算定者なら知っておきたい!【ギプス包帯】が算定できる医療材料
医療現場で使用されるギプス包帯やスプリント素材は、診療報酬の算定対象になる場合があります。しかし、どの材料が算定可能かについては、使用目的や特定保険医療材料としての登録状況によって異なります。本記事では、初心者にもわかりやすく、ギプス包帯やスプリント素材が算定できる代表的な医療材料について解説します。
ギプス包帯とは?
ギプス包帯は、骨折や脱臼などの治療時に患部を固定するために使用される医療材料です。硬化して強固な固定を提供する製品が多く、患者の快適性や操作性にも優れたものが増えています。
算定可能なギプス包帯の種類と製品例
1. 硬化型ギプス包帯
硬化して高い固定力を発揮するギプス包帯は、診療報酬点数で算定可能な代表的な材料です。
オルソグラスⅡ(日本シグマックス社)
高強度かつ軽量なガラス繊維製ギプス包帯。防水性が高く、患者の快適性に配慮。
→ 主に骨折の固定に使用され、特定保険医療材料として算定可能。
デルタキャスト エリート(日本シグマックス社)
柔軟性がありながらも硬化後はしっかりと固定。ポリエステル製で操作性が高い。
→ 捻挫や軽度外傷の固定にも適用。
キャストライト・α(アルケア社)
水硬性の石膏包帯で、硬化が早く作業効率が良い。
→ 長期固定が必要な骨折治療に利用。
2. スプリント素材(副木)
スプリントは部分的な固定に使用される材料で、使用目的によってギプス包帯として算定できる場合があります。
ライトスプリント・Ⅱ(アルケア社)
水硬性ファイバーグラス製で、軽量かつ簡易的に扱える。
→ ギプス代替としての使用が可能で算定対象。
スコッチキャスト™ スプリント(3M社)
自由にカットできるファイバーグラス素材。硬化後は強固な固定を提供。
→ 患部の状態に応じた適用が可能で算定対象。
オルフィキャスト(パシフィックサプライ社)
低温熱可塑性樹脂で作られた素材。湯で柔らかくなり、成形が簡単。
→ 部位にフィットする副木として使用可能。
3. ハイブリッドシーネ(着脱可能なギプス包帯)
サムスパイカ(前腕)
母指の内転、外転および手関節の背屈、掌屈の動きを制限します。リスト(前腕)
手関節の掌背屈・回内外・尺屈の動きを抑制します。ニー(下肢)
膝の症例に合わせて伸展位と軽度屈曲位での固定が可能。アンクル(足関節)
フロントオープン形状で腫脹がある足にもしっかりフィット。スパイン(体幹)
体幹前面をギプスシーネで固定し前屈動作を制限。
注意事項
対象外となる包帯 通常の弾性包帯や伸縮包帯(いわゆるテーピング素材)は、ギプスとしての算定対象外。
特定材料の基準 各種ギプス包帯は「特定保険医療材料」として算定できることが前提であり、厚生労働省が指定した品目である必要があります。
算定可否の確認 最新の診療報酬点数表や厚生労働省の材料リストを確認し、算定可能かどうかを確認してください。
まとめ
ギプス包帯やスプリント素材の中には、診療報酬点数として算定可能なものが多く存在します。ただし、使用する製品が特定保険医療材料として登録されていることが条件です。最新の診療報酬点数表を確認しながら、適切な算定ができるように頑張りましょう。
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