カッコよく酒を飲めない男の話
※お酒は20歳になってから。
タイトル詐欺から始まる
「お酒の話」と書くと、
なんだかやたら詳しそうだ。
銘柄にうるさく、香りを語り、
グラスを回して一言。
「ほのかにスモーキーだね」
みたいな。
残念ながら私は違う。
ほとんど飲まない。
週に一回あるかないか。
外では飲まない。
基本は宅飲み。
しかも少量。
なのにこのタイトル。
完全に雰囲気である。
ビールという永遠の壁
私はビールが飲めない。
何度挑戦しても思う。
「苦っ!!」
CMで俳優さんが、
ぷはーーーっ!!!
とやっているのを見ると、
「うわ、うまそう」
となる。
そして買う。
そして飲む。
そして後悔する。
350mlを飲みきれない。
子供の頃、
「大人になったらビールが美味しくなる」
と信じていた。
まだ大人になれていないらしい。
年齢は大人。
味覚は少年。
なぜか好きなウイスキー
そんな私が家で飲むのはウイスキー。
味?もちろん好き。
でもそれ以上に好きなのは——
瓶。
とにかくカッコいい。
重厚感。
ラベルのデザイン。
あの“置いてあるだけで大人”感。
私は買ってもらい、棚に飾る。
そして眺める。
飲まずに。
何をしているのだろう。
もはやインテリア。
バーに憧れる中年
居酒屋も悪くない。
でも憧れるのはバー。
カウンター席。
静かな照明。
氷の音。
遠くを見つめながら、
深く考え事をしている風の大人。
ドラマや映画、Vシネマの世界。
あれ、やってみたい。
現実の私はどうか。
ウイスキー一杯飲んだら終了。
その後はグラスに麦茶。
しかも真顔で。
雰囲気だけはキープ。
味は小学生。
息子と麦茶グラス
最近気づいた。
息子が私のウイスキーグラスに麦茶を入れて
飲んでいる。
真似している。
あいつも憧れているのかもしれない。
“カッコいい大人”に。
でも中身は麦茶だぞ。
父も麦茶だ。
血は争えない。
大人とは何か
私はまだカッコよい酒飲みではない。
ビールも苦い。
ウイスキーは飾る。
バーも行ったことがない…
というか地元に無い?笑
でも最近思う。
無理して強く飲むのが大人なのか?
違う気がする。
好きなものを、好きな量で、
気取らず楽しめるのが大人かもしれない。
私はまだ練習中だ。
まずは麦茶から。
最近のヒット
ちなみに。
最近飲んだ芋焼酎『DAIYAME』は美味しかった。
ライチのようなフルーティーな香り。
「こんなの芋焼酎じゃない!」
と言う人もいるかもしれない。
でも私は初心者。
飲みやすい。
美味しい。
それでいい。
通ではない。
でも楽しめた。
それが正解だと思う。
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カッコよさは形から
棚に並ぶウイスキー。
減らない中身。
麦茶グラスを傾ける父子。
完璧な大人ではない。
でも悪くない。
いつかバーで、
静かにグラスを傾ける日が来るかもしれない。
その時はきっと、
中身もちゃんとウイスキーで。
それまでは練習。
麦茶で。
カッコよさは、たぶん形から入ってもいい。
そして少しずつ中身を追いつかせればいい。
今はまだ未完成。
でも、それも悪くない。
読んでくれてありがとう。
今夜は一杯だけ、本物を飲んでみようかな。
……やっぱり半分で…いや、麦茶でいいか笑
今日も皆さんが楽しく過ごせますように♪
