暮らすように旅してみたい
今回、ストックホルム現地での
滞在時間は4日間しかない
わりと時間ないので欲張らないと決めた
ホントはね、2週間くらいないと
旅に出た気がしないんだけど
同行者がそんなに休めない方なので仕方ない
でも、この子、とても旅慣れてる
学生時代は、トーマス・クック時刻表片手に
ユーレイルユースパスで欧州を巡ってたし
社会人になってからは
地中海クルーズにハマったらしく
毎年サントリーニ島に通ってる
「飛行機で5都市周遊駆け足パックツアー」を
選ばないトコが自分の旅スタイルと合致
気が合う奴なのだ
パリのアパルトマンにステイして
ルーブルにもベルサイユにもエッフェル塔にも
何処にも行かずにセーヌ川沿いでぼーっとする
あるいはシャンゼリゼ通りで
パリジェンヌのファッションチェック
お腹が空いたらスーパーで
クロワッサンかバケット買ってくる
夕飯はデパ地下の惣菜を調達し
アパルトマンで食す
そんな旅もしていたらしい
ソレ聞いたとき
「なんてもったいないっ!」って思ったけど
ソレってパリ在住の方の暮らしなんだよね
海外旅行はみんなしてるけど
海外で暮らせる人は限られる
観光は、誰でもできるけど
暮らすことは、住んでる人しかできない
観光客向けのレストランよりも
地元民の店の方が安くて旨い
つまり、ものすごく贅沢なのだ
これは真似るっきゃないぞ
自分は、モルジブに過去3回行ったけど
毎日まいにち、シュノーケリングやら
アイランドホッピングやら
「そこでしか出来ないこと」して動き回ってた
ナポレオンフィッシュに出会うために
毎日海に潜って過ごしてた
でも、隣の水上コテージの欧米人は
砂浜で1日読書してた
読書の合間に、ちょこっと海に入るだけ
(おいおい、本なら自宅で読まんかい)
(高い旅費出して何で異国で読書してんの?)
今思い出してみると、あの欧米人も
観光ではなく、暮らしていたのだろう
日常を離れた非日常の旅先で
日常と同じように過ごすことは
とても贅沢で豊かな時間になることを
知ってるんだろう
旅が終わると、自分はショボンとしてしまう
退屈な日常に戻るのが悲しいから
でも、あの欧米人のように
非日常を日常として生きられたら
日常と思ってる日々がオマケになる
「バカンスのために働く」
「バカンスこそ人生」
そーゆーことなんだろうな〜
自分は昔、モナリザもサモトラケのニケも
アントワネットのプチトリアノンも見たけど
時間制限と人混みに辟易した記憶しかない
ロープで囲われてるのを遠目に見たり
ガラス越しに制限時間付きで絵画を見ても
なんか、「アトラクションに参加したぞ」
みたいな感じで、感動は無かったな〜
名もない田舎をバックパック背負って歩いて
崩れかけたローマの遺跡が不意に現れたときの
あの感動…
観光ではなく、ただ歩いてきただけの旅は
自分には、なぜだか深く心に残るんだよね
「見た」のではなく「見つけた」嬉しさ
受動が能動となる瞬間、自分の人生が始まる
予約して、入場料払って、さぁどうぞ! では
お約束の予定調和みたいな感じで、居心地悪い
昨今のオーバーツーリズムと
便利なスマホのおかげで
何処に行っても海外に居る実感が無いんだよ
出会えないんだよ… 見つからないんだよ…
旅は人生と同じ
人と同じことを予定通りにこなしたとても
自分が本当に好きなこと、したいことしなきゃ
自分のものにならないんだよなぁ
そうそう、この同行者は
旅だけでなく、生き方もしなやかなのだ
〜すべき、〜はおかしいとかジャッジしない人
自分で自分の機嫌を取れるオトナなんだよね
自然体で裏がなくて居心地の良い奴なのだ
それゆえに、今回は奴と暮らしてこようと思う
分刻みでお城観光や美術館巡りするのではなく
ただただ歩く
疲れたらカフェでシナモンロール
腹減ったらスーパーのデリ買って
ホテルの部屋で食べるもよし
観光はオマケでいいや
そんなストックホルム生活にしようかな
旅も人生も
目的を探そうとすると楽しめなくなる
人生を楽しむためには旅費が要る
旅費を稼ぐために働く
そうすると、仕事の方が非日常であって
旅の一部でもあるわけね
仕事のやりがいとかは、オマケでいいや
人生を楽しもう
