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今日のどなたに

このタイトルとっておきだったのにな。

 いやこのタイトル、小馬鹿にしたマガジンとかで使いたかったんすよ。「これはすっごいナンセンスっすね」みたいな記事を集めたようなやつで。ま、何事もなかったかのように、しれっと使うかもしんないすけど。

週記、「ちょっとだけ」休もうかなって。

 おれ毎週、週記ですって「どんなラララ」ってタイトルで書いてるんですけどね、今週は休もうかなって。今月いっぱいくらい休もうかなって。いやコレどこ方面へのご連絡か分からないんですけど。報告されてもねえ?
 (なんか書いたり、読んだりはするんじゃないかな。たぶん)

今日、名古屋高裁で「同性婚を認めないのは違憲」と判決出て。

 ……ま、昨日か。おれ「同性婚はOKだろ派」だから、気分アガりまくっててもいいトコなんだけど、そういうニュース記事って匿名の方たちによる、ココロ削ってくるコメントで溢れるんすよ。それ読んじゃって。こんなキブンで(下図)。

うは。おれサイテーwww  アオリの角度でムスッとしてる自撮りとかしねーよな普通。

おれ、超タフなプロだからさ(何のプロかは不明)。

 いいのよ。全然いいんだけど、ふと「おれの一生、こういうレベルの話にずっと付き合うことで費やすワケ?」って思っちゃった、今日は。
 おれ51歳っすよ。なんならもうすぐ52歳だよ。人生ずっとこれかよ。「(結婚の)権利には不随する義務があるのを分かっているのか」なんて、なんでこの年齢で言われなきゃならないんだよ。

「なぜ損害賠償請求の形をとるのかくらい」分かってて。

 なんで同性カップルの婚姻届を受理せよという訴えで、額面100万とかの損害賠償請求になるのか、「結局、金っすか www」系の腐しってネットに溢れ返るんだけどさ、これ誰がやってもそうなるのよ。裁判って憲法の善し悪しを判断してくださいと訴えることはできなくて、「同性婚できないのは憲法違反ですよね?」と訴えることがそもそもできない。違憲状態によってどれだけ不利益があったかが問われるので「結婚できないことによってこれだけの損害を受けましたので賠償してよ」という訴えの形をとらざるを得ないの。だから「損害賠償請求の形をとって」申し立てを進めるなかで、「憲法上の人権侵害があります」と主張する。それが常道で、現行それしかないわけ。金が欲しくてやってるわけじゃないんよ。これ以上どう易しく説明できるのか分からないんだけど、原告側の個人の事情じゃなくて、「裁判てそーゆーもんなの」という話。その先の「なんで」は知らねえよ。でも。
 なぜ現在ゲイが同時多発的に「損害賠償請求の形で」訴えているのか、裁判所も弁護士もよーく分かってる。ホントはお金じゃなくて、ただ同性婚を認めないのが人権問題だという主張をゲイがしたいことは分かってる。他に手段がないからそうしていることは、裁判所はよく分かってるわけですよ。

だからそこはもう省こうぜ。

 原告になるカップルたちは金が欲しいわけじゃない。損害賠償請求の形になるのは原告側の事情じゃない。同性婚に反対したい気持ちをネットに書き散らかすのは構わないけど、彼らは守銭奴じゃない。原告側の弁護士は立場上は絶対に「賠償はされないでしょう」とは表立って言わないけれども、判決で損害賠償請求について棄却されることは誰にも分かってんのよ。ただその裁判では、裁判所が「同性婚が認められていない現行法」について「合憲か、違憲か」考えを示す。ここがキモなんです。今回で言えば、名古屋高裁は「同性婚を認めないのは憲法上の人権侵害で違憲である」という判断を示した。それを聴くために、彼らは訴えを起こしたということです。
 世論が成熟することを願って、個人がやってるんですよ。

いつまでこんなところで躓いているのだろう?

 でもね今日が終われば明日、明日が終われば明後日、腐す人たちが出て来る。それが「今日この日は面倒に感じた」というだけの話です。だってさ、この手の訴えが損害賠償請求の形をとるのは「同性婚とも」「ゲイとも」無関係な事情由来なのに、いつまでも世間は「結局金ですかあああああ?」って煽って来るのよ。「同性婚を法制化したら悪用する人がいるかも」というのは「法律婚のシステムにおける脆弱性」という話だし、「幼児と結婚したがる人も認めなければならなくなる」なんて絶対にないし、言うに事欠いて「子どもができる可能性がないカップルに認めるべきではない」なんて、「言い出すことさえ人としていかがなものか」というような話。

・サバの味噌煮(出来合いのやつ)
・春菊のおひたし(カツブシ、酢醤油)
・ハマグリの味噌汁(ちょっと長ネギ刻んだの入れたら旨かった)
・納豆(ひきわりは寿司か旅館でしか食ったことない小粒派)

いやこれは、おれの夕飯だけどさ。

ま、誰でも最初は「金かよ」と思うかもだけど。

 人権にかかることで裁判起こすなんて誰にでも必ず起こることじゃないしさ、実務的なことを知らなかったから「え、お金なの?」と思っても仕方ないとは思うんだけど。何年も続くのはおかしいよ。「同性婚 損害賠償」等のワードで検索すれば、「なぜ」の答なんてすぐ出て来ることなんだから。
 だからもういいよねそこは。同性婚訴訟は、金目的ではない。


寝て起きれば復活するようなココロでも

 ただ今夜は思ったのさ。「一生これが続くのかよ」って。誰かの、整合性もない、相対化もされない、ドブの底を引っかき回して見つけてきたような「不安」と名付けられた屁理屈を、聞かされながら人生終えんのかなって。

 おれはエキセントリック演じたりアホなこと書いたりしながらコレ続けてるけど、根っこはクソ真面目だって読んでくれている人たちは知り抜いていると思う。おれは社会がおかしくなるようなことなら反対してる。誰かの人権が侵害されるようなことなのであれば、それがゲイに選択肢を開くためでも望まない。絶対に望まない。同性婚は大丈夫だよ。その上で考えてみてほしい――人生ってさ、願っても叶わないことあるよね。でも選択肢は、制度に阻まれていてはいけない。この日本で、現在のゲイには選択肢がない。おれが人生で願ったのはただひとつ、あなた方の子孫に選択肢を残すことなんだ。セクシュアル・マイノリティ・マターは「最後の人権」と呼ばれる――それは完成してなくて、だからあなたたちはまだ、「人権」を見たことがないんだ。あなたはあなたの子や孫に「誰でも値段が付いているものなら買える」と教えてやれる。でもその先は、何も言えない。得もいわれぬ美しい旋律がある――誰かのために。「でもそれは君のためじゃないかもね」と、そう子どもたちに言えるだろうか。おれは「人の世には秩序がある」と言うよ――今夜じゃないけど、たぶん起きたら。明日とか、明後日には。きっと。


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