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ママとバーバは言いやすい - 発音の話

ジージはがっかりしなくて大丈夫です。

赤ちゃんは言いやすいんです、ママとババとパパ。

こちらの記事の調査によると赤ちゃんの初めての言葉のランキングは以下だそうです。

1位 (いないいない)ばぁ
2位 まんま(食べ物、ごはん)
3位 わんわん(犬など)
4位 ママ
5位 パパ
6位 あっ!(注意を引きたいときに)
7位 はい (返事、物を手渡すとき)
8位 バイバイ
9位 あーあ(失敗したときに)
10位 アンパンマン

ちなみに英語を話す赤ちゃんも気になったので調べてみました。こちらの記事によると、ランキングは以下のようです。

1. Dad (or Dada, Daddy, Papa, etc.)
2. Mom (or Mama, Mommy, Mum, etc.)
3. Hi (or Hiya, Hey, Heya, Hello)
4. Buba (or Bub or Baba)
5. Dog (or Doggy, Puppy)
6. Ball
7. No
8. Cat (or Kitty)
9. Nana
10. Bye

自分の息子の乳児の時代を振り返ると、怒涛の忙しさで何を最初に言ったかという順番は覚えていないのが反省です。少し赤ちゃんの例を出してみましたが、今日は英語の発音について見てみたいと思います。英語の音声学を元にしています。

下の図は、顔を横から見た発声器官を示しています。

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その中でも、Bilabial sound (bi-二つ、labial - 唇) といって両唇を使って出す音があります。両唇を使って出す音は全部で4つです。まだ歯がない赤ちゃんでも使える器官は、舌、唇、声、息です。

/p/  /b/  /m/  /w/

以前に「音は見えるのか」ということに触れました。大人になってから、聞いた音を音声だけで真似するのは難しいので、見えるようにして発声方法を知り、意識的に音を出すということが一つの解決策という話を書かせていただきました。

音の見えるために表記する方法が発音記号で、その中でもIPA式というものが国際的に主流です。日英辞書で単語の横に発音記号が出ていると思いますが、アメリカ式 (Jones式) で出て来る場合もあると思います。ここでは国際音声記号のIPA式で表記していきます。

音を定義する際に必要なポイントは3つです。

1. 音の生成場所 (Place of Articulation) - 両唇、唇、歯、舌と歯、等
2. 音の発声方法 (Manner of Articulation) - 破裂、摩擦、鼻から息を出す、等
3. 声帯を鳴らすかどうか (Voicing) - 有声、無声

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◎小さな鏡を準備して口の動きを見ながら練習してみても良いと思います。

/p/ 
1. 音の生成場所:両唇
2. 音の発声方法:破裂させる
3. 声帯:無声
*鏡を前に起き、両唇が見えなくなるように閉じた状態で息を思いっきり出します。目の前にティッシュを置いて、ティッシュが動くかどうかをやってみると良いでしょう。英語 /p/ の音は日本語の「パ」よりも息を強く出します。
(e.g. pan, pen, pin, poll, pull, pound)

/b/
1. 音の生成場所:両唇
2. 音の発声方法:破裂させる
3. 声帯:有声
 *上記の/p/の音の出し方は基本的には同じです。その際に喉に手を当てて、声帯の音を鳴らします。日本語の「バ」というよりも唇を意識すると良いと思います。
(e.g. bun, ban, ben, bin, ball, boots, bounce, blueberry)

/m/
1. 音の生成場所:両唇
2. 音の発声方法:鼻から抜ける
3. 声帯:無声
* /p/ と /b/ と同じように唇が見えなくなるくらいまで閉じて、声帯を鳴らすと、鼻のあたりがブルブルします。これが/m/の音です。
(e.g. must, man, make, men, mint, mall, moose, monitor, mouse)

/w/
1. 音の生成場所:両唇
2. 音の発声方法:口を丸める
3. 声帯:有声
*口笛を吹くように口を丸めます。息がギリギリ出るか出ないかぐらい小さな穴を開けて声を出す。次の母音によってリリースの仕方や舌の準備は異なります。日本語の「ウ」よりも口をもっと丸めて小さい穴で発音するイメージです。
(e.g. wonder, wednesday, window, week, wall, wound )
◉子音の後の次に来る母音が何かによって、子音を出すときに舌の位置の準備をしておくことも大切です。


最後に
今日は4つの子音について、定義を元にまとめてみました。意識して発音をしていきたい方の参考になれば幸いです。

赤ちゃんはここまで意識して口を器官を使えていないので、出しやすい音や、出てしまった音が /b/ /p/ /m/ /w/ なのでしょう。いつか必ずジージというも出てきます。息子は歯が生える前からジージの連発でした。

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


Reference

Roach, P. (2009). English phonetics and phonology: A practical course (4th ed.), Cambridge University Press.

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