米国のトランプ大統領とイーロン・マスク氏の蜜月関係は続くか? 勝手に易サイト(43)
政府効率化省のイーロン・マスク
米国のトランプ大統領が就任して一か月が過ぎた。
選挙期間中の公約を守るかのように矢継ぎ早に大統領令を発令し、良きにつけ悪しきにつけ内政面・外交面で多くの国、機関、人々へ大きな影響を与え始めている。
その大統領のスタッフの中の急先鋒が、政府効率化省(DOGE)を率いる
実業家で世界一の大富豪のイーロン・マスク氏だ。
疾風の如き速さで国際開発局(USAID)や消費者金融保護局(CFPB)の解体といった政府機関の閉鎖や予算凍結、人員削減を実施している。
また、SNSを駆使してイギリスのスターマー首相をばかにしたり、ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢」を応援するなど欧州の各国政府をひっかき回すような発信を続けてている。
トランプ大統領とイーロン・マスク氏はピタリと息が合ったように政府の規制改革などを推し進めているように見える。2025年は世界から最も注目を集めるコンビといっても差し支えあるまい。
しかし、この両者は個性も際立ち、謙譲の美徳という言葉からは程遠い性格の持ち主である。「英雄並び立たず」でそれぞれが自分がナンバーワンでなければ気がすまない気性だ。
早晩、二人の蜜月関係は崩れると予想する人も多いように思える。
特に、中国を巡る見解がどう収束するかは予断を許さない。
中国を最大のライバル国と位置づけ、アメリカファーストと関税を重視するトランプ大統領。自らのビジネスの成長を重視し、中国の習政権とも親しい関係にあるマスク氏。
二人が中国に関わる対応で対立しケンカ別れすれば、マスク氏がトランプ政権から離脱することは容易に想像がつく。
そこで、今回はトランプ大統領とイーロン・マスク氏の蜜月関係が、時期として例えばアメリカの次期中間選挙(2026年11月)まで続くかを診てみたい。
イーロン・マスクとは何者か
今回は、いつものように立筮で占断を行う前に、その的中率を高めるために、時代の寵児ともいうべきイーロン・マスク氏についてもう少し詳しく調べてみたい。
現在の彼はご存知のように、電気自動車テスラCEO、宇宙開発スペースXのCEO、そしてSNSのX(旧Twitter)のオーナーでもある。また、資産3137億ドル(約48兆円)と世界一の富豪である。

そのイーロンは1971年6月28日に、技術者で実業家の父エロール・マスクと、栄養士の母メイとの間に南アフリカで生まれている。
やがて、最新のテクノロジーへの憧れから米国への移住を望むようになる。
離婚した母親のつてで、1989年18歳の時に先ずカナダに移住する。
製材所でのボイラーの清掃やチェーンソーで丸木を切る過酷な労働をこなしながらお金を貯め、1989年に19歳でカナダのクイーンズ大学に入学している。
1991年には奨学金を受け夢だったアメリカへ移り、ペンシルベニア大学へ進学し経済学と物理学の学士を取得している。
1995年にはスタンフォード大学の大学院進学中に、当時勃興したインターネットを活用したベンチャー企業Zip2を弟や友人と立ち上げる。
地図や道案内、イエローページなどを備えたインターネット上のシティガイドを開発し、新聞社に売り込んだ。マスクは毎晩のようにウェブサイトのコーディングに励んだという。
このベンチャーを大手IT企業に売却した資金を元手に、次々と別のベンチャー企業を立ち上げ、また有望な企業の経営に加わり成功を重ねていったわけである。
文字通り裸一貫から身を立て、アメリカンドリームを体現した人物である。
そして、イーロン・マスクが技術者であり実業家として大成功を収めたことで、あのアップルの共同創業者で20世紀後半から21世紀初頭における最高のエンジニアでカリスマ経営者のスティーブ・ジョブズと比較されて論じられることが多いのは、周知の事実であろう。
筆者としては、思索的で東洋の宗教や哲学にも興味を持ったスティーブ・ジョブズに比べて、品性に欠けあまりお行儀の良くないイーロン・マスクは、好みではない。
とはいえ、ここでは公平に二人の運命を比べて、占的対象のイーロン・マスクの持つ真の性情にせまってみたい。
子平(四柱推命)により運命を読み解く
子平(四柱推命)は、古代中国の陰陽五行思想に基づき「命式」を作成しその人の持っている運命や性格、才能を読み解くもので、「命」の判断に関して、その的中率の高さから世界最高の「占術」とされている。
専門用語も多く出てくるが、なるべく平易に二人の「命式」を読み解いてみたい。
この看命に興味のない方は読み飛ばして頂き、易断の章に
お進みいただきたい。
スティーブ・ジョブズの命式を読み解く
スティーブ・ジョブズは1955年2月24日にアメリカ合衆国カリフォルニア州で生まれている。命式は下記に示す内容となる。

生年が乙未年
生月が戊寅月
生日が丁巳日となる。
命式に基づいて看命してみよう。
この命式は月令を得ていて(旺相)、通変星も本人にエネルギーを与える印星が多く、十二運も強い。ジョブズは身旺といえる。
次に五行を集計する。
木気が2、日主を含む火気が2、土気が2そして
金気と水気が0というかなり偏った五行になる。
通変星を見ると、
年柱が偏印、食神の組み合わせ
月柱が傷官、印綬、
日柱に印綬が入る。
印星の印綬(正印)、偏印が一つ、
比劫星が比肩、劫財と正偏一つずつ
そしてこれまた食傷星が、食神、傷官と正偏一つずつある。
この命式には財星と官星が顕れていない。
この人の命式は非常に偏りがありながら、それなりに均整がとれているというか、尋常でない星の配置といえよう。
五行の配置と通変星から、全体運と性格を読み解く。
この人は才能豊かで、新しい物やシステムを発明、発見する天性の素質を備えてる。
機に敏で、決断力に優れており進取の気性に富む人といえよう。
一方で、性格的には好き嫌いが非常に激しく、他の人との円満な交際はかなわないようだ。
社会の良識やいわゆるマナーも気にかけない。
本人は他人が自分のことをどう思うか気にしないので、多くの誤解や非難中傷を受けることがありそうである。
職業的には、発想やアイデアが豊富で、それを具現化する実行力、表現力にも優れているので技術者や研究家が向いている。
大きな組織の中より、小さなチームの中でリーダーとして働くほうが自分の力を発揮できるだろう。
基本的に強い運命の持ち主なので、自分の天職を見出し、側近というか、良い助言者や協力者に巡り会えば社会の有用な材として大きな仕事をこなす可能性が高いといえそうだ。

ただし特に中年以降は注意が肝要な部分がある。
人の忠告や意見を聞かず独裁者のようにふるまえば対人関係で軋轢が増し、
強い孤独感やストレスを受ける。体調を崩したり仕事に失敗するような事態にも陥りかねない。要注意である。
また、神秘的思想や宗教に強い関心を寄せる性情があり、本人が宗教家として生きても活躍が出来そうだ。
家族関係はなかなか複雑で、人間関係で苦労するであろう。
月支と日支の十二支の寅亥は刑・害に当たりあまり良い象意ではない。
命式にはこの人が養子に出される可能性があることを強く示唆する星が見える。配偶者は、しっかり者でよく本人を支えてくれるが、中年以降は夫婦喧嘩が絶えなくなる危険もありそうだ。
特に異性関係には注意が必要である。
子供運があるとはいえない。
(命式の看命内容と異なり、実際のスティーブジョブズには、昔付き合っていた恋人との間に一人、結婚をした妻との間に三人の子に恵まれている。
命式解読後にスティーブ・ジョブスの生涯を調べてみて、誤りに気が付いた。
子供を表わす官星がこの命式上は顕れていないが、別の方法で調べると官星はしっかりとしている。命式の読み解きが甘かったようで、この部分は筆者の看命のミス。)
以上、ざっくりとスティーブ・ジョブズの命式を読み解いてみた。
事業において大成功の可能性を秘めた人物であることが命式からも読みとることができる。
補足になるが、この生日の組合せで月齢が深い場合は、ベンチャー企業の
オーナーとして一代で成功する人に多く見られる組合せである。
しかし、中には晩年に独断専行で強引な経営を行って、事業を破綻させる経営者も多く見受けられる星の配置でもある。
スティーブ・ジョブズがそのどちらに当たるかは大運を慎重に検討しなければならない。ここでは詳細は省くが、大運は10代から30代は北方水運を巡り、十二運も弱くなり命式とバランスが保たれて総合判断としては「吉」となっている。
結論:独立独歩で非常に浮き沈みが大きい波乱の人生を歩むが、技術畑出身の事業家として最終的に成功する可能性が高いと読み解ける。
スティーブ・ジョブズの真実の姿
スティーブ・ジョブズの評伝を読んでみての印象だが、性格については「最悪」と言ってよい点が多々ある。
癇癪持ちで自分の意にそぐわない場合は、辛辣な言葉で従業員を罵倒したり、ときにはその場でクビにしたりもしている。
部下に週90時間の仕事を求めることもしており、現在ならパワハラで訴えられる。
また、部下のアイディアを盗んで、あたかもそのアイディアを自分で思いついたかのように話していた、というようなエピソードもある。
性格の悪さは命式に現れたとおりである。
どうも天は二物を与えずで、徳性が高くマナーの良いことと、天才的な発明の才、事業家としての才能とは無関係なのだろう。
一代で一つの革新的な事業を起こし、大成功を収める人物には、普通の人の常識で測れない「狂気」のようなモノが存在するようだ。
そして、以上のような多くの欠点があるにもかかわらず、エンジニア、実業家としてのスティーブ・ジョブズの評価、功績はいささかも揺るがないと思う。
アップルのPCもそうだが、スマートフォン(iPhone)の発明と普及活動で、情報通信の分野で人類の文化と習慣を大幅に変革させたのである。
イーロン・マスクの命式を読み解く
それではここから本題のイーロン・マスクの命式をスティーブ・ジョブスの命式と比較しながら読み解いてみよう。
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