あなたの英語学習は報われるのか?
3年以内に、対面での異言語コミュニケーションの壁は、概ねなくなると予想します。
テクノロジーの発展に伴って。
「ほんやくコンニャク」の世界が遂に現実に!
いやぁ、小学生のとき、ドラえもんのコミックで「ほんやくコンニャク」のエピソードを読んだ時は、子供ながら「こんなん夢のまた夢やな」といった感想を持ったものですが、それが現実になるんですからね。
さすれば、「アンキパン」あたりも、そのうちファミマに並ぶ日も近いかもしれませんね。
本題に戻します——
テクノロジーの発展で、外国語を勉強する意味はなくなるのか?
職業通訳者である僕の答えは、
語学学習の必要性は一気に下がるけど、その価値は下がらない。
いや、価値はむしろ上がるのでは?
です。
そのこころは——
まず、
テクノロジーを駆使して外国人と意思疎通できるようになれば、自らわざわざ学習する”必要性”は(ほぼ)なくなりますよね。
すると、語学学習の総人口が下がり、外国語を”出来る”人の数も少なくなっていく。
”出来る”人の総数が下がれば下がるほど、相対的に”出来る”人の価値は上がる、という理屈。
「いやでも価値が上がったからどうやねん。必要ないんならやらんでええやん。時間の無駄やん」
という声が聞こえてきそうですが、
それはある意味でごもっともなポイント。
とはいえ、僕個人的には「何かを学ぼう」という姿勢自体がとても尊いなと思うんです。
歳を重ねるほどそう思うようになってます。
だから、個人的には「死ぬまで勉強」を合言葉に生きていきたいと思ってます。
以下、ご参考まで、「死ぬまで勉強」のモチベーションを強力にバックアップする世界の研究結果をまとめておきますね:
1 大人になってからの語学学習
大人(青年期以降)になってからの外国語学習は、加齢による認知機能(特に全般的な知能や読解力)の低下を遅くする、ということが大規模なコホート調査で証明される。
発表年代: 2014年に米国神経学会誌『Annals of Neurology』で発表
発表元:トーマス・バック博士らの研究(エディンバラ大学)
2 タクシー運転手の海馬(脳の可塑性)
「The Knowledge」と呼ばれる世界屈指の難易度を誇るロンドンの地理テストを突破したロンドンを走るタクシー運転手の脳をMRIでスキャンしたところ、空間記憶を司る「海馬」の後部が、一般人よりも有意に大きく発達していることが判明し。「大人になってからでも、猛勉強によって脳は物理的に変化し成長する」という「脳の可塑性(かそせい)」を証明した、脳科学における金字塔的な研究。
発表年代: 最初の画期的な論文は2000年に米国科学アカデミー紀要(PNAS)で発表。
発表元:エレノア・マグワイア博士らの研究(ロンドン大学)
3 バイリンガルと認知機能
生涯を通じて2つの言語を使用しているバイリンガルの人は、単一言語しか話さない人に比べて、アルツハイマー病などの認知症の症状が現れるのが平均して「4〜5年遅くなる」ことを、実際の患者データをもとに実証。現在でも語学と脳機能の関係を語る上で引用される重要な研究。
発表年代: 2007年(および2010年など)に主要な論文が発表。
発表元:エレン・ビアリストク博士らの研究(ヨーク大学)
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