NISAで損する人の特徴3つ。実は積立額が多い人ほど危ない理由
周りが新NISAを始めていたり、NISAをはじめて1年で◯◯万円の利益が出た、などと聞くと焦りますよね。
でも家計が整っていないままNISAをはじめとした投資を始めるは、正直リスクが高いです。
今日は「NISAを始める前に確認したい3つの視点」をお伝えします。
最近SNS界隈や私のリアルな友人、職場の同僚からよく聞きます。
「みんな新NISAやってるから、とりあえず月3万円でS&P500積み立て設定しました」
「でも正直、毎月ギリギリで…ボーナスでなんとかしてます」
こういった話、実はかなり多いです。
SNSやニュースでは「やらないと損」という空気が醸成されて、よく分からないけどとりあえずNISAを始めている方。
でも私は、ずっとこう思っていました。
家計を知らずに始めるNISAは、ゴールがどこにあるか分からない暗闇の中を走るのと同じだと。
今日は、新NISAを始める前に
必ず確認してほしいことをお話しします。
そもそも「投資に回していいお金」とは?
投資の基本は「余剰資金で運用する」ことです。
でもこの“余剰資金”って、意外とあいまいですよね。
何を持って余剰と定義するのか。
私の考えはこうです。
今後10年使う予定がなく、半分になっても生活と心が崩れないお金。
これが本当の余剰資金です。
「新NISAはいつでも引き出せるから、貯金代わりでいいよね」
そう思っていた時期が正直、私にもありました。
でも、子どもの入学金が必要な年にNISA運用していた銘柄の相場が下がっていたら?
取り崩すのが怖くなります。
投資は増える可能性もあれば、もちろん減る可能性もあります。
ここを軽く見ると、あとで取り返しのつかない後悔を生むことに繋がりかねません。
NISAを始める前に確認したい「お金の健康診断」3つ
次の3つのチェック項目を、胸を張って「Yes」と言えますか?この3つを押さえていないと、危険信号です。
① 生活防衛資金はあるか?
生活費の3〜6ヶ月分の現金。これが守りの資金です。
突然病気に襲われ入院が必要になったり、冷蔵庫、テレビ、洗濯機など大型家電の故障が発生。そんな一時的な支出増の中で、さらに会社の業績不振によるボーナスカット、収入ダウン。
子育て世帯の家計をめぐる動きは本当に読めません。
そのため、生活防衛資金の基盤がないまま投資を始めるのは、正直おすすめできません。
② 3年以内に使う予定のお金は確保済みか?
車検、旅行、習い事の入会金。
資産の定期メンテナンスやレジャー費用は意外と積み重なるものです。
これらは「増やして賄うお金」ではなく「事前に確保しておくべきお金」です。支出が発生する前に当てにしてはいけません。
③ 毎月の収支は数字で把握できているか?
「なんとなく余ってるんじやないかな?」と憶測で判断するのは危険です。
私も昔、銀行残高が0になっていないから大丈夫だと思っていました。
でも実際は、7月、12月の年2回のボーナスで月の赤字を補填できていただけでした。
ボーナスを除いた月給だけで黒字になっていなければ、本当の意味での投資余力がある状態とは言えません。
大切なのは「金額」より「土台」
先ほどの3つのチェック項目で1つでも「No」があったとしても、落ち込む必要はありません。
むしろ、今この記事を読んで気づけたことが大事です。
月々の家計が赤字状態にも関わらず、無理してNISAで月3万円を積み立て、数ヶ月後に家計が回らなくなりやむ無くNISAを解約して出金。これが一番もったいないです。
なぜなら、投資は続けること(時間を味方につけること)が最も重要だからです。
月々の投資額は数万円単位でなくても構いません。月1,000円からでも大丈夫です。
金額をいくらNISAにつっこむか、よりも、
「わが家の家計は今こうなっていて、単月赤字状態ではない」
と説明できる状態にする。
ここが整っている家庭は、相場が暴落しても慌てません。
私自身、子どもが生まれる前までは投資をせず月々残ったお金をそのまま銀行口座に預けっぱなしにしていました。また、家計状況も詳しく把握していませんでした。
しかし、子どもが生まれ、自宅を購入するなどライフプランが変化していくにつれて支出項目の変化も見られるようになりました。
そこから家計を中止するようになり、月々の収支の土台を整え直しました。
正直、もっと早く家計状況を察知して少額からでもNISAをやればよかったと思っています。
まとめ
NISAをはじめとした投資は、どの銘柄にいくら入金するかといった方法よりも、まずは月々の収支はいくらか、余剰資金はいくらか、といった家計管理を行うことが大事です。その手順は、
① 家計を整える(NISA事前確認)
② 守りを固める(NISA準備)
③ その上で増やす(NISA実行)
この順番を守るだけで、
NISAを始めた後の安心感はまったく違います。
相場の変動にも動じず、投資のキモである時間を味方につけることができます。
「日々仕事や子育てに追われて忙しいから、家計簿付けるとか無理」
そう思いますよね。
私も同じ境遇なので気持ちは重々理解できます。
日々忙しい現代人こそ、仕組みで回る家計づくり→NISA運用が必要かつ重要になっていきます。
NISAのテクニカルな運用術をSNS等で情報収集する前に、まずは自らの家計の情報収集に努めていきましょう。NISAを始めるのは家計を安定させてからでも、全然遅くありません。
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