【Lil Fovnt #64】無敗の若き無敵艦隊とメッシの涙。ワールドカップ2026終幕。
ついにワールドカップ2026が終わってしまった。
決勝のカードは、スペイン対アルゼンチン。
結果から言えば、延長戦の末に1-0でスペインが勝利し、2010年の南アフリカ大会以来となる4大会ぶり2度目のワールドカップを勝ち取った。
若きスペインの戴冠で幕を閉じた今大会。
凄まじいのは、これでスペインが公式戦38試合無敗という世界新記録を樹立したことだ。
試合展開は、まさに前回の記事で書いた「スペインの強さ」が凝縮されたような内容だった。
準決勝と同様、徹底して組織的なサッカーを展開し、終始ピッチの主導権を握り続けるスペイン。
対する前回王者アルゼンチンも、押し込まれながらも持ち前の気持ちの強さとフィジカルを活かしたディフェンスで必死に耐え抜く。ヒリヒリするような攻防が続いた。
しかし、迎えた90+3分。
アルゼンチンのエンソ・フェルナンデスがパウ・クバルシを倒し、この日2枚目のイエローカードで無念の退場。
数的不利という重いハンデを背負って延長戦に突入したアルゼンチンに対し、ついにスペインがゴールをこじ開ける。
ニコ・ウィリアムズがヘディングで落としたボールに素早く反応したフェラン・トーレスが、豪快にボールを蹴り込み、待望の先制点を奪った。
終盤、決死の猛攻を見せるアルゼンチンを凌ぎ切ったスペインが、そのまま頂点へと登り詰めた。
この試合、90分の段階でのあるデータがすべてを物語っている。
シュート数、スペイン14本に対して、アルゼンチンは「0本」。
ここが今のスペインの本当の恐ろしさだ。
数字が明確に示しているように、彼らは前回王者のアルゼンチンに対して「何もさせない」完璧な試合展開を、ワールドカップの決勝という大一番でやってのけたのだ。
ピッチ上で爆発するスペインの歓喜と、メッシの涙。
一つの時代が終わり、新しい時代が始まることを象徴するような、美しくも残酷な光景だった。
こうして、世界中を巻き込んだ最高峰のThe Arenaは幕を閉じた。
ただ、一つだけ。
その後の閉会式を見ていて、個人的に「どうしても気になること」があった。
自分的にはここに書き残しておこうかとも思ったのだが、各国の選手たちが見せてくれた素晴らしいプレーや熱量に、水を差したくない。
だから、その話はまた別の機会に書くことにする。
今はワールドカップの余韻に浸りたい。
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