■ コメント欄も,まちづくりの現場 ■ - ライブ配信で考えた袋井のこれから -
一昨日7/29(水)夜は,Facebookライブ配信
「 FUKUROI 街のことを語る会」第38回を
視聴しながら,
いくつかコメント参加させていただきました。
袋井市議となって2年目の
鈴木功三さんと兼子靖基(やすき)さんが
議員2年目の所感と,
袋井市のこれからについて語るとの
テーマ設定でした。
配信そのものも面白かったのですが,
コメント欄でのやり取りも含めて,
地域について考える良い時間になりました。
今回,
マイクの音量や音声不具合などへの
コメントを除くと,
20件のコメントがありましたが,
そのなかで,
地域通貨,都市計画,道路整備,
行政マネジメント,地域おこし協力隊 など,
多岐にわたって 6件ほどコメントして
話題提供させていただきました。
コメントしたことを
以下に整理しておきます
(ライブ配信の時系列に対して順不同です)。
■ 地域通貨は,人と地域をつなぐ仕組みかも ■
袋井市議の鈴木功三さんが提言している,
地域通貨の導入。
市議会で一般質問したという話題が出たときに
コメントしました。
【 コメント1️⃣ 】
『
袋井の地域通貨,通貨単位をどうしましょうか。
「フクロウ」あるいは「フクローネ」辺りでしょうか。
記号は 「F」 ですね。
「今日は 500F(フクローネ)使った」,
「ボランティアで50F(フクローネ)付与します」的な。
』
通貨単位の名前を考えるところから議論を始めるのも,
地域通貨らしい楽しさだと思ってのコメントでした。
■ 道路整備は,道路だけの話ではない ■
建設業の会社を経営されていて,
「ロードオブやすき」という異名がつくほど
道路行政に詳しい兼子やすき市議。
兼子やすきさんが
「袋井のこれから」として話題に挙げた
道路整備対象の路線のお話に関して,
コメントしました。
【 コメント2️⃣ 】
『
「ロードオブやすき」さんの
「みちプログラム」の道路整備のお話のなかで
田端宝野線の整備の話題が出てきたと思いますが,
沿道の「用途地域」の変更によって
店舗などを作りやすくして
賑わい作りや活性化を図りつつ,
「地区計画」の適用によって
静穏な住環境を守ることも両立する。
市の都市計画課の施策として,
地元地区の理解を得ながら,
そのように「まちづくり」を
企図したことを知りました。
田端宝野線自体は県道だと思いますが,
その沿道は市や地域がしっかり関わって,
どのようなまちにしていきたいかを
計画するということの大切さを
改めて感じさせられました。
』
田端宝野線(たばたほうのせん)というのは,
袋井駅の東の袋井南コミセンの辺りから
法多山方面に向かう,現在の県道251号線のことで,
交通量のわりに道幅が狭いうえに,
袋井南小・南中・袋井高校などの通学路でもあり,
車と歩行者・自転車の接触の危険を特に感じる路線です。
最近,袋井駅南のノブレスパルクの北側の道が
袋井南コミセンの南側に接続するように開通整備され,
今後そこから更に東側に向かう新道が
整備されていく計画で工事が動いていきます。
袋井南コミセンの南側の道が
そこから東方向に延伸するようにして
セブンイレブンのある神長の交差点の手前の
渋垂神社の南側付近まで,
現在の県道251号線の南側に
バイパスルートとなるような形で
新道が開通整備される計画で
着工されています。
昭和の戦後の頃から長らく計画されてきましたが,
令和の現代になって
ようやく道路整備が実現する運びとなってきています。
田端宝野線の道路そのものは
都市計画道路と位置づけられ,
静岡県が実施主体となって
県道として整備されますが,
袋井市の都市計画課が,
沿道の地区に対して
「用途地域」の変更と
「地区計画」の適用を企図しました。
そのことの紹介と意味合いについての
コメントでした。
なお,
ここでいう「用途地域」と「地区計画」は,
いずれも都市計画法に基づく制度です。
用途地域は,
「この場所にはどのような建物を建てられるか」という
土地利用の大まかなルールを定めるもの。
一方,地区計画は,
その地域の実情に合わせて
「より良いまちづくり」のための
きめ細かなルールを定める仕組みです。
今回の田端宝野線の沿道では,
袋井南小の東側から渋垂神社付近までの一帯について,
新しい道路の両側約30mの範囲を,
「用途地域」の変更により,
従来の「第一種低層住居専用地域」から
「第一種住居地域」へ変更する計画となっています。
これにより,
これまでは住宅やアパート,
店舗併用住宅などが中心だった沿道に,
3,000 ㎡ 以下の店舗や事務所なども
立地できるようになり,
道路沿いのにぎわいや利便性の向上を
図ろうという考え方です。
一方で,
第一種住居地域に変更した場合に
本来は建築可能となる
ホテルや一定規模の工場,畜舎などについては,
「地区計画」によって建築できないように
規制する予定となっています。
つまり,
用途地域の変更で沿道の活性化を促しながら,
地区計画によって
住宅地としての静かな住環境も守る。
その両立を目指した都市計画が
袋井市の都市計画課によって策定され,
近隣住民の理解を得てきたのです。
■ 同じ袋井の道路整備でも,まちづくりの課題は違う ■
兼子やすきさんのお話では,
直近で道路整備が進む路線として,
田端宝野線と
森町・袋井インター通り線の
2路線が代表的であるとのことで,
県と市町が連携した整備の進捗や
国への陳情も行いながら進めていることについて,
静岡県議の伊藤謙一さんからも
紹介されていました。
それを受けて,
2路線の沿線の特性と
まちづくりの関係性を思い浮かべて,
下記のようにコメントしました。
【 コメント3️⃣ 】
『
田端宝野線では,
住宅の多い市街地なので
賑わいと住環境の両立,
森町・袋井インター通り線では,
物流・産業振興と
農地・自然環境の両立が
見どころになりそうで,
同じ袋井市内で,
対照的な2つの路線が同時に
ホットになっているということに
気がつきました
』
2つの路線の沿道環境はかなり異なっていて,
まちづくりのテーマや課題も
だいぶ異なりそうだと思っての
コメントでした。
■ PDCAとOODAは,使い分けが大切 ■
袋井市議の鈴木功三さんが,
市政もPDCAサイクルばかりでなく,
アジャイルやOODA(ウーダ)ループのような
機動的な意思決定と行動策定を行う考え方を
採り入れてはと提言されているとのこと。
それら機動的なマネジメント手法を適用するには,
行政運営をどのように評価するかという点も
課題となってくるとの言及がありましたので,
それらマネジメント手法や行政評価について
思うところとして,
次のようにコメントしました。
【 コメント4️⃣ 】
『
功三さんの,
市政にもアジャイル・OODAの考え方をという提言,
いいですね。
PDCAとアジャイル・OODAは
対立するものじゃなくて,
使い分けや組合せが大切だと思ってます。
行政は説明責任があるので
評価は不可欠というのは分かるのですが,
測れるものだけを追うことが
目的になってしまうと,
本当に大切なものほど
置き去りになりがちと思ってます
(批判とかじゃなくて,
日頃,気をつけようと意識してます…)。
』
【 コメント5️⃣ 】
『
あと,市政の評価指標は,
手段の実績を評価する
KPI(Key Performance Indicator)がほとんどで,
本来の目的の達成度である
KGI(Key Goal Indicator)を採用するのは
難しいみたいですが…,
市民の暮らしが本当に良くなることや,
価値あるものが生まれることのために,
PDCAとアジャイル・OODAを
使い分けられると良いのかなという気がしてます。
』
さらに補足すると,
PDCAサイクルは,
長期的なビジョンに則った計画のなかで,
計画に対する進捗・実績を
レビューしながら事業を推進し,
予算執行や事業評価など,
説明責任や会計責任が求められる場面で
重要と思われます。
一方,
アジャイルやOODAといった
機動的なマネジメントサイクルは,
住民ニーズへの対応や,
新しい施策の試行,現場での改善など,
不確実性が高い場面で
力を発揮しそうなイメージです。
これらは必ずしも対立するものではなくて,
制度としてのPDCAと
現場運営としてのアジャイル ・OODAは
共存できると思います。
行政運営は説明責任が伴うので,
行政全体をOODA化するのは
難しい面がありそうですが,
部分的にOODAを取り入れることも
許容されないという話ではないと思います。
実際には,
実証実験・社会実験とか,
市民との対話を踏まえた施策修正,
DXや窓口改善といった領域では,
年度会計制の枠組みの中でも
アジャイル的な運営は
十分考えられるのではないかというのが
素朴な印象です。
■ 「 地域おこし協力隊」という可能性 ■
配信のラストでは,
今回まで実に38回も配信を重ねてきたが,
今まで視聴者さんから
取り上げてほしいテーマのリクエストがなく,
ぜひリクエストを寄せてほしいとの
呼びかけがありました。
それを受けて,
次のようにリクエストをあげてみました。
【 コメント6️⃣ 】
『
「今回第38回だったけど今までなかった」
ということで
配信のラストでお呼びかけのあった,
テーマのリクエストをあげてみます。
「地域おこし協力隊」のことを
取り上げてもらえたら
配信のネタ的に面白いかもです。
お隣の磐田市や掛川市では,
かなり多くの隊員さんが活動されていて,
磐田市では最近さらに隊員数が増え,
活動拠点となる「BASE」ができたり,
掛川市では隊員の任期を卒業した方が
そのまま市に定住して
移住コーディネーターとして活躍されたりするなど,
盛り上がりや良い循環が生まれている印象です。
磐田・掛川・菊川,
それぞれで活動報告会も定期的に開催され,
それ自体も発信や交流や
フィードバック・循環の場の
創出になっているようです。
袋井市では,
以前1名いらっしゃった時期があり,
僕も複数の地域活動でご一緒し,
皆さんにもご紹介したりしながら
仲良くさせていただきましたが,
半年ほどで退任され,
その後は隊員さんがいらっしゃらない状況が
続いていると思います。
もちろん,
全国的にも成功事例ばかりではないようですし,
受入れ体制づくりなど,
簡単ではない課題もあるのだと思いますが,
国の補助を多くもらいながら,
「地域おこし」に力を貸してくれる
外部人材に活躍してもらえるので,
上手に活用できたら
袋井市にとってもプラスになるのではと
思っています。
そのあたりの現状や課題,今後の可能性などを,
ぜひ皆さんのお話で伺ってみたいです。
』
■ コメント欄も,地域の対話の場 ■
ライブ配信は出演者のお話だけでなく,
コメント欄にも
様々な立場の方の経験や意見が集まります。
地域通貨や空き家活用の仕組みの実践例や,
行政評価の考え方など,
コメントから新しい視点をいただくことも
多くありました。
こうした「小さな対話」の積み重ねが,
少しずつ袋井の未来につながっていくのだと思います。
今後も,視聴者の一人として,
コメント欄からも
袋井の未来を一緒に考えていけたらと思います。
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