「さすが!」の価値が暴落した日──褒め言葉にも多様性が必要だと思った話 #1552
お元気ですかー?
今日は「褒め言葉のインフレ」についてお話させてください。
…なんだそのテーマ?って?w
「また“さすが”か…」という新人の目が刺さった日
ある年、僕が地方支店でチームを持ったばかりの頃の話です。
慣れないマネジメントに必死で、何か成果があれば即「さすが!」。
会議のプレゼンがうまくいったら「天才!」。
内心“これ言ってれば安心”くらいに思ってました。
でも、ある日新人メンバーがポツリと漏らしたんです。
「“さすが”のハードル、もはや地面スレスレっすね…」
うん、泣きたくなりま…いや、泣きました。
“褒め”にも種類があるんじゃないか説
そこから僕は思いました。
「褒める」って、なんかもっと奥深いものなんじゃないか?と。
みんな褒められたいはずなのに、どうしてこんなに刺さらないのか?
そこで僕が勝手に編み出したのが――
褒め言葉の15分類、通称“褒め方マルチバース”。
これ、割とガチです。(マルチバースは言いたいだけではあるw)
褒め方マルチバース【15タイプ】
【褒め方マルチバース|15タイプ一覧】
(どれか一つだけでも、あなたの言葉がチームの空気を変えます。たぶん。)
1. 事実指摘
「期限1日前に完了!」
→ 客観データで成果を認めるときに使う。
2. 努力賞賛
「あの回数のテレアポ、僕なら泣く」
→ プロセスの頑張りをねぎらう。
3. 洞察称賛
「その視点、盲点だった!」
→ 発想や気づきを促したいときに。
4. 共感称賛
「その配慮、ありがたい」
→ チームワークを育てたいときに。
5. 学習称賛
「昨日のFB、もう反映したの!?」
→ 学ぶ姿勢を称えるときに。
6. ストーリー
「○○さんのおかげで場が和んだ」
→ 存在そのものを褒めたいときに。
7. メタ称賛
「今の説明、ロジカルと感情のバランス秀逸」
→ 高度スキルを言語化したいときに。
8. プロップス
「あの部長も褒めてたよ」
→ 第三者の言葉を借りて伝える。
9. 未来視
「この資料、次の大型提案でも勝てる」
→ ビジョンにつなげて勇気づけたいときに。
10. ユーモア
「天才か!…って3回目だぞw」
→ リラックスした空気をつくりたいときに。
11. 比較最小
「昨日の自分を超えてる」
→ 自己成長を実感してほしいときに。
12. 習慣化
「毎朝の議事録、まじライフライン」
→ ルーティンの価値を再認識してもらう。
13. 影響強調
「あなたの準備でチーム遅延ゼロ」
→ チーム貢献を“見える化”したいときに。
14. 長所再確認
「交渉時のトーン、まじで武器」
→ 固有スキルを再認識してもらいたいときに。
15. 自己開示返し
「正直、救われた。ありがとう」
→ 上司として弱さを見せて伝えたいときに。
使いこなしポイント(インフレを防ぐために)
同じ褒め方を連打しない:「天才!」の多用はただの挨拶。
タイプごとに狙いを意識する:「努力賞賛」はタイミング大事。
“事実指摘”を基本に、状況で加える:褒めの基礎は「観察」。
そもそも“褒め”って何なのか?
僕がこの分類を作ってから(本当はこの記事を書くために今まとめたけど)、意識的に褒めの「質」を変えてみたんです。
すると──
会議中の発言が増えた
雑談のラリーが起きるように
何より、僕自身がメンバーの成長にワクワクするようになった
そう、“褒め”って、相手のためだけじゃなく、自分の視点を育てる行為なんだと思います。
最後に
「褒めて伸ばす」って、何となく良いことっぽく聞こえるけど、“雑に褒める”が続くと、逆に人を冷めさせてしまう。
だからこそ、意識して褒めの多様化を。
「ありがとう」がちゃんと価値を持ち続けるように。
今日もどこかの誰かが、勇気を出して動いたはずです。
それをキャッチして、刺さる言葉で返してあげられるように。
では、また!
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