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なぜ、人は逃げたくなるのか?

なぜ、人は逃げたくなるのだろう?

例えば、自然界で、動物が逃げる時。

それは、捕食者に食べられそうになる時だ。
身の危険が迫り、必死で逃げる。

食べられる=死 を意味している。

これと、同じことが、何かから逃げたくなる時に起きている。

私の場合、母と離れて暮らしたいのに、今後も一緒に住んだ方がメリット多いでしょ?と言ってくる時。

実を言うと、私の母は双極性障害Ⅰ型で、躁状態の時に財布の紐が緩くなりすぎたり、人当たりがキツくなって、娘の私に苦情がくる、と言うことが過去に何度もあった。財布の紐が緩くなりすぎてお金が底をつくと上手い具合にうつ状態になる。うつ状態だから支払い能力もなくなり、その補填をするのは私の仕事である。

私はシングルマザーで3人育ててきているので、はっきり言って、余裕なんかない。そこに母の重圧がのしかかってくる。母方の親戚からは、「お母さんが可哀想でしょ、あなたが娘なんだからなんとかしてあげなさい」と献献とお叱りを受ける。

母の行きすぎた躁状態は、私の生活も家計も蝕み、まさに食べられていく感覚だ。

この感覚が残っているからこそ、今の母から私は本能的に逃げたくなる。

誰だって、食べられたくないのだ。
逃げるのは身を守る行為だ。

恋愛なんかでも、同じようなことは起きる。

一方的に、相手に好意を寄せて追いかけると、相手が逃げていくのだ。あまりにも好かれすぎると気持ち悪い。「イケメンに溺愛されたい」なんて、娘の中学の七夕飾りに書いてあったけど、実際にそんなことが起きて、それが24時間365日だったとしたら、相手に魅力なんか感じなくなるだろう。

魅力を感じなくなり、相手に束縛されている、と思ったら、どんどん逃げたくなる。魅力を感じない相手に食べられたくないからだ。

ストーカーなんかもそう。相手は食べたい、と迫ってくる。追いかけられる方は、食べられると命の危険があるから逃げる。ストーカーも、溺愛してくるイケメンも、同類である。違いがあるとしたら、見た目が好みかどうかの違いくらいだ。

仕事ではどうだろう?

セールスの現場でも、同じようなことが起きるだろう。

押し売りされたら、逃げたくなる。
欲しいものが残りわずかだったらなんとしても手に入れたくなって、こちらから追いかける。

逃げたくなるのは、本能的に、自分の大切な価値観を侵食されると感知したからに他ならない。

それならば、逃げて正解だよね、と思うだろうが、逃げれば逃げるほど、イヤだと嫌うものは追いかけてくるのだ。

なので、こちらが逃げたくなるほどの相手の行動が何なのかを特定し、その行動が見えたら危険だ!!と感知してジャッジすることが消えたら、逃げなくても大丈夫、と分かり、逃げなくてもお互いの人生でちょうどいい関係性を築くことも可能になる。

逃げるのではなく、利用することもできるようになるのだ。

そう思うと、こんなに美味しい話もないだろう。

では、実際、逃げろ!と本能が叫んでいる状態に、冷静さを取り戻すにはどうしたら良いか?

明日は、そのことについて、書いてみようと思う。

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