次は自分だった。検診センターからの一本の電話

次は自分だった。

この間、人間ドックに行った。
まだ1週間もたっていないのに、検診センターから電話が入った。

「折り返しください」

え……😱
一気に嫌な予感がする。

折り返すと、
「オプションで頸動脈エコーをされましたよね。その際、甲状腺の所見があり、早めに受診された方がいいと判断しました。画像は郵送しますので、受診をお願いします」

え〜!
とにかく、落ち着け。

まずは主治医に電話。
私は血圧で内科に通っている。

電話口の先生は若いけれど、とても冷静。
「健康診断は、何かあれば“至急”の連絡が入ることがあります。慌てず、でも早めに受診してください」

そう言ってくれた。
甲状腺の専門も、この辺りなら〇〇ですね、と具体的に教えてくれた。
「絶対そこじゃないですよ」と余計な不安を煽らない言い方もありがたかった。

あとで電話代や相談料を請求されてもいい。
それより、今はこの安心感の方が大事だった。

すぐに病院へ電話。
初診は予約が取れないと言われたけれど、
「2日連続で来られる日を教えてください」とのこと。

手帳とにらめっこして、水・木に決定。
午前中は時間休を取ることにした。

職場には正直に伝えた。
すると、みんなが心配してくれた。

介護で休むことも多かった。
今度は自分のことか…と思う。
だからこそ、できる限りまた仕事を引き受けていかないと、なんて考えてしまう。

でも、50を過ぎると、
周りへの気遣いが少しずつ減ってしまう自分にも気づく。
気をつけないと。

考えても仕方ない。
水曜日、病院に行く。それだけだ。

父にもそのことを伝えた。
すると、目に涙をためていた。

心配してくれているんだろう。

夜、短い面会の時間。
幼いところもあるけれど、やっぱり父は父だ。

元気だった頃の父を思ってしまうこともあるけれど、
最近、父の友達から電話がかかってくる。
私が応対し、「葉書を送ります」と言ってくれた。

85歳のおじさんたち、まだまだ元気だ。
父は、今も人に気にかけてもらえている。

それが、なんだか誇らしい。
私は、そんな父を心から尊敬している。

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