名探偵コナン 黒の組織と若返りの薬
FBIと対立する黒の組織
『名探偵コナン』は江戸川コナンの目を通して事件が展開するので日本を舞台にした作品だと思われがちであるが、黒の組織に焦点を当てると一転して国際色豊かな作品となり、関連する幼少期の工藤新一らのエピソードも必然的に海外を舞台としたものとなっている。
そもそも黒の組織と対立しているのは江戸川コナンでもなければ日本の警察でもなく、アメリカの捜査機関であるFBIやCIA、そしてイギリスのMI6などが主であり、むしろ組織の中心人物とされるジンやウォッカらに至っては江戸川コナンという少年の存在すら知らないのである。
読者から見ると江戸川コナンを中心にした話だと思われがちなのであるが、実際には黒の組織はコナンを認識してさえいないのである。
黒の組織が疑っているのはFBI捜査官でありながら組織に潜入していた赤井秀一であり、また一時疑いかけたのがCIA諜報員として同じく組織に潜入しているキールである。
これらアメリカの捜査機関の関与を疑ってはいるものの、コナンらは眼中にないのである。
ジンやウォッカらが日本を拠点に活動しているのは組織として日本を重視していることの裏返しではあり、その象徴として最近「あの方」の正体と判明した烏丸蓮耶が挙げられるものの、ジンやウォッカらがその背景に気付いている節はない。
ただしあの方のお気に入りとして有名なベルモットはコナンの存在に気がついている風なので、彼ら精鋭が日本を拠点にする理由も含めて、間接的な関わりは示唆されるといった程度の関係性である。
ただしあくまでも組織にとっての明確なライバルはFBIやCIAといったアメリカの捜査機関にすぎず、コナンはベルモットら一部関係者に異なる理由で注目されているにすぎない。
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