器を組み合わせることで生まれる表現の広がり(『いけ花龍生』6月号掲載/本部4月自由花一級研究会より「複数の器を使って」)
東京・市ヶ谷の龍生派本部で毎月テーマを設定して開催されている、自由花研究会の最上級クラスから、入賞作品ほかをご紹介しているのが、月刊『いけ花龍生』「本部自由形一級研究会」のページ。
今回は、「複数の器を使って」がテーマです。
花器に限らず、視野を広げて身の回りにある“水を保てるもの”をうまく活用し、さらに複数使うことで、さまざまな展開と植物の新たな表情="貌"(かお)を発見していきましょう。
(同研究会では非常に優れた作品に「佳作」、ついで「努力賞」、「入選」の順で賞が与えられます。なお、何年にもわたり優秀な成績を継続的に修めた方が、「無審査」となります。)
講師:龍生派家元 吉村華洲
*このnote記事は、『いけ花龍生』6月号掲載の記事と同内容です
『いけ花龍生』2025年6月号(全40頁)電子版(700円)
https://www.fujisan.co.jp/product/1281703286/b/2668109/
冊子版(850円/送料込み)
https://www.ryuseiha.net/2506ryusei/

[無審査]本間淳揚
花材=こうもり蘭、チューリップ、ハーデンベルギア
器=陶アーチ型花器、陶扁平花器
「アーチ型の花器に扁平花器を差し込んだ、形状の異なる器の組み合わせがユニークです。上の扁平花器の挿し口の膨らみは、こうもり蘭の緩やかなカーブと同調しています。左右へ大きく広げた展開の中で、中央のチューリップとこうもり蘭は手前に大きく張り出し、立体感を強調しています」(家元 吉村華洲)

[入選]古川寿光
花材=油菜
器=陶黒色方形花器(3個)
「三つの花器から立ち上げた油菜が複
雑に絡み合う姿が印象的で、一本一
本の線をよく観察していけられてい
ます。花器の数を
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