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ダンボールとミニ四駆 -「本気」というものを背中で見せてくれた父

ダンボール箱を見ると、父とミニ四駆を連想します。

小学生の時、一番ハマったおもちゃはミニ四駆でした🚙

小学校三年生のときに、レッツ&ゴーというマンガとともに、ミニ四駆の大ブームが来ました。

近所でタミヤの看板を掲げるおもちゃ屋さんに行って、
貯めたお小遣いからミニ四駆を買います。

ミニ四駆を組み立てると・・・

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さっそく家に帰り、ワクワクしながらミニ四駆の箱を開けます。

慣れない工具を取り出し、ゴソゴソと組み立てます。

弟が助けて欲しそうな顔をしていたので、
少しずつ助けながら自分のマシンを組み立てます。

組み立てると走らせたくなるのがミニ四駆です。

単3の乾電池を2本入れてスイッチを入れると
「ウィーン」とタイヤが回ります。

くるくる回るタイヤを見て、
何もしないわけにはいきません。

どこかに走らせたそうな顔をしていると、
父はおもむろにダンボールを切り出しました。

走らせるコースを作り出したのです。

ミニ四駆の幅を調べてガムテープで貼り付けます。
私と弟がミニ四駆のタイヤを見ている横で、
父は前かがみになって、黙々とダンボールを切ります。

しばらくすると、2メートルほどのまっすぐなコースができました。

どうしても欲が出て、丸いコースがいいとリクエストをします。

「ダンボールがもっといるな。」

という話になり、
父と一緒に近所のスーパーに出かけます。
ダンボールだらけでの帰宅です。

ひたすらダンボールと向き合い、
1レーンのコースが完成しました。

コース上でミニ四駆が走ったことがとても嬉しかったとともに、どうしても壁が弱くてコースアウトして、家中を走り回るミニ四駆を追いかけました。

コース作成には数時間はかかり、
父は首や腰が痛そうでした。

数日後・・・

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しばらくすると、さらなる欲が出てしまいました。

「2つで競争させたい」

1レーンしかないと競争ができないので、
2レーン目を作ってもらうことにしました。

腰が痛そうな父には申し訳ないと思いながらも、
自分はダンボールを貼り付ける役を担当しました。

弟はコースを踏みつけないように、
必要なものを運ぶ係だったような気がします。

腰をひねり、首を回して黙々とダンボールと向き合い、
数時間が経ち、2レーンのコースが完成しました。

「自分の家にはコースがあるぞ。」

と自慢げに近所の友達を誘い、
みんなで自家製コースにミニ四駆を走らせました。

私の息子がダンボールを手にした日

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「遺伝なのか。」

と思わせるかのように、
先日私の息子がダンボール箱を指差し、
何やら遊びたそうな顔をしていました。

洗濯機が入っていた大きなダンボールを取り出し、
これを切って遊ぶことにしました。

ミニ四駆のコースまでは行かないまでも、
箱に穴を開けて窓を作り、
家のようにして遊びました。

なかなか切れないダンボールに手が痛くなり、
父を思いながらダンボールに向き合います。

穴を開けて窓とドアを作るだけなので
それほど時間はかかりませんでした。

嬉しそうにダンボール箱の家に入る息子を見て、
手の痛さは忘れ去りました。

最後に

今でも父とダンボールを見かけると、
ミニ四駆の話題になります。

こうやって今でも鮮明に私の記憶に刻み込まれているのは、父が「本気とは何か」を背中で見せてくれたからだと思います。

言葉だけでは伝わらないもの、
それを父の背中で教えてもらうことができました。

ちなみに、手製ダンボールコースも数ヶ月後に寿命がきて、弟との合同の誕生日プレゼントでミニ四駆のコースを買ってもらいました。

新しいコースが来て嬉しかったとともに、
ダンボールのコースを壊して捨てる時に、
何やら寂しさを感じました。

大切なのは買い与えるモノだけはなくて
子どもと一緒に過ごす時間

父の教えを自分の息子に実践できるか。

息子への実践を試みようとする度に、
父への感謝が止まりません。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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