【Lil Fovnt #13】バンクシーの新作と、それを囲う世界
少し前に、「ついに本人特定か?」なんてニュースが界隈を騒がせ、先月自分もバンクシーについて書いたばかりだった。
そんな絶妙なタイミングで新作が出たというので、書いておこうかと。

今回の新作、まさかの「銅像」だ。
正直、面白かった。
しかも、結構でかい。あのサイズ感がまた面白い。
あんなでかい銅像を一夜で置いたみたいだから、なお面白い。
誰か気付かないもんかな。
気がついても、そっとしておくか。
もちろん、彼のことだから何か強烈な意味やメッセージを込めて作ったんだろう。
自分なりに見て、「ああ、そういうことなのかな」と思った部分もあるが、それをここで解説するのは野暮だからやめておく(多分間違ってるし)。
それよりも今回面白いのは、この「状況」そのものだ。
こんな結構なサイズの銅像を、勝手に街のど真ん中に置いて、放置する。
そしたら今度は、置かれた側のウェストミンスター区が、わざわざ保護のための囲いを作り、「最新作が設置されて大変嬉しく思う」と感謝までしているのだ 。
勝手に置いていかれた得体の知れないデカい像を、自治体が喜んで保護する。
このひっくり返ったような構図自体が、もはやひとつの作品みたいで笑えてくる。
バンクシーには、いつまでもそうであってほしい。
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