諏訪大社が先か、御柱(おんばしら)が先か

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2026.6.1 presented in [note] ( //note.com/runningWater/ )

1.はじめに

長野県には、[諏訪大社]という神社があり、
その神社の行事として、6年(7年とする記述もあり)に1度、行われる、
 [御柱祭(おんばしらまつり)]
という、イベントがある。

この、[諏訪大社]と[御柱祭]、いったいどちらが先に、できた(発生した)のだろうか?

フツゥに考えるならば、

 [諏訪大社]がまずできて、
 その後、[諏訪大社]から派生して、
 [御柱祭]ができた(発生した)
 
ということに、なるのだろう。

でも、最近、ある日突然、下記のような筋書き(上記とは逆の)のストーリーを、思いついたのだ、

 まず、[御柱祭]ができて(発生して)
 その後、[御柱祭]が元となって
 [諏訪大社]ができた

その内容を以下に述べる。

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2.まずは、用語の定義から

以降の記述においては、

 [諏訪・八ヶ岳・エリア](すわ・やつがたけ・エリア)

という用語を使うことになるが、これは、

長野県の中の、以下の地方自治体により構成される地域のことを、いう。

 富士見町
 原村
 茅野市
 諏訪市
 下諏訪町
 岡谷市

このエリアの中には、

 北西部に、諏訪湖(すわこ) が
 東部に、八ヶ岳連峰(やつがたけれんぽう) が
 
ある。

JR中央線が、このエリアの北西部と南東部を結んでおり、それに沿って各地の標高を調べてみたら、おおむね、

 南東部が標高高
 北西部が標高低
 
の傾向となった。

地理院地図を使って調べて得た、エリア内の数か所の標高を、下記に示す。

 富士見町役場 976 m
 原村役場 1006 m
 茅野市役所 801 m
 諏訪市役所 760 m
 下諏訪町役場 764 m
 岡谷市役所 779 m
 諏訪湖の水面 759 m

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3.[諏訪大社]と[御柱祭]について

[諏訪大社]は、以下の4つの神社から構成されている。

上社前宮 (長野県 茅野市)
上社本宮 (長野県 諏訪市)

下社春宮 (長野県 諏訪郡 下諏訪町)
下社秋宮 (長野県 諏訪郡 下諏訪町)

上記はいずれも、[諏訪・八ヶ岳・エリア]の北西部に位置している。

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[御柱祭]について、[文献1]の73ページ~74ページに、以下のように、書かれている。

 「諏訪大社の諸祭儀の中でも特筆すべき大祭で、社殿の建替とその四隅におんばしらと呼ぶ大木を曳建ることに大別されます。
 ・・・途中略
 おんばしらの用材は樅の木が使われ、三年前から木の選定等準備が始まり、上社関係は約25キロ隔たる八ヶ岳の中腹から、下社関係は八島高原の近くから約10キロの里程を曳き出します。大きな柱は周囲三米、長さ十六米余、重さ十二、三トンにも及び、独特の木遣り歌と共に二、三千人の人々に依って曳行されます。
 車もコロも使わず人の力だけで曳き摺る為に原始的ではありますが、急坂を曳き落としたり、川を引き渡したりして怪我人が出ない方が不思議と言われる程に荒く勇壮な行事として知られ、奇祭の一つに挙げられています。
 (『諏訪大社由緒略誌』・・・)」
 
上記中の「四隅に」という記述が示すように、4本の御柱が、長方形をなすように、立てられるのだ。

[文献1]の83ページには、以下のように、書かれている。

 「・・・古式が素朴な形のまま受け継がれた珍しい例であることは間違いない。四本の柱で囲まれたエリアを最も神聖な場所とする思想は神社の原型でもあるだろう。拝殿しかなくて、本殿がないというのも古い形だ。(前宮のみ本殿があるが、元々は本殿ではない)。」

[御柱祭]については、下記に、画像つきで紹介されている。

御柱祭 諏訪地方観光連盟 御柱祭観光情報センター

山から、モミの木を伐採し、それを、諏訪大社の境内地へ引いていき、境内地に御柱として、安置する

という過程を経て、行われていくようだ。

山出し

里曳き

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4 [逆ストーリー]のすじがき 

さて、いよいよ、

 まず、[御柱祭]ができて(発生して)
 その後、[御柱祭]が元となって
 [諏訪大社]ができた
 
のストーリーを述べる段に、なった。

私が思いついたのは、以下のようなストーリーである。

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ストーリー・シーン(1)

いつの頃のことかは、わからないが、[諏訪・八ヶ岳・エリア]の中の、八ヶ岳の山麓の地域に、ある集団が生活していた。以降、この集団のことを、

[集団・Yatsugatake]

と、呼ぶこととしよう。

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ストーリー・シーン(2)

[集団・Yatsugatake]は、[八ヶ岳そのもの]、あるいは、[八ヶ岳にいる(人間を超える)なにものか]、を、崇拝していた。その崇拝の対象を、以降、

[お山さま]

と、呼ぶこととしよう。

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ストーリー・シーン(3)

ある日、ある時、[集団・Yatsugatake]の中の、[シャーマン・X](女性シャーマンかも、ヒミコさまのような?)が、ひらめいた。

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ストーリー・シーン(4)

[シャーマン・X]は、[集団・Yatsugatake]の全員を招集し、次のように、叫んだ、

 「みなの衆、[お山さま]のところへ行って、モミの木を伐り取って、この場所(自分がいま、立っている所を指差しながら)に、持ってこい!」
 
 「さすれば、[お山さま]の絶大な力が、そのモミの木に乗り移って、[この村]([集団・Yatsugatake]が居住している所)にやってきてな、みなの衆の、多いなる助けと、なるであろうぞ!」

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ストーリー・シーン(5)

[集団・Yatsugatake]中から、[実行部隊]が選抜され、[お山さま]の中の、ある場所(八ヶ岳山麓中のどこか)に、送り込まれた。

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ストーリー・シーン(6)

[実行部隊]メンバーは、[お山さま]の中の、ある場所(八ヶ岳山麓中のどこか)で、モミの木を選別し、伐採した。

そして、そのモミの木を、
[お山さま]の中の、ある場所
から
[この村]([集団・Yatsugatake]が居住している所)
へ、運んできた。

当時は、荷車がなかったので、その木を運搬するためには、

 [みんなで力をあわせて、ひきずってくる]

しか、なかった。

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ストーリー・シーン(7)

[シャーマン・X]の指揮の下、[集団・Yatsugatake]は、みなで、[シャーマン・X]が指定した場所に、[実行部隊]が運んできたモミの木を、立てた。大いに歌いながら。

 [シャーマン・X]いわく、
 
 「参加することに意義があるのじゃぞ、この[木立て]作業に、少しでも参加することにより、[お山さま]の絶大なるパワーを、一人一人が、いただけるのじゃぞぉ!」

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ストーリー・シーン(8)

それから7年が経過。村に立てられたモミの木が経年劣化すると共に、[集団・Yatsugatake]の、一体となった熱気(モミの木を運んできて、立てた、あの時の)が、減衰してきた。
 
そこで、再び、[シャーマン・X]の指導の下、

 八ヶ岳山麓中のある場所へ行き、
 そこで、モミの木を伐採し、
 その木を、村へ運び、
 その木を、村の中の特定の場所に立てる
 
というイベント(以降、[イベントOnbashira]と、呼ぶことにしよう)が、行われた。

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ストーリー・シーン(9)

それ以降、7年ごとに、[イベントOnbashira]が、繰り返し、継続して、実行されていった。

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ストーリー・シーン(10)

気候変動等による、生活環境の変化にともない、[集団・Yatsugatake]は、居住場所を、標高のより低い場所(すなわち、[諏訪・八ヶ岳・エリア]の北西部、諏訪湖の付近)の方へ、徐々に、変えていった。

しかし、それ以降も、

[イベントOnbashira]は、繰り返し、継続して、実行されていった。

 八ヶ岳山麓中のある場所へ行き、
 そこで、モミの木を伐採し、
 その木を、移住後の今、生活している場所にある村へ運び、
 その木を、移住後の今、生活している場所にある村の中の、特定の場所に立てる

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ストーリー・シーン(11)

やがて、[イベントOnbashira]で、モミの木が立てられる、(移住後の今、生活している場所にある村の中の)場所に、礼拝のための施設が、建設された。

後に、その施設は、[諏訪神社]と呼ばれるようになった。

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5.[ストーリー]への補足

以上、述べてきた、この[ストーリー]、とても、その内容の正しさを、科学的な方向から(考古学でもって)、検証できるようなものとは、思えない。

(今後、[諏訪・八ヶ岳・エリア]の中のどこかで縄文遺跡が発見され、そこに、モミの木の柱の残骸が見つかった、というような事になれば、検証への希望がわいてくるのだけど。)

だけど、一応、以下のような事だけは、述べておこう

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ストーリー・シーン(1)中の

 [諏訪・八ヶ岳・エリア]の中の、八ヶ岳の山麓の地域に、ある集団が生活していた
 
の部分について。

そのような時代に、それほど人口が多い集団が、[諏訪・八ヶ岳・エリア]中のどこかで、集団生活をしていたのだろうか、ということが問題になるのだろうが、

[諏訪・八ヶ岳・エリア]には、以下のような、縄文時代の大規模な遺跡があるようだ。

阿久遺跡(あきゅういせき) 原村

阿久遺跡 文化遺産オンライン

千鹿頭社・十二ノ后遺跡(ちかとうしゃ・じゅうにのきいせき) 諏訪市

千鹿頭社・十二ノ后遺跡 星降る中部高地の縄文世界

千鹿頭社・十二ノ后遺跡 日本遺産ポータルサイト

与助尾根遺跡(よすけおねいせき) 茅野市

与助尾根遺跡 茅野市

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ストーリー・シーン(2)中の

 [集団・Yatsugatake]は、[八ヶ岳そのもの]、あるいは、[八ヶ岳にいる(人間を超える)なにものか]、を、崇拝していた。
 
の部分について。

このようなタイプの崇拝、すなわち、

 ある特定の山そのもの、あるいは、その山にいる、人間を超える、ある存在

を、崇拝の対象とする

というような崇拝が、古代日本において行われていた例としては、奈良県にある、

大神神社

が、あげられる。

ご案内

には、以下のようにある。

 「ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)がお山に鎮まるために、古来本殿は設けずに拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという原初の神祀りの様を伝える我が国最古の神社です。」 

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ストーリー・シーン(7)中の

[シャーマン・X]の指揮の下、[集団・Yatsugatake]は、みなで、[シャーマン・X]が指定した場所に、[実行部隊]が運んできたモミの木を、立てた。大いに歌いながら。

の部分について。

御柱祭 里曳き 御柱祭観光情報センター

上記中の[下社里曳き]のコーナーに、いままさに木を立てようとしているところの画像がある。

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[文献1]

[諏訪の神 縄文の<血祭り>を解き明かす], [戸矢 学] 著, [河出文庫] , [河出書房新社 発行]

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