「わたしの帰りたい場所」は、一つじゃない
20代の頃、私はオーストラリアに移り住みました。
当時の私は、「わたしの帰りたい場所」は日本だと思っていました。なぜなら、最愛の母を日本に残してきてしまったと感じていたから。
その後、長い月日が経ち、両親の最期の時間に寄り添うために日本で過ごした数年間。その間、オーストラリアにいる夫のことを思い、「わたしの帰りたい場所」はオーストラリアだと強く感じました。
わたしにとっての「帰りたい場所」とは、単なる地理的な場所ではなく、大切な人がいて、大切な思い出がある場所。
両親がこの世を去った今も、記憶が詰まった日本は「わたしの帰りたい場所」。
そして、将来日本に住むことがあったとしても、きっとまたオーストラリアが「わたしの帰りたい場所」になるでしょう。
日本とオーストラリア、二つの場所が「わたしの帰りたい場所」として存在していること。それは、私にとってとても幸せなこと。
これからも、その二つの「帰りたい場所」を大切に思いながら、暮らしていきたいです。
