが、今回はこれで終わりではありません。神奈川の宿のチェックインまで5時間近くあるのでどこかに立ち寄りたいところですが、冒頭でもお話した通りサフィール乗車と宿を確約した以外は全くのノープラン。夜の都内で列車撮影をしようにも夕ラッシュで乗客の多い時間ですし、浅草などの観光地は夜でもごった返しているイメージ。さてどこに行きましょうか・・・

しばらく駅前広場で考えていると、都内で夜景と乗り物が見られてまだ行ったことのない場所がひとつ浮かびました。首都圏の鉄道は本数に困る事が基本的にはないので、早速その場所を目指して移動しますが、記事が長くなってきましたので、今回は一旦ここで区切ろうと思います。次回は乗り物と夜景が一緒に見られるあのスポットに立ち寄った時の様子を紹介します!

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