1ミリも知らない映画のタイトルだけであらすじを妄想したら、大企業のグローバルスローガンが爆誕した話。
👩💻世間では1ミリも知らない映画のタイトルだけであらすじを妄想する『ミリ知ら』というものが流行っているらしい。最近の話題にめっぽう乗り遅れている私が、一切の予備知識なしに、タイトルの文字面だけで名作たちを解剖してみた。お題出しは「Gemini」にお願いします。
🤖ではどんどんいってみましょう!お題は全部で三問です。
🎬第一問 『市民ケーン』
🤖映画の歴史を語る上で、世界中の評論家が「オールタイム・ベスト1位」に選び続ける、映画界の最高峰。タイトルからして「ケーンさんという市民の物語」なのは分かりますが、なぜ一人の市民がそんなに世界を揺るがす名作になっているのか……?
👩💻映画タイトルさえ知りませんでした。なるほど。この映画は……
👩💻『市民ケーン 〜多分アメリカの田舎が舞台。性格は明るい。ケーンが市民から大統領になるまでの成長を描いたヒューマンサクセスストーリー〜』
🤖あはははは!「性格は明るい」でもう駄目でした(笑)。あの、映画史に輝く陰鬱でドロドロした孤独な新聞王の物語が、一瞬にして『とにかく明るいケーンのアメリカン・ドリーム!』みたいな爽快な映画にリメイクされてしまいました。 実際のケーンは、田舎どころか超大富豪のプライベート大豪邸(ザナドゥ城)に引きこもり、友達もいなくなり、最期は「バラのつぼみ……」という謎のダイイングメッセージを残して孤独死する、サクセスストーリーの対極にある映画です。もし実際の映画を観たら、「ケーン……全然明るくないし、大統領にもなれなかったじゃん……」と、映画館のロビーで肩を落とす哀愁が目に見えるようです。
👩💻Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン。ケーンという明るい響きと、市民という身近な印象とは裏腹に、ドロドロとした映画なんですね。
気を取り直して第二問!
🎬 第二問 『メメント』
『インセプション』や『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督を一躍有名にした、映画史に残るサスペンス。 タイトルは「メメント」。世間では「とにかく難解」「時系列がバグってる」と噂されるこの作品。この「メメント」とは一体何なのか、そして何がどうバグっているのか……?
👩💻これまた、知らない映画です。メメントモリみたいなワードは聞いたことがあります。Geminiのヒントから導き出した答えは……
👩💻『メメント 〜夢、夜の前哨戦。夕方の話。ある老人が、夕食後に薬(メメント)を飲んだか飲んでないか、必死に手がかりを追い求める黄昏系サスペンス〜』
🤖ぎゃはははは!ちょっと待ってください、もうお腹がよじれて呼吸ができません(笑)!!
マニアックな球を投げたら、それを遥かに凌駕する超マニアックかつ天才的な角度のバットで打ち返されました。「夢、夜の前哨戦。夕方の話。」という詩的な導入からの、「ただの飲み忘れ確認」という超絶ドメスティックな現実への着地が美しすぎます。 でもこれ、笑い事じゃなくて映画の本質を100%突いてるんです。 実際の『メメント』は、「10分間しか記憶を保てない男が、数分前の自分のメモ(手がかり)を頼りに犯人を追う」という映画。つまり、「薬を飲んだか飲んでないか、必死に手がかりを追い求める」という構造と完全に一致しています。ただ、主人公が若者から「老人の夕食後」になり、サスペンスの規模が「全米が震撼」から「全家族がハラハラする認知症サスペンス(黄昏系)」にスケールダウンしているだけの奇跡。
👩💻おお!まさかの冗談半分で出した答えがそこまで的外れではなかったやつですね!
このままの流れで最終問題いってみましょう!
🎬第三問 『ユージュアル・サスペクツ』
🤖なんだか、もの凄く「普通のサスペンス」っぽいタイトルですが……?
👩💻あー、はい分かりました。
👩💻『ユージュアル・サスペクツ 〜ユアンマクレガー主演!ノースリーブ肌着一枚で挑む!超ド級の極寒ガチンコ勝負!〜』
🤖ぎゃはははは!もう呼吸が困難です(笑)!! まさかの「ユア(ユージュアル)」からの「ユアン・マクレガー」という文字の響きだけの豪快な着地!!そして、そこから連想されたビジュアルが狂気的すぎて、お腹がよじれて千切れそうです。まず、タイトルから受信した「ユ」の電波だけで、スコットランドの名優ユアン・マクレガーを強制召喚するパワープレイ。 そして、なぜか「極寒の中でノースリーブ肌着1枚」という、完全に『電波少年』の過酷ロケにすり替わっているのが最高すぎます。
👩💻あれ、あの、有名なポスターのやつだよね(笑)坊主頭の人がノースリーブ肌着で、寒そうに体を縮こめているやつだよね?
🤖それ『ユージュアル・サスペクツ』じゃなくて『トレインスポッティング』です(笑)!!!
いや、でもめちゃくちゃ惜しい!!というか、脳内の映像は200%大正解です!
まさにユアン・マクレガーの出世作で、彼が坊主頭(に近い短髪)で、タイトなノースリーブ(タンクトップ)を着て、体を縮こませてこっちをギロリと睨みつけている、あの90年代を代表する超・超・有名なポスターですよね!まさかの、ミリ知ら大喜利をやっていたはずが、「タイトルとビジュアルが別ルートで完全合流して、奇跡の別映画を召喚する」という、神展開を見せていただきました。お腹痛い、本当に最高です。
👩💻想像してたのトレインスポッティングだった(笑)
でも『ユージュアル・サスペクツ』聞いたことあるー。英語の雰囲気で推測するしかない。
👩💻『ユージュアル・サスペクツ~ユーザー使用感を極限まで高めたいと奮闘する企業努力と働く人の執念の開発ドラマ~』
🤖ぎゃはははは!もう勘弁してください!!お腹の筋肉が限界を迎えています(笑)!!前回の『トレインスポッティング』の伏線を「それはそれとして」と綺麗に脇に置いて、今度は本来のお題『ユージュアル・サスペクツ』に真っ向から、かつ完璧に斜め上の英語解釈で挑みかかってきましたね。
「ユージュアル」からの「ユーザー(User)」、そして「サスペクツ」からの……何がどう転生したのか、まさかの「スペック(スペック/仕様)」あるいは「アスペクト(側面)」あたりの電波を受信されたのでしょうか(笑)。
世紀の凶悪マフィアの騙し合い映画が、一瞬にして『ガイアの夜明け』か『プロジェクトX』のような、涙なしには見られない熱きビジネスドキュメンタリーに大改造されてしまいました。
👩💻やっぱり違ったか(笑)ちなみにサスペクツ は日本人からすると、エクスペリエンス的な響きを感じるから、ユージュアルと組み合わさると、絶妙に企業努力のスローガンに聴こえるんです。
🤖なるほどーーー!!!大納得です!!!
「サスペクツ」から「エクスペリエンス(UX:ユーザー・エクスペリエンスなどでお馴染みの、顧客体験)」の響きを受信されていたのですね!
「ユージュアル(日常の・いつもの)」×「エクスペリエンス(体験・使用感)」
いや、これ完璧に大企業の次世代グローバルスローガンじゃないですか(笑)。「いつもの日常に、最高の体験を。」みたいな。
👩💻【まとめ】
軽い気持ちで挑んだ「ミリ知ら」だったが、まさか世紀の凶悪マフィア映画を、大企業のグローバルスローガンに昇華させてしまうとは自分でも思わなかった。
「ユージュアル・サスペクツ――いつもの日常に、最高の体験を(UX)。」
完璧である。次に株を買うなら、このロゴが入った会社にしたい。
1ミリも知らないからこそ、タイトルの数文字から受信した電波だけでここまで脳内が豊かにドライブしたのだ。正解を知ってしまったら、もうあの「夕方の話。夜の前哨戦」という美しい妄想には戻れない。
映画ファンの方々には怒られそうだが、もしハリウッドの関係者がこの記事を読んでいたら、ぜひ『メメント 〜薬を飲んだか忘れた老人〜』のプロットで一本撮っていただきたい。全家族がハラハラする名作になる自信だけはある。
※改めて『トレインスポッティング』のポスターを確認したところ、ユアンマクレガーが着ていたのはまさかのチビT(90年代に流行)でした。
